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辻元清美議員、国会でパフォーマンスはやめろ。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hanadakazuyoshi/20150613-00046631/
2015年6月13日 23時15分 花田紀凱 | 『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長
もう一度、「安保法制」。
とにかくわかりにくいことは間違いない。
「重要影響事態」
「存立危機事態」
「武力攻撃予測事態」
「武力攻撃切迫事態」
「武力攻撃事態」
派閥議員の夫人たちに担当者が説明したが全く理解されなかったと麻生副総理も嘆いていたが、ぼくだってきちんと区分けして説明できるか自信がない。
まさに朝日のいうとおり「乱立する事態」だ。
これを野党議員が細部に分け入ってあれこれ質問というより、揚げ足取り。答えに詰まる中谷防衛大臣。論議がちっとも進まない。
辻元清美議員に至ってはとうとうと自説を開陳。テレビ中継を意識してパフォーマンスを繰り広げているのだから、安倍総理ならずとも「早く質問しろよ」とヤジのひとつも飛ばしたくなる。
ま、総理としては控えるべきだったが。野党に攻撃材料を与えることになるし。
そもそも、なぜ、今、「安保法制」の整備が言い出されたのか。今、見直す必要があるのか。
中国が軍事力を増強し、露骨な海洋進出。北朝鮮は瀕死の金正恩体制がいつ暴発するかわからない。
そんななかで戦後ずっと「世界の警察」を自認してきたアメリカが、オバマ政権になって政策を変えて来た。ハッキリ言って腰が引けている。
だから、万一の時のために同盟国アメリカとの関係を、もっと緊密なものにしておこう、自衛隊の活動を切れ目のないものにしておこう――一言で言えばこれが今回の「安保法制」整備なのだ。
それがイザという時、アメリカを縛る、つまり逃がさないことにもつながる。
野党はしきりに自衛隊員の危険を言いつのる。
共産党の志位委員長が「自衛隊の『殺し殺させる』危険が増す」と言えば、民主党の枝野幹事長は「補給路断つべしというのは戦略、戦術の基本。前線より危険だ」。
あんたら、いつからそんなに自衛隊員の身を心配するようになったんだい。
これは新聞も同じで、朝日新聞や東京新聞はしきりに自衛隊員の家族などを登場させて「心配だ」と言わせている。
平成16年イラクに復興業務支援隊長として派遣されたヒゲの隊長、佐藤正久参議院議員に話を聞いた。
「リスクだなんだと言いますが、これまでのPKO派遣だってリスクはあったんです。はばかりながら我々自衛官は入隊に際して『事に臨んでは危険を顧みず、身を以て責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる』と誓っている。
これまでさんざん憲法違反の存在だなんだと批判しておいて今さら何だと言いたい。我々にも意地があります」
今回の「安保法制」について。
「これは限りなく個別的自衛権に近い集団的自衛権で、アメリカだって理解できないんじゃないですか。本音は『日本は身勝手だ』と思っていると思いますよ。
ま、しかし憲法9条がある限り、これでしかたない。これまでは業務と権限が乖離していた。それを合わせるのに20年以上かかったということです。
軍事というのはリアリスティックに考えないと」
まったくその通りだ。
花田紀凱
『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長
1942年東京生まれ。66年東京外国語大学英米科卒、文藝春秋入社。88年『週刊文春』編集長に就任。6年間の在任中、数々のスクープをものし、部数を51万部から76万部に伸ばして総合週刊誌のトップに。94年『マルコポーロ』編集長に就任。低迷していた同誌部数を5倍に伸ばしたが、95年「ナチガス室はなかった」の記事が問題となり辞任、1年後に退社。以後『uno!』『メンズウォーカー』『編集会議』などの編集長を歴任。2004年11月より『WiLL』編集長。テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍。産経新聞コラム「週刊誌ウォッチング」、夕刊フジコラム「天下の暴論」はファンも多い。好きなものは猫とコスモス。
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