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自民党の憲法漫画冊子「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」(C)日刊ゲンダイ
「ドイツはズルイ!」 自民党が配った“憲法漫画”の呆れた主張
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160762
2015年6月15日 日刊ゲンダイ
今年4月、自民党は改憲を正当化する漫画冊子を製作した。タイトルは「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」。舞台となるのは、92歳の曽祖父から2歳のひ孫まで、親子4代が暮らす「ほのぼの家」だ。憲法記念日に突然、憲法改正を心配し始める嫁(29)に対し、周囲が安心する材料を提供していくというストーリー。これが国民をナメているというか、バカにしているというか、とんでもない中身になっているのだ。
政治評論家の有馬晴海氏も呆れたひとり。
「名字が“ほのぼの”というところからして真剣味が感じられませんが、なぜ改憲が必要なのかといった肝心のところも、屁理屈、こじつけのオンパレード。ひどい内容です」
たとえば、祖父は、今の憲法ができたのは昭和21年で、電話も村にひとつという時代だったと指摘。環境問題という言葉もなかったと振り返る。すると嫁は、「今の社会についてこれるのかしら?」「今の憲法ってエコじゃないのね」と驚いたりするのだ。
「古いからダメというが、それで70年もやってこられたのは、根底にある考えが良かったからでしょう。環境問題が大事なのは当然です。でも、わざわざ憲法に盛り込む必要があるのか。個別法で十分に対応できます」
漫画では、米国が憲法を作ったとの説明を聞いた嫁が、「うちのルールを隣の家の人に口出しされるみたいなものじゃない!」と怒り出すが……。
「まったく次元の違う話だし、だれが作ったとしても、いいものはいいし、悪いものは悪いんです。問題にされるべきは憲法の中身のはずです」
また、ほかの国では何度も憲法を変えていると紹介。ドイツは日本と同じ敗戦国なのに、憲法を60回変えていると知らされた嫁は、「ズルイわ!!」と憤慨するのだ。呆れた言い草ではないか。
「はたして憲法は、損か得かをはかりにかけて変えるべきものでしょうか。自民党は、この冊子を5万部作製し、国会議員や地方議員に配布したと聞いています。各議員は選挙区で、漫画を配りながら『60回も変えているんですよ、ズルイですよね』と説明するわけです。要するに漫画は、議員向けの虎の巻でもあるのです。それだけ議員も、憲法についてよく知らないということでしょう」
そんな連中によって憲法が変えられようとしている。なんとも恐ろしい話だ。
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