http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/718.html
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阿修羅政治板には「安倍嫌い」のひとが多いようだが、嫌いは嫌いとして事実は抑えておいたほうがいいと思う。
4月末の日米首脳会談で安倍首相は、沖縄県知事が辺野古移設に反対していることをオバマ大統領に“ちゃんと”告げている。
残念で哀しいことだが、対米従属状態の日本国首相が言えるぎりぎりのところなんだろう。
鳩山元首相のように県外移設を表明すると、あのような末路になってしまうのが我が日本である。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page4_001148.html
外務省
日米首脳会談
平成27年4月28日より一部抜粋
「(イ)米軍再編
安倍総理より,普天間飛行場の移設に関し,先般翁長沖縄県知事と初めて会談し,知事は辺野古移設に反対していた,しかし辺野古移設が唯一の解決策との政府の立場は揺るぎない,沖縄の理解を得るべく対話を継続する旨述べた。
また,安倍総理より,そのためにも,県外のオスプレイ訓練増加,嘉手納以南の土地返還等,沖縄の負担軽減は政府の優先課題である,普天間飛行場の5年以内の運用停止については,日米「2+2」の場で岸田外務大臣からケリー国務長官に対して伝えた,環境補足協定も早期に署名したい,日米同盟への国民の支持を得るため協力頂きたい旨述べた。
これに対しオバマ大統領より,沖縄の負担軽減に引き続き協力していく旨述べた。
さらに,安倍総理より,在沖縄海兵隊のグアム移転は,グアムの戦略的拠点としての発展を促し,米国のリバランス政策にも資する,連携して着実に進めたい旨述べた。」
※ 関連投稿
「日米首脳会談で「沖縄県知事は辺野古移転に反対」と「普天間基地の5年以内の運用停止」の二つを明確に語った安倍首相に“敬意”」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/146.html
「翁長さん、安倍さん、猿芝居をぎりぎりまで続けてください」
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/401.html
「「日米同盟『形骸化』は止まらない」って大いに結構なことじゃないの、天木さん。」
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/288.html
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普天間返還、沖縄の強い希望だ(96年2月橋本首相) 執念の合意、移設先で迷走
1996年2月23日。首相、橋本龍太郎は米西海岸のサンタモニカで初の日米首脳会談に臨んだ。予定の議題を終えたところで、米大統領のクリントンから予期せぬ一言が投げかけられた。「沖縄の問題で何か言い残したことはありますか」
95年9月、沖縄県内での米兵による少女暴行事件を機に、米軍基地反対運動が広がった。96年1月、首相に就いた橋本は沖縄関連の文献を読みあさる。訪米前、官邸に呼んだ外務・防衛の担当者に「普天間基地の返還をどう思うか」と聞いたが、日米同盟重視を理由に否定的な反応だった。
そんな中のクリントンの提案。橋本は「難しい問題だと承知しているが、普天間を返してほしいというのが沖縄の強い希望だ」。沖縄の米軍基地整理・縮小問題で象徴的な存在、普天間をテーブルにのせた。それから約1カ月半の交渉を経て返還合意に至る。
4月12日、橋本は首相官邸で駐日米大使のモンデールと並び、「5年から7年のうちに全面返還」との合意を発表。「沖縄の皆さんが喜んでくださると信じている」。執務室に戻った橋本は電話で県知事の大田昌秀に改めて伝えた。
だが、基地返還の前提となる代替地を巡る調整は難航した。県内移設が前提の交渉に地元は強く反発。日米では名護市辺野古沖に海上基地を建設する案が有力となり、関係自治体は苦渋の決断を迫られた。
97年12月24日、官邸を訪れた名護市長の比嘉鉄也は辞任と引き換えに受け入れを伝える。それでも橋本と約2年で17回の会談を重ねた大田は「県外移設」を求め、98年2月に拒否を表明した。「もうこれ以上、話すことはない」と不快感を示した橋本は、同年夏の参院選敗北で退陣する。
電撃的な日米合意の発表から19年余り。普天間問題はいまも政府と沖縄を揺さぶっている。=肩書は当時、敬称略
(秦明日香)
◆「政 その瞬間」は政治が大きく動いた場面を検証し、象徴する言葉とともに人間模様を描きます。
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直前まで苦悩 現状は残念
江田憲司・元首相秘書官「橋本元首相の秘書官として『基地問題以外にも目を向けてください』と言うくらい心血を注いでいた。沖縄で戦死したいとこへの思いが原点だ。首脳会談で『普天間』を口にするのは直前まで悩んでいた。合意発表の記者会見後は抱き合って喜んだ。あれほど沖縄に真摯に向き合った首相はいないだけに、現状が残念でならない」
[日経新聞6月14日朝刊P.14]
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