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「維新カード」頼る政権=橋下氏は連携前のめり
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015061500811
安倍政権が安全保障関連法案の今国会成立に向け、維新の党の協力取り付けに露骨に乗り出した。安倍晋三首相が14日に維新最高顧問の橋下徹大阪市長と3時間にわたり会談。橋下氏は首相に法案採決を妨げない意向を伝え、法案への批判を強める民主党とは一線を画す考えも表明した。政権が頼る「維新カード」は、野党共闘を突き崩す可能性をはらむ。
「賛否は別として、邪魔はしない」。橋下氏は14日夜、東京都内のホテルで会食した首相と菅義偉官房長官に、安保法案審議で抵抗戦術を取らない姿勢を明確に示した。
安保法案をめぐっては、先の衆院憲法審査会で自民党推薦を含む憲法学者3人から「憲法違反」と指摘され、民主党が勢いづいている。報道各社の世論調査で内閣支持率に下落傾向が現れ始め、政府関係者は「安保法案は無理が出てきている」と認める。維新だけでも法案採決を容認すれば、民主党などの反対を押し切っても世論の批判はかわせるとみて、「反対でもいいから、審議にきちんと応じてくれる『ゆ党』が必要だ」と話す。
首相らはかねて、憲法改正をにらんで維新を連携相手と見定めてきた。維新はここへきて、労働者派遣法改正案の審議を後押しするなど、政権にとって維新カードは効果絶大だ。維新は安保法案の対案を提出する方針で、仮に修正協議が調う事態になれば、政権の「助け舟」となることは間違いない。菅長官は15日の記者会見で「自民党としては真摯(しんし)に受け止めて対応する」と期待を表明。首相周辺は「維新の主張する領域警備法の制定を付則に加えてもいい」と語った。
橋下氏は15日、ツイッターで「責任ある立場での現実的合理性を重視する。民主党とは決定的に違う」と発信、政権との連携に前のめりだ。維新の片山虎之助参院議員会長も会見で「修正協議を視野に入れるべきだという意見がある」と述べた。
ただ、維新内では非大阪系議員を中心に慎重論も根強い。旧結いの党出身の江田憲司前代表は講演で「維新の(対案の)歯止めは首相がのめるようなものではない」と述べ、修正協議に進む場合でも安易に妥協しない考えを強調した。
維新が政権に協力すれば、2013年末に野党陣営が腰砕けになった特定秘密保護法の二の舞いになりかねない。民主党の長妻昭代表代行は記者団に「曖昧な答弁を見過ごすと野党として歴史の断罪を受ける」と維新を強くけん制した。
[時事通信 2015/6/15]
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