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小泉元首相 歴代首相の会で直言するも「安倍首相は笑って聞いていただけ」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150612-00000004-sasahi-soci
週刊朝日 2015年6月19日号より抜粋
「私は不思議に思っているのですが、規制委員会が原発の審査を終えて『合格』と言うと国民は安全だと受け取る。だが、規制委員長は自ら『安全とは言っていない』と言う。政府は『世界一厳しい審査基準で安全が確認されたから再稼働する』と言うが、世界一の基準だと言うならアメリカと比べてみればいいでしょう。第三者を入れて。どこが世界一厳しいのか、ということを調査して公開すればいい。マスコミが黙っているのも不思議です」
6月4日に鹿児島市内で行われた講演「日本の歩むべき道」での小泉純一郎氏(73)の言葉だ。小泉氏は首相時代、「原発は安全で低コストでクリーンだ」と思っていたが、3.11以降、真実は違ったと気づいたという。
「引退したと言っても寝てていいのか。論語にも『過ちを改むるにはばかることなかれ』という言葉があり、これだと思いました。引退したとはいえ、まだ元気なんです。私の首相時代に誤った。その過ちを少しでも正していかなければいかんという気持ちになり、原発ゼロの運動を始めました」
『小泉純一郎・進次郎秘録』を6月10日に出版した作家の大下英治氏は小泉氏と時々、行きつけの小料理屋で酒を酌み交わす仲だ。
「小泉さんは『俺の今後の仕事は原発ゼロ。これに尽きる』と言ってました。復興政務官として被災地に毎月通う息子、進次郎君からも大きな影響を受けていると思います。原発問題は親子で通じ合うところがあるようです」(大下氏)
本誌記者が進次郎氏と原発問題について語り合うことはないのかと問うと、小泉氏は笑顔でこう答えた。
「政治について現役を離れたものだから、『ああしろ、こうしろ』と言わないが、進次郎は私の発言を読んでいるのではないですか。同じことを発言する必要はないし、私の意図はこうだと言うくらいです。たまに食事をする時も世間話が多いですね。進次郎が私を意識して、何を言うのかは自分で考えて発言すればいいと思います」
小泉氏が原発再稼働を推進する安倍首相と直接対峙したのは3月12日。
都内の料亭「福田家」に中曽根康弘、海部俊樹、森喜朗、福田康夫、麻生太郎の各氏ら自民党の歴代首相が集まった懇談会の席だったという。
「その時、私ははっきりと言いました。『原発ゼロにするべきだ』と。安倍首相は笑いながら聞いていました。追及するという感じではないですけど……」
そしてこう苦言を呈した。
「安倍首相があそこまで原発にのめり込んでいる理由は首相にしかわからない。要は首相が決断すれば、原発ゼロでやっていける状況なのに、それを発言できないのは実にもったいないなと。こんな歴史的な役割を果たせる状況は滅多にないと思う。それを生かしてもらいたいと思うけど、これは首相の判断なので。それを推し量るのは難しいが、やればできる状況なのに生かさないのは残念だ」
(本誌・上田耕司、古田真梨子)
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