日本にも生きた炭そ菌が搬入されていた衝撃
http://new-party-9.net/archives/1865
2015年6月15日 　 天木直人のブログ　新党憲法９条

　日本の大手メディアはほとんど無視したが、５月２９日の共同通信が次のような衝撃的なニュースを配信したことがあった。

　すなわち米国防総省は５月２７日、西部ユタ州にある陸軍の研究施設が、炭そ菌を生きた状態で民間研究機関に送っていたことが判明したと発表したと。在韓米軍烏山基地にも送られていたと。

　これは衝撃的な記事だ。

　なぜならば、いうまでもなく生物兵器は大量破壊兵器であり、国際法違反だ。それを保有する米国が、大量破壊兵器は許さないといってイラクを先制攻撃した。

　この米国の国際法違反と二重基準が知れ渡ったら、そんな米国と軍事同盟強化を目指す集団的自衛権行使容認や、それを可能にする安保法制案の成立など、吹っ飛んでしまうからだ。

　だからメディアはこのニュースを報じないのだ。

　そう思っていたらきのう６月１４日の産経新聞が、ワシントン発青木伸行記者の記事として書いた。

　米国防総省のウォーレン報道部長は１２日、日本のキャンプ座間にも２００５年に生きた炭そ菌が送付されていたことを明らかにしたと。

　これほどの衝撃的なニュースはない。

　それにもかかわらず日本のメディアはこのニュースを一切報じない。

　米国防総省の報道官が発表しているというのにである。

　野党は週明けの国会で、この米軍による生きた炭そ菌の日本への搬入問題を取り上げよ。

　おりから韓国ではマーズが大問題になっている。

　米国の生物兵器問題は、安倍政権の安保法制案強行採決へのさらなる打撃になる事は間違いない（了）

コメント
1. 2015年6月15日 09:46:10 : RhRcXm222E 炭素菌の研究施設は限られる。 今度新幹線ができてアクセスが良くなった。
2. 2015年6月15日 10:24:41 : aa86V1oKlA > なぜならば、いうまでもなく生物兵器は大量破壊兵器であり、国際法違反だ。それを保有する米国が、大量破壊兵器は許さないといってイラクを先制攻撃した。 １．炭そ菌は生物兵器は大量破壊兵器である。 ２．大量破壊兵器は国際法違反だ。 ３．アメリカは炭そ菌を持っている。 ４．故にアメリカは国際法違反だ。 ５．米国の国際法違反が知れ渡ったら、安保法制案の成立など、吹っ飛んでしまう。 ６．マスコミはアメリカが炭疽菌を持っていることを報道せよ。 アメリカが数千発の核ミサイルを持っていることは衆知のことであり、核ミサイルが大量破壊兵器であることも衆知の事である。 「日本にも生きた炭そ菌が搬入されていた衝撃」と大騒ぎする天木直人が外務省に勤めて居たことの方が衝撃である。
3. 日高見連邦共和国 2015年6月15日 12:11:21 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk 天然痘を撒かれたら対処不可能、です・・・
4. 2015年6月15日 12:21:29 : 4D5n0jV72w 考えるヒントにして下さい。 韓国のMARSだけど、みなさん変だと思いませんか？ 確かに中東でもMARSは発症しているが、韓国のような拡大は起こっていない。 空気感染はしないはずのMARSが、なぜ韓国で拡大したのか？ （参考:　韓国はAIIBへ参加した）
5. 2015年6月15日 15:00:35 : yZzBgBH0BQ 炭疽菌がどうのこうのという報道が米国から流される背景には日本の極右が中国に対してｐｍ２点５がどうしたとか、あるいは反原発派の人たちに対して真蜹とかデング・エボラ熱の発生がどうしたとかくだらないデマを撒き散らすことに対しての処置という意味もあるだろう。ＭＥＲＳやＳＡＲＳについては日朝関係の距離を広げようという意味合いでより集中的に報道されているような印象がある。どちらにしても日本の政権にとってよい出来事ではない。
6. 2015年6月15日 15:04:57 : yZzBgBH0BQ (コメント05訂正)（誤）真蜹→（正）真蜱

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