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2015/06/10 05:48
安倍氏の自意識過剰の暴走が止まらない。
<安倍首相は8日夜、訪問先のドイツで記者会見し、今国会の最大の焦点である安全保障関連法案に対し衆議院憲法審査会で参考人全員が憲法違反と指摘したことについて「憲法の基本的論理は貫かれていると確信している」と反論した。
「今回の法整備にあたって、憲法解釈の基本的論理は全く変わっていない。憲法の基本的な論理は貫かれていると確信している」-安倍首相はこのように述べ、先週の衆議院憲法審査会で自民党が推薦した参考人を含む3人の参考人全員が、安全保障関連法案は「憲法違反」との認識を示したことについて憲法違反にはあたらないと反論した。
安倍首相は、さらに国の存立を全うするために必要な自衛の措置は認められるとした最高裁判決を挙げ、今回の法案は「他国の防衛を目的とするのではなく、最高裁判決に沿ったものであることは明確だ」と憲法違反でない理由を説明した>(以上<>内「日テレニュース」引用)
憲法の基本的な論理を変更することなく、去年の「集団的自衛権」に踏み込んだ「解釈改憲」の閣議決定が可能だったのだろうか。周辺事態への対応に関しては日本国内の米軍基地が攻撃された場合は武装した自衛隊が米軍の支援に赴くのは日本の防衛上許されることだろう。
しかし遠く日本を離れた場所で米軍等の友軍が戦闘行為を展開しているの後方であれ、自衛隊が武装して赴くのは「他衛」であって「自衛」のための戦争とは言い難い。それでも「義を見てせざるは勇無きなり」ではないか、というのであれば武力により国際紛争の解決を禁じた憲法九条を改正するのが先決だ。
なぜ安倍氏は国会の議席で圧倒的多数を握る与党と自民党に近い国会議員を頼みにして憲法改正をしようとしないのだろうか。なぜ姑息な「解釈改憲」で憲法違反が明確化している「戦争法案」を強行に成立させようとしているのだろうか。
彼は立憲主義に基づく民主主義の申し子ではないのだろうか。彼はこの国の憲法規定に基づく民主的な手続きにより首相の地位に就いている。それは国民の権利を付託する間接民主主義として世界の国々の多くで採用されている政治形態だ。その根幹となるのは改めて指摘するまでもなく憲法であり、憲法の履行により統治する立憲主義に他ならない。
その立憲主義を三百代言で葬り去ろうとするのは自らの地位を貶めるものに他ならない。テレビ局が憲法学者198人にアンケート調査し、回答のあった50人の内「合憲」としたのはたった一名だった。そのように圧倒的多数の憲法学者が「違憲」だと指摘する「戦争法案」は直ちに撤回すべきだ。
それでも「合憲」だというのなら、安倍氏はマトモな政治感覚の持ち主でない、特殊な権力依存症だと断定するしかない。たとえば米国依存症とでもいうべき病気で、その目的遂行のためなら何をやっても許されるという感覚の持ち主なのだろう。そうすることで日本国民の生命と財産がより大きな危険にさらされる、という認識もなく、米国が先の大戦以後70年間も世界各地で繰り広げている覇権主義依存症の戦争に、安倍氏は日本と日本国民を組み込もうとしている。
自分は憲法学者以上に憲法に対する識見を有している、と完全に逆上せ上った還暦の勘違い男に国民はこの国を託し続けるのだろうか。そして自公政党に所属する国会議員諸氏は安倍氏の憲法無視の暴走に、いつまで手を貸し続けるつもりだろうか。彼らは全員でもう一度憲法を学び直した方が良いし、彼らの地位も憲法により国民から負託されたものだという原点に立ち返るべきだ。
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