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安倍首相の国会の態度は傲慢を通り越してもはや異常だ
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2015年6月19日 天木直人のブログ 新党憲法9条
どれほど安保法案に対する違憲の声が広がろうとも、安倍首相は合憲であると言い続け、強気を崩そうとしない。
しかし、最近の国会における安倍首相の言動を見ていると、もはや傲慢を通り越して異常、奇矯さを感じる。
いくら野党が質問を重ねても、誠実に答えようとする態度は微塵もなく、ヘラヘラ笑っている姿が映し出される。
このような不遜で異様な態度を国民の前で示した首相が、かつていただろうか。
そういえば、安倍首相だったか、高村副総理だったか、国会答弁かテレビ番組か、忘れたが、ついに「憲法学者らに平和は守れない」、などという暴言を吐いた。
これを聞いた憲法学者らは黙っているのか。
もはや憲法学者は合憲を唱える声明や、署名を止めて、いまこそ怒りをこめて安倍首相の退陣を求めて立ち上がらなければウソだ。
そう思っていたら、安倍首相はついにきのう6月18日の衆院予算委員会で究極の暴言を吐いた。
「国際情勢に目をつぶり、従来の憲法解釈に固執するのは、政治家としての責任放棄だ」と。
解釈改憲こそ政治家の責務だといわんばかりだ。
こんな暴言を国会答弁で行うような安倍首相を護憲派国会議員はこのまま見逃すのか。
直ちに、すべての国会審議をボイコットして、安倍首相を総辞職、解散に追い込まなければいけない。
かつては「バカヤロー」の暴言一つで内閣解散・総選挙に追い込まれた首相がいた。
安倍首相の暴言は数知れず、より悪質だ。
今の政治はあまりにも緊張感が無く、緩み切っている。
今の野党はあまりにも腰砕けだ。
安倍首相がここまでつけあがるのは、単に野党の数が少ないだけではない。
怒りを忘れ、文字通りひ弱になって野党が安倍首相をつけあがらせているのである(了)
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