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2015年06月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<逆のことを平気で主張>
小沢一郎が隆盛を極めていたころ、リベラル派の小坂徳三郎秘書の産経OBが、小沢のことを「アンちゃん」と表現していたが、今の安倍こそが正に「アンちゃん」である。彼は平気で逆のことを言って、相手をたぶらかしてしまう特性の持ち主なのだ。昔の産経にも見識のある人物がいた。
<米コロンビア大教授も愕然>
反骨の元外交官が、米コロンビア大学のジェラルド・カーチス教授の驚きの声をブログで紹介している。カーチス教授は、佐藤文生秘書をしながら日本政治を学んだ人物で知られる。ワシントンの戦争屋との関係は、そんなに深くはないのかもしれない。
「安倍はワシントンで、日本がアメリカを守ると叫んだ。日本では、自衛隊を危険にさらすことは絶対ない、と反対のことを力説している。どっちが本当なのか」と頭をくらくらさせているというのだ。
これこそが、安倍の真骨頂なのであるが、不勉強なワシントンは気付いていないようだ。「安倍は国家主義者で国粋主義者」と分析した米連邦議会調査局は「それ見たことか」と笑っている。
国粋主義者の本領をワシントンも理解していない。むろん、新聞が報道しないため、日本人もである。改憲軍拡実現のためには「なんでもする」が安倍流なのだ。
<中国敵視と対話の扉>
安倍は悲願である戦争放棄の9条を、ともかくぶち壊すために生きているような政治屋である。祖父・岸信介の遺言と思っているらしい。最後の国民投票の壁を破る手立てが、中国敵視・中国脅威論である。もう一つが投票権の低年齢化だ。これでもって国民をナショナリストにさせようというのだ。
しかし、真正面きって中国外交を聞かれると、決まって「中国は大事な隣国。戦略的互恵関係を構築したい。日本はいつも扉を開けている」とほくそ笑んで開き直る。経済重視路線の習近平主席を内心、あざけっているアンちゃん外交なのである。
<北京・ワシントン・モスクワを手玉>
要は安倍には、外交についての認識がまるでない無知な政治屋でしかない。アンちゃんなのである。その場その場で、相手に調子をあわせる。ドイツでのG7では持論を突出させて浮いてしまった。ワシントンはウクライナ問題、欧州は中国の再生エネルギー問題を評価したが、アンちゃんはもっぱら南シナ海問題で、中国脅威論をぶちまくった。
アメリカ議会で「アメリカを守る日本」を宣伝するや、それまで仲の良いところを見せていたロシアのプーチンをあざけるかのように、ウクライナ訪問を敢行してオバマを喜ばせた。
つかみどころのないアンちゃん外交は、つまるところ、北京・ワシントン・モスクワを手玉に取っているつもりなのである。比例して日本株を急激に落下させている、アンちゃん外交なのである。
韓国や中国のリーダーは、これほど不誠実な日本のナショナリストに戸惑いを隠せないのも理解できる。
<誠実ゼロのろくでなし>
外交には100%のものはない。バランスが重要である。寛容が大事な要素である。そこに指導者間に信頼が生まれるものだ。アンちゃん外交にはこれがない。誠実さがひとかけらもない。ろくでなしなのであろう。
一つだけアンちゃん外交において100%非なるものは、従軍慰安婦問題の対応・認識である。断じて性奴隷は、人身売買のレベルのものではない。「女性の尊厳」「女性の人権」に向き合えないアンちゃんは、木更津レイプ殺人事件の加害者である「やくざレベル」といったら叱られるか。
2015年6月9日記(日本記者クラブ会員・政治評論家)
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