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派遣法対応で党内バトル「維新の党」分裂の危機〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150617-00000010-sasahi-pol
週刊朝日 週刊朝日 2015年6月26日号
政権への接近か、野党共闘か──。維新の党内部で対立が激化している。発端となったのは、今週の衆院通過が確実な労働者派遣法改正案への対応だった。
維新内には「安倍政権に協力する必要はない」「野党としての存在感を出すべき」との声も上がっていたが、橋下徹最高顧問に近い「大阪チーム」の馬場伸幸国対委員長らはこれを一蹴。水面下で自民党と交渉を進め、松野頼久代表に「維新が提出していた同一労働・同一賃金法案を自公と修正協議して通す代わりに、派遣法改正案の採決には協力すべき」と迫ったのだ。
松野氏は元民主党で「野党共闘」路線。馬場氏らの勝手な行動に憤慨しながらも、大阪チームとの対立を恐れ、しぶしぶ容認した。
11日に開かれた代議士会は大荒れ。元民主党の初鹿明博氏らが「維新が(政権を)アシストしているようにしか見えない」と批判。これに対し大阪チームが反論するなど一触即発だった。
両者の板ばさみになった柿沢未途幹事長が「もう幹事長を辞めたい」と漏らすなど、混乱が続いている。ある中堅議員が嘆く。
「先月の大阪都構想の住民投票で安倍首相は橋下氏にエールを送った。馬場氏らはその恩返しをしたかったのでしょう。でも有権者から見ると、維新は与党なのか野党なのかサッパリわからない。もともと『同一賃金法案』は民主党などの野党と共同で提案したもの。抜け駆けするように自民と協議したことで、民主とのミゾもできてしまった」
先月、橋下氏に代わり松野氏が代表に就任した直後から、内紛は起こっていた。24日に松野氏が「年内に100人規模の野党再編」をブチあげると、大阪チームは猛反発。顧問の松井一郎大阪府知事も「何でもかんでもの数合わせでは、国民から信頼されない」と牽制した。松野氏が人事で大阪チームを冷遇しようとしたことも、尾をひいている。
今後、衆院では安全保障関連法案の採決も行われる。維新の大阪チームは再び、安倍自民党に協力することを画策しているという。政治評論家の浅川博忠氏は「もはや分裂は避けられない」と指摘する。
「大阪チームは橋下氏にいずれ代表復帰してもらいたい。そのためにも政権と良好な関係を維持するつもりでしょう。『野党共闘』派とは決定的な亀裂ができる」
かつて民主党は消費増税の賛否をめぐり分裂した。維新も同じ道を辿るのか。
(本誌取材班=一原知之、上田耕司、小泉耕平、長倉克枝、永野原梨香、牧野めぐみ、山岡三恵/今西憲之 菅野朋子)
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