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2015-06-13 09:21:33
元自民党由来のおじいちゃんたちが一発、安倍晋三氏に食らわせました。安倍氏が最重要と位置づける安保法制に、正面切って「反対だ」と言ってのけたのです。それも日本記者クラブで会見を開いて反対表明したのだから、全メディアに訴えたわけです。
山崎拓・元自民党副総裁、亀井静香・衆院議員=無所属、武村正義・元新党さきがけ代表、藤井裕久・元民主党幹事長の4人。
「不戦国家から軍事力行使国家へとの大転換を意味し、国策を大きく誤る」と、4人の共同声明。
「日本が戦争に負けて以来、いま最大の危機にある。我々がじじいだからといって、黙っているわけにはいかない」と、亀井静香氏。
「70年間の日本の平和主義を変えようとしている状況を見て、(ここに)やってきた」と、武村正義氏。
「(アメリカから)世界の警察官の半分くらいをやってくれと言われて、安易に乗っかっていると思う」と、藤井裕久氏。
山崎拓氏は「いまの自民党の政治家は戦争を知らない世代。安全保障に関心がなく、勉強しない。党内で議論が成り立たない状態になっている。上を見ているヒラメばかり。安倍政権の権力にひれ伏している」と、嘆き節でした。
対する、自民党の若手はどうか。若手のホープとされる小泉進次郎氏は何をしているのか。河野太郎氏は、どう考えているのか。
小泉進次郎氏の公式ブログを見ると、「岩手の盛岡市訪問」「東北応援ビレッジ訪問」と、被災地関連の話が多く、安全保障関連法案への言及は一切なし。
河野太郎氏の公式ブログは、「年金情報漏れ」「若い世代の投票率を上げるには」などで、これまた安全保障関連法案への意見表明はゼロ。
戦後70年。安倍の何某(なにがし)によると、日本を取り巻く安全保障環境は劇的に変化したはずです。国民の生命、安全を守るのは、政治家の一義的な責務のはずです。
自民党の若手の中からは、「正義」の命脈が尽きかけているようにみえます。
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