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選挙やデモ、世論などの人々の行動が、国の政治に影響を及ぼしていると感じている人が、2千年代に入って増えている/5年ごとのNHK「日本人の意識」調査〜40年の軌跡
(NHKが1973年から5年ごとに行っている「日本人の意識」調査の最新の結果ー政治、ナショナリズム、基本的価値観と取り上げる/2014年7月1日))
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2014_08/20140801.pdf
選挙やデモ、世論などの人々の行動が、国の政治に影響を及ぼしていると感じている人が、2000年代に入って増えている。国の政治が取り組まなければならない課題では、「経済発展」を挙げる人が最近の5年間で増え、「福祉の向上」は減少した。
また、「人間らしい暮らしをする」という生存権が、憲法で決められた権利であると知っている人は80%近くいるが、表現の自由と団結権についてはそれぞれ36%と22%にとどまっている。
「日本人はすぐれた素質をもっている」、「日本は一流国だ」と考える人が前回に続き増え、日本や日本人に対して自信をもつ人は、過去最高だった83年の水準に近くなった。また、天皇に対して「尊敬の念をもっている」という人も34%と前回に続き増え、昭和時代の73年の水準に達し、「交感をもっている」と並んだ。
親せきや職場の同僚と「なにかにつけ相談したり、たすけ合えるようなつきあい」が望ましいという人が最近の5年間でも減り、隣近所と合わせて、密着した人間関係を望む人は40年間で大きく減少した。
また、前回調査から今回の間に東日本大震災が発生したが、これまでと異なる変化を示している項目は少なく、「日本人の意識」調査でとらえている意識領域においては、震災の影響が顕著に表れているとは言えない。
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