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憲法破壊断念せぬなら安倍政権を退陣に追い込む(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/531.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 6 月 11 日 18:13:43: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-7e8a.html
2015年6月11日

集団的自衛権の行使は日本国憲法が禁止している。

砂川事件最高裁判決が示されたのは1959年12月16日。

この判決のなかで、

「憲法第9条は日本が主権国として持つ固有の自衛権を否定していない」

との判断を示した。

この裁判では集団的自衛権についてはまったく争点になっていない。

その後、集団的自衛権を含む、日本の自衛権発動について、政府見解が示された。

1972年10月のことである。

この政府見解では、日本は主権国家として自衛権を有しているとの見解が示された。

国連憲章第51条は自衛権として個別的自衛権と集団的自衛権を明記しており、日本は主権国家として個別的および集団的自衛権を有するとの見解が示されている。

しかし、日本国憲法の制約があるため、集団的自衛権についてはその行使が容認されないとの見解が示されたのである。

爾来、40年以上もこの見解が憲法解釈として示され続けてきた。


安倍政権は、憲法を改定して集団的自衛権行使を容認することを目指したが、憲法改定のハードルが高く、憲法改定が容易ではないことから、憲法を改定せずに集団的自衛権の行使を容認する方針を定めて行動している。

しかし、集団的自衛権の行使は現行憲法下では容認されないとの憲法解釈を日本政府が明示してきたことを踏まえれば、この判断に根本的な無理がある。


1972年政府見解は、

「わが国が、国際法上右の集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上、当然といわなければならない」

としながらも、

「他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」

としているのだ。


1972年政府見解は容認される自衛のための措置について次のように記述した。

「平和主義をその基本原則とする憲法が、右にいう自衛のための措置を無制限に認めているとは解されない」

「あくまでも外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の擁利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの擁利を守るための止むを得ない措置として、はじめて容認されるものであるから、その措置は、右の事態を排除するためとられるべき必要最小限度の範囲にとどまるべきものである」

としたうえで、

「わが憲法の下で武カ行使を行うことが許されるのは、わが国に対する急迫、不正の侵害に対処する場合に限られるのであって、したがって、他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されないといわざるを得ない」

と示したのである。

自国が攻撃された急迫不正の事態に対処して、必要最小限度の範囲で自衛のための措置をとることは容認されるが、

他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は容認されない

ことを明記した。


安倍政権の集団的自衛権行使容認は憲法違反であることは明白である。

だからこそ、憲法学者の大半が安保法制を違憲であると判断しているのである。

憲法をなしくずしで破壊しようとする安倍政権の暴走を許してはならない。

これは日本の主権者の責務である。

このタイミングで市民は何を為すべきであるのかを考える勉強会が開催される。

多くの市民の積極的な参加が求められる。


第2回「日本政治の行方を考える市民と国会議員の勉強会」

日   時  平成27年6月12日(金)17時〜19時半

場   所  衆議院第一議員会館地下1階 多目的ホール

テ ー マ  「日本政治の劣化を食い止めよう
        −国民が主役の政治を−」

講   師  天木直人(外交評論家)
       植草一秀(経済評論家)
       孫崎 享(元外務省情報局長)
       森田 実(政治評論家)
       上原公子(元国立市長)(予定)
       (あいうえお順)

資 料 代  お一人1,000円

参 加 受 付  当日、会場にて(事前申込不要)
   
連 絡 先  伊東法律事務所内 伊東章弁護士
       FAX 03−3985−8514
       東京銀座総合法律事務所内 辻惠弁護士
       FAX 03−3573−7189


 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国 2015年6月11日 18:21:48 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

植草さん、今度仙台で勉強会しませんか!?

