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「今日本で起きている倒錯はすべて「従属国が自らを主権国家だと錯認していること」に発してる:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17588.html
2015/6/12 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
トキワ大学での合気道の授業を終えて、帰り道にウッキー、ヒロスエ、あーりんと恒例の東華飯店でお昼ご飯(海鮮ラーメン)。
家に戻ってそのまま死に寝。
2時間経って目が覚めて東京新聞で電話取材。
滅私奉公的にアメリカの世界戦略に従属する代償に「戦争ができる国」になる許可をアメリカから頂くことを「対米自立の達成」だと思っている人たちがいま安保法制の成立を急いでいます。
「戦争をする権利」をアメリカに許してもらうことがどうして彼らの脳裏では「アメリカに押しつけられた憲法からの解放」として観念されているのか、その倒錯の生成過程について30分ほどお話ししました。
すごく長い話なのです。
それを「800字で」というところにメディアの無理があります。
今日本で起きている倒錯はすべて「従属国が自らを主権国家だと錯認していること」に発しています。
対米従属はかつては対米自立のための戦術的迂回でしたが、いまは違います。
対米従属そのものが国家目的化した。
その恥ずべき事実を隠蔽するために「対米自立」は「九条二項の空洞化」に矮小化された。
アメリカは憲法の全面的改定には反対ですが「九条二項の除去」には同意しています。
だからそこが「落としどころ」になる。
改憲派は「アメリカに押しつけられた憲法を廃する」と言いますが、実体は「アメリカが『そこだけは変えてもよろしい』と許可してくれた箇所を改定すること」に過ぎません。
従属国なのにその事実を認めない従属国の陥るピットフォールは「主権的なふるまいのつもりでしていることがすべて従属強化に帰結する」ということです。
というような話を電話でしました。
敗戦国が戦勝国に「押しつけられた」政治体制・社会体制を受け容れるのは歴史的必然です。
他に選択肢がなかった。
憲法だけではありません。
民法も税制も土地所有制度も財閥制度も教育制度もアメリカの指導によって改変された。
その中で憲法だけがうるさく「押しつけ」と言われるのは、別に憲法があるせいで国民が対米従属に日々苦しんでいるからではなく、憲法九条二項については「廃止してもいい」とアメリカから内諾を得ているからです。
「これは壊してよい」と許可されたものを壊して「勝った」と言ってみたいだけです。
>増田聡 自衛隊の制服組が防衛省の官僚を経由せず直接大臣に現場からの意見を言えるよう制度が変わったらしい。現場をよく知る当事者の意見をスムーズに政策決定に反映させるのが重要という。ならば大学政策も文科省の官僚通さず直接大臣に現場の教員から意見が言える制度にするのが筋だと思うが噂すら聞かない
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