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日本年金機構の薄井康紀副理事長(C)日刊ゲンダイ
「漏れた年金」機構側の責任者は旧社保庁の“A級戦犯”だった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160872
2015年6月17日 日刊ゲンダイ
問題解決まで気が遠くなるような時間がかかりそうだ。「漏れた年金」問題で、事務方のトップとして年金機構サイドの説明を担当している副理事長の薄井康紀氏(61)。民主党の「漏れた年金情報調査対策本部」のヒアリングでは、「現在、調査している最中です」と、のらりくらりと追及をかわしている。
実は、この薄井氏、厚労省のエリート官僚から旧社保庁の幹部になった人物。年金行政の中枢を渡り歩いてきた。日本の年金をおかしくしたA級戦犯のひとりなのだ。
「彼は社保庁からの“生き残り”です。個人情報漏洩などずさんな運営が問題になった04年には、社保庁の運営部長を務めていた。その後、内閣府の官房審議官などを経て、08年には社保庁の総務部長に就任。09年に社保庁が解体された後、年金機構の最初の副理事長になっています。薄井氏は60歳の定年前に役員公募に応募し、現在まで居座っているんです」(厚労省担当記者)
東大法学部卒の薄井氏。“官僚らしく”言を左右に追及をかわす答弁は一級品だ。
16日行われた民主党の対策本部のヒアリングでも、要領を得ない答弁でア然とさせた。少しでも具体的な話になると、「捜査上、セキュリティー上、具体的に申し上げることはできない」を連発。一切真相を明らかにしようとしないのだ。
「委員会やヒアリングでどれだけ聞いても、具体的な数字を言わないんです。『調査中でわからない』という割には、メディアにはどんどん情報が出ている。125万件の流出のうち、実際に何人の情報が漏れたのかを国民は一番知りたいはずです。すでに朝日新聞が『50万人超』と報道しているのに、何も答えない。派遣法改正案の採決が19日にありますが、それが終わるまで明かさないつもりなのでしょう。そうなると、完全な組織ぐるみの“隠蔽”です。この問題で理事長が辞めるのは既定路線ですが、副理事長の薄井氏は辞める気持ちはサラサラない。まだまだ年金行政を牛耳るつもりでしょう」(民主党関係者)
「消えた年金」では、1年間で110回のヒアリングを重ね、ようやく問題があぶりだされたという。年金機構も解体しないとダメなのか。
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