それだったら参加(出席)できる・・・


2. 2015年6月11日 19:20:37 : YxpFguEt7k
「このタイミングで市民は何を為すべきであるのか」

考えたいですねぇ…
若年層も含めて、何ができるのか考えたいです。

植草氏、がんばってください。応援しております。


3. 2015年6月11日 19:37:08 : J73EH7M30E
残念ながら選挙で勝たなければ退陣には追い込めない。 いまのところでは選挙で勝つより前に解散させなければならないが、その見込みは全くないだろう。 民主党が惨めな状態に落ち込んでいる以上、野党としてまとまることも出来ない。 チャイナや韓国が現在の様な乱暴な反日姿勢を変えない限り、現在の自民党支持が大多数と言う現実に変わりはないと思う。 特に中国の南シナ海での膨張政策を止めないと、日本は加速度的に軍備増強になるし、それに対する一般日本人の態度はそれを容認する方向にしか動かない。 中国なり韓国が軍事的な行動に走れば、日本の世論は更なる軍備拡大路線を要求するだろうと思うがね。

4. 2015年6月11日 19:51:51 : YxpFguEt7k
志葉玲氏
「民主党関係の方々に強く訴えたいが、なぜ民主党はあっさり政権を失い、その後も復活できないのか、よく考えるべきだ。自公の横暴に真っ向から対決しない中途半端な野党は存在価値がない。」
https://twitter.com/reishiva/status/608947802769506304

その辺りをよく考えたいですねぇ…


5. 佐助 2015年6月11日 21:53:20 : YZ1JBFFO77mpI : EADAn2gPfQ
言っておきたいことがある

1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因で,しかも1929〜32年の経済指標(生産・販売・雇用・投資・貿易)に戻れたのは、12年後の、日本の真珠湾攻撃で、第二次世界大戦に参戦した1941年になってからだ。その間、ナチスドイツと軍国.義日本は、1935年頃には、軍需景気により、金融恐慌の打撃から脱出していた。

そのため、日本の政治・経済の指導者には,バブルから早期脱出する手段は戦争であるという妄想をもつ人はビックリするほど多い。なにしろ日本は、朝鮮戦争特需やベトナム戦争特需を体験しているため、戦争による景気回復を待望する妄想は、鍵もかけないで放置されたままである。

ところがナチスドイツと軍国日本が、第一次世界金融恐慌から早く脱出できた決定的で、普遍的な要因は、世界の金融システムから隔離された「経済鎖国」のセイである。どんな理由であれ、能動的であれ受動的であれ、「経済鎖国は、世界的金融バブルの打撃を軽減する。だが、経済現象の停滞は免れない」

ナチスドイツと軍国主義日本は、軍需生産に人と資源を動員し、国民の消費生活は物資不足で困窮させた。困窮しても戦意が衰えなかったのは、他民族に対する優越感が、自己愛と国家的な愛国心を固く結合させたからである。

過去の列強による植民地分割時代のように、戦争で資源を略奪し、他民族を奴隷化し、巨額な賠償金をせしめることは不可能になっている。にもかかわらず、ポンドやドルは、その世界通貨の地位を守るため、世界の憲兵として、全世界の戦争と紛争に介入し、無益な殺傷にカネをバラ撒けたのは、自国通貨が世界通貨だったからである。その結果、世界通貨ポンドもドルも、戦争によって、その凋落を加速させた。それなのに、どうして、戦争が金融大恐慌から脱出る早道だという妄想を捨てられないのか!

平和憲法を変えて核武装し、世界の憲兵の仲間入りをしたいという流れが多数派で,この中心が安倍自公政権である。これを国民の多数はまさかと信じて認識デキないのです。

しかも日本と米国への輸出依存度の高い国は、今回のスーパーバブルの台風の目に直接巻き込まれ、その影響からの脱出に時間がかかる。日本だけが、90年代に経験した失われた10年間の苦痛を、再び10年以上も経験しなければならないのか?それは国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。

この経済蜃気楼を、日本の指導者とエコノミストたちは、現実だと錯覚した。そのため、第二次世界的スーパーバブルの到来に対して、全く無防備である。そして、このスーパーバブルの原因が、ニクソンのドルとキンの交換停止にあることを知らない。それは第一次世界金融恐慌で十年を経過しても、生産・販売・雇用・投資・貿易の指数を回復できなかった。この恐怖の体験を日本は避けられないのか!

