http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/514.html
Tweet |
竹中会長(左)は実態を把握しているのか(C)日刊ゲンダイ
自衛隊“心のケア” 防衛省とパソナグループのただならぬ関係
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160643
2015年6月11日 日刊ゲンダイ
イラク戦争などの海外派遣に参加した自衛隊員の自殺者は計56人。国民平均の約12倍もの高率で自ら命を絶っている。安保法案が成立すれば、より凄惨な現場に派遣される隊員が増える。精神的ショックにさいなまれる隊員の“心のケア”は急務だろう。
この「自殺利権」ともいうべきメンタルケア業務を現在、防衛省から請け負うのは人材派遣大手のパソナグループだ。傘下の「セーフティネット」社が、04年度から365日24時間対応の電話相談窓口「あなたのさぽーとダイヤル」事業を独占的に受注してきた。
セ社は海自の元幹部が立ち上げ、従業員12人の会社に少なくとも4人の防衛省幹部OBが再就職している――。日刊ゲンダイは今月2日にもセ社と防衛省の「もたれ合い」関係を報じたが、両者の契約状況を調べるほど、奇妙な仲が浮かび上がってくる。
「契約初年度こそ競争入札で、年間約2500万円でセ社が落札しましたが、翌05年〜07年度は随意契約。受注額も増え、年間約5000万円で推移していました」(防衛省事情通)
実はセ社と防衛省の関係について、07年末に新党大地の鈴木宗男代表(当時・衆院議員)が問題視。政府に再三、質問主意書を提出したことが影響してか、防衛省は08年度に再び入札を実施したが、セ社以外に参加業者がなく、実質随意契約となった。
問題は翌年度以降の入札だ。09年度に落札したのは「ピースマインド」社。企業のメンタルヘルス対策サービスでは、草分け的な会社だ。受注額は約3097万円で、前年度のセ社の落札額4970万円から大幅減額だった。ところが、翌10年度からピース社が入札を降りると、再びセ社が5040万円で落札した。防衛省は「この間、事業内容や相談内容は変更していない」(広報課)と言うから、同一業務の受注額に約2000万円もの開きが生じるのか、サッパリ分からない。
この疑問を防衛省にぶつけても「金額の差は一般競争入札の結果による」(広報課)の一点張り。11年度から今年度までセ社は4374万〜4924万円で“高額受注”しており、防衛省は契約額を見直す気はさらさらないようだ。
パソナの会長を務め、産業競争力会議などのメンバーとして、安倍政権の政策決定に関わる竹中平蔵氏は、防衛省とセ社の“なれ合い”関係を承知しているのか。成長戦略をうんぬんする前に、足元の不透明な契約状況をチェックした方がいい。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK186掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。