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2015年6月21日 2015年6月21日
レレレのシンゾーの決まり文句に「絶対に」ってのがある。最近も、「アメリカ戦争に巻き込まれることは絶対にない」って喚いていた。でも、それはただの感情論というか思い込みというか希望的観測というか、その根拠となるとまったく説明つかなくて、最後には「私は総理大臣だから」ってバカボンのパパ゚になっちまう。競馬の鉄則を持ち出しまでもなく、この世の中に「絶対」なんてものは存在しないこととは一般大衆労働者諸君は百も承知だ。
そもそも、「絶対」なんてことを口にした瞬間からその論理は胡散臭くなるもので、レレレのシンゾーと不愉快な仲間たちが繰り出す政策がいつも釈然としないのもそうした根拠のない決めつけで動いているからなんだね。そのひとつがマイナンバーで、「漏れた年金」が発覚した時には布袋頭の甘利君なんか所管大臣でありながら「システムには厳重なファイアウォールがあり、マイナンバーのデータにアクセスできる職員も限られている」から安全だって能天気なコメントしてたくらいだ。
でも、「漏れた年金」に続いて防衛省でも情報漏れがあったり、東京商工会議所からも7000人分の個人情報が流出したり、人間のやるセキュリティーに「絶対」はないってことがどんどん証明されちゃって、マイナンバーも風前の灯と思ってたら、なんとまあ、保険会社がマイナンバーの情報が流出した場合の企業向け保険ってのを発売するそうだ
・<マイナンバー保険>流出補償の企業向け 損保ジャパン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150620-00000029-mai-bus_all
保険会社が乗り出したってことは、おそらく裏では政治も絡んでのことなんだろうね。だって、どう考えたって保険会社がシャシャリ出てきたってことはそれだけで社会不安を煽るようなもんで、セキュリティーに「絶対」の信頼があればこんなことは国がさせるわけがない。てことは、国がマイナンバーのセキュリティーの脆弱性、危険性を認めたようなもんなんだね。「漏れた年金」では被害があった場合の補償はどうするんだって国会でさんざん野党から攻められたもんだから、そうしたリスクを回避するためにも保険会社と手を組んだってのが正直なところなんじゃなかろうか。
ひとを馬鹿にした話だ。2000億円プロジェクトと言われるマイナンバーには巨額な税金が投入されているんだが、そのリスク回避のために企業が保険に入るんだってさ。その金もまた社員がコツコツと働いて稼ぎだした利益から拠出されるわけで、なんのことはない税金の二重取りみたいなもんなんだよね。
こうなると、マイナンバーってのは保健会社を儲けさせるための方便みたいなもんです。そのうち、個人向けの保険なんかも出てきたりして。かつての個人年金みたいに、保健会社の破綻でやらずぶったくりってなんてことの再現があったりしたら大笑い、ってなもんです。
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