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安倍晋三が砂川判決を持ち出すわけ
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2015-06-20 反戦な家づくり
安倍晋三があまりにも支離滅裂なので、やがて自滅するだろうと言う論調もあるが、楽観に過ぎる。
安倍たちは、最初から論争などするつもりはない。適当にあしらって、速攻で強行採決あるのみ、と腹をくくっている。
論理破綻していること、論争では勝てないことははなから百も承知で、ただただ数で法律を通し、戦争開始に一刻も早く備えるのだ、という一点に意識は集中されている。
エジプトで安倍晋三がISISに対して宣戦布告した2月1日から、すでに日本は戦争中なのだ。
ただ、戦闘をするための法律が間に合わず、泥縄で作っているのが今。
もう目の前でドンパチ始める準備をしている安倍たちに、議論などまったく眼中にない。
危機感を感じている国民は 「このままだと戦争になる」 と思っているが、実際は「すでに戦争中」なのだ。
戦闘は戦争の中の一局面であり、戦闘はまだ始まっていないけれども、もう戦争なのである。
安倍一族は、その覚悟をもっている。
反対する側が、平和ぼけの認識では、何をやっても後手後手に回る。
砂川判決を、安倍が持ち出した件もそうだ。
砂川判決は集団的自衛権のことを何も言っていない、という批判は正しい。
たしかに、水分を摂ってもいいと言われて、いきなり酒を飲むようなもので、判決をだした張本人が怒りの会見をするのもわかる。
しかし、安倍が砂川判決を持ち出した理由は、集団的自衛権の正当化のためではない。
全国の裁判所に対する恫喝だ。
砂川判決の最高裁判決は、周知の通り、米国大使であるマッカーサー2世の命令により、地裁の伊達判決を覆して下された。
形式的には独立後であるにもかかわらず、米国大使が日本の最高裁判所の判決を決めたのである。
それが明らかになっているにもかかわらず、判決が無効になるどころか、今になって政府が自己正当化の根拠だと言い出した。
つまり、安倍の言いたいことはこうだ。
「集団的自衛権は、米国の命令なんだから、違憲判決なんか出すなよ」
全国で集団的自衛権にたいする違憲訴訟が相次ぐのは間違いない。
大多数の憲法学者が違憲という以上、地裁レベルでは違憲判決が相次ぐ可能性は高い。
それを見越して、「おまえら、砂川判決をわかってるよなあ」 と、凄んで見せたのだ。
立法と行政の権力は完全に掌握した安倍晋三が、わずかに独立性の残る司法権に対し、「逆らったらどうなるか分かってるな」と恫喝しているのだ。
安倍一族を甘く見てはいけない。
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