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まさかここまで早急に…(左・自由民主党公式サイトより/右・橋下徹公式サイトより)
安倍・橋下会談で維新が安保法制協力の密約!? 松井知事の参院選出馬、橋下院政計画も
http://lite-ra.com/2015/06/post-1191.html
2015.06.15. リテラ
6月14日夜、安倍晋三首相と橋下徹大阪市長が都内のホテルで会談を行った。会談には菅義偉官房長官と松井一郎大阪府知事が同席した。永田町は安保法制国会の最中のこの動きに騒然となっている。
本サイトはかなり前から、橋下市長が安倍首相、菅官房長官と裏でがっちりとつながり、憲法改正のための連立を企てていることを報道してきた。大阪都構想の住民投票をめぐっても、自民党大阪府連の反対をよそに菅官房長官が創価学会幹部との間で仲介の労をとるなど、都構想実現に全面協力。住民投票可決→その勢いをかって橋下が国政進出→維新の連立入り→憲法改正というシナリオができあがっていることを指摘していた。
そして、橋下の政界引退表明後も、このシナリオはなくなっておらず、時機を見て橋下の政界復帰、入閣もありうるのではないかという見立てを公開していた。
しかし、まさか両者がこんなに早く、こんなに露骨なかたちで、動き始めるとは思っていなかった。
すでに一部で流れているのは、安保法制審議への協力をめぐる密約が取り交わされた、という見方だ。国会招致の憲法学者の違憲発言で、国民の反発がさらに強まる中、自民党としては悪いイメージを残す強行採決は避けたい。そこで、維新を取り込み、修正協議をするかたちで可決させようとしているのではないか、というのだ。維新の動静に詳しい政治評論家がこう語る。
「今回の会談は、菅官房長官と橋下市長が事前に相談して仕掛けたもの。しかも、3時間にも及ぶ異例の長さだったわけですから、相当つっこんだ話が出たと考えて間違いない。本会議に欠席しない、修正協議に応じるというような話はもちろん、維新の現執行部が安保法制に反対する場合は、橋下市長が大阪組に造反を呼びかけ、党を割らせるという計画まで話し合われたんじゃないかといわれている。その先にあるのはもちろん、来年の参院選と維新の連立参加です」
ポイントは、松井知事の存在だ。松井は橋下と違って政界引退を表明しているわけではない。そこで、来年の参院選に松井が出馬し、当面は松井が表に出るかたちで、大阪組に維新のイニシャティブを取り戻させるか、あるいは党を割って出るのではないかといわれている。
一方、橋下は参院選には出馬しないが、事実上は代表として「松井維新」を支えていく。政策立案にもかかわり、すべての候補の応援演説を受け、メディアでどんどんPRしていく。つまり、「政界引退は嘘だった」という批判を受けずに政治にかかわり、逆に自由な立場を利用して、自分たちの勢力を拡大させていくという作戦だ。
「そして、参院選後に維新は与党に合流。自公、維新で参院でも3分の2を確保して憲法改正の発議をめざすというシナリオです。たぶん、そのへんのことまで話していると思いますよ」(前出・政治評論家)
実際、この会談の少し前から、維新は明らかな変化を見せている。派遣法改正案をめぐる審議でも維新は突如、審議拒否から一転して採決に応じる方針を表明し、この最悪の改正をアシストする方向に踏み出した。
また、橋下も住民投票以降、中断していたツイッターを再開。安保法制について露骨に安倍政権を擁護する発言をツイートし始めた。
たとえば、憲法学者の違憲発言の少し後には〈(憲法学者は)日本国における有権解釈者ではない〉〈内閣における憲法の有権解釈者は内閣総理大臣。憲法解釈が時代とともに変遷するのは当然のこと〉とツイート。集団的自衛権についてもこうエールを送った。
〈集団的自衛権という言葉はともかく、閣議決定に示された自衛権は必要。これまでを否定するなら、それこそ憲法9条を改正してアメリカに頼らない完全な自主独立防衛力が必要〉
〈もし日本が単独で自主独立防衛をするならもっとリスクが高まる。もちろんコストも。これまでは吉田ドクトリンで異常なまでの軽武装だったのだ。少しまともになるだけ〉
そして、会談後は「維新の党は民主党とは一線を画すべき」と発言して、現執行部に対して、明らかに安倍政権=自民党にシフトするよう圧力をかけた。
「一説には、安倍さんが橋下市長に『私が種をまくからあなたの手で9条改憲をしてほしい』とまで言った、なんて情報までありますからね。橋下市長も本気で安倍さんと組む気になったということじゃないでしょうか」(前出・政治評論家)
もっとも、橋下市長が政界引退発言の舌の根も乾かぬうちに安倍政権にすり寄り、国政にコミットし始めたのは、もうひとつ理由があるともいわれている。
それは、橋下の周辺でスキャンダル追及の動きが出てきていることだ。例の大阪カジノ構想の裏にパチンコメーカーの利権があるのではないか、と、一部の新聞やジャーナリストが取材に動いているのだという。その動きを知る政界関係者が解説する。
「日本のメディアは政治家が強大な権力を握っているときは、どんな疑惑があっても報道しないが、いったん、その権力が揺らぎ始めると、かさにかかって、スキャンダルを書き立て始める。橋下も政界引退発言をしたことで、在阪の新聞社が一気に積年の恨みを晴らそうと取材を始めたと聞いている。もしかしたら、その動きを察知した橋下がそれを牽制するために、今回の会談にのったという部分もあるんじゃないか。『オレはまだ、強大な安倍政権とつながっているんだから、触ると痛い目にあうぞ』という牽制の意味があったんじゃないかな」
実際、今回の会談が開催されることやその内容が、官邸サイドよりも橋下市長や松井知事の周辺からより大きく聞こえてきたのはたしかだ。
いずれにしても、号砲は鳴らされた。まさに2人の独裁者の合体という悪夢のような物語が、これから日本を覆っていくことになるのだろうか。
(田部祥太)
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