今回はだから、慣習期の商品にあぐらをかき、市場拡大のインパクトのある商品を開発できなかった企業は、縮小&倒産は避けられない。そのために、その縮小スピードを、景気の縮小速度より遅延させれば、倒産消滅は避けらない。

米国を襲った30年代の大恐慌が、各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させ急成長させた理由は、以上のとおりである。1950年代以降の世界的企業の多くは、1930年代をチャンスにして登場した企業なのだ。其の時の「世界的商品の優位性は米国」今回は「世界的商品の優位性は日本」同じことが起きます。しかも大企業の消失劇を体現する。そのために非核三原則を反故に,武器輸出や戦争に巻き込まれる可能性が高い。だが基軸通貨の多極化と産業革命を前倒しすると,人類は再び繁栄する。

前回との違いは,米国で発生したユートピアは日本では発生しません。しかも産業革命によってエンジンレス化が加速するので,エンジンレス化に成功した巨大な産業が自動車だけでなく誕生します。産業革命の前倒しに成功した国家は世界のリーダになれます。

だが自公政府や財務大王と官僚は「貧乏人や中小企業は首をつって死ね(そうすれば淘汰され景気は早く回復する)」と、常々思っているために、ついついホンネの失言をしてしまう。


これまでの経済学の常識・経験則・既成概念では、バブルは崩壊しないとバブルだと認識することができない。その理由は、第一章で証明したように、バブルを発生させる思考と行動と、日常の経済常識による思考と行動とを、区別できないためである。

アベノミクス株価のミニバブルの頂点と崩壊過程を正確に予測するには、2ヶ月半〜3ヶ月ごとに、観測しなければならない。なぜなら、三種の記憶回路の一つ概念記憶回路は、2ヶ月半〜3ヶ月ごとに、その概念を反転消失させるからだ。しかも株と土地のバブルは永遠に継続するという神話は崩壊している。だが,、株式バブルの膨張係数は、一時的に足踏みしても「上昇するから買う」の繰り返しさえ妨害されなければ、宇宙よりも大きく膨らませることができる。そして今回も高値形成,(三尊天井)三山から戻りを形成して,古今未曽有の谷底へ向う。


1929年のニューヨーク株式市場大暴落と2007年の東京株式市場大暴落は同じである。世界のエコノミストは全員、超関税自由貿易主義者なのである。つまり、関税をゼロにし、自国の農業や中小企業を壊滅させても、世界信用収縮恐慌の再発は絶対に防止すべきだと信じているのだ。そのために、世界信用収縮恐慌を発生させる世界基軸通貨の交代は見えない。そして、迫りくるバブル崩壊のインジケーターの足音が振り切れるタイミングも予知できない。

経験則だと「戦争以外に世界信用収縮恐慌からは脱出できない」ということになる。経済学者は腹の中で、そうは思っているが、倫理観に束縛されて、そう主張する人はマレである。だが、朝鮮戦争とベトナム戦争の特需で、劇的に景気を回復した日本と、戦争ごとに景気を回復する米国の軍需産業の指導者には、戦争景気待望論は根強い。

地球を破壊させることが確実な第三次世界大戦を避けるためには、世界信用収縮恐慌を収拾するため、国益エゴを捨て、とりあえずドル・円・ユーロの三極基軸通貨体制を採用し、固定為替システムに戻し、通貨を安定させるべきだ。


6. 2015年6月12日 00:34:37 : OA65qT6hlQ
◆嘘も百回言ったら本当になる? 違憲と言われても無視して突き進む政府。そのやり方が危険です。(伊藤和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長)

・・・こうした人の意見を聞かないやり方が続けられ、強化されたらどうなるだろうか。
戦争に参加することを決めるときもこんな風にごり押しされることになるだろう。・・・

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150611-00046454/


7. 2015年6月13日 19:55:53 : lRKEaBgKrE
自民公明よ。
国会から出て行け。
して今の国民の声を聞け。
やつらを国会から閉め出せ。

[12削除理由]:管理人:アラシ

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