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年金情報流出 ウイルスは少し勉強すればできるレベル?〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150608-00000012-sasahi-soci
AERA 2015年6月15日号より抜粋
日本年金機構から約125万件もの個人情報が流出した。進化するサイバー攻撃に、従来型のウイルス対策ソフトで対抗できるはずがない。
「なぜ個人情報を大量に持ち出せる体制にしていたのか。信頼回復の途中で申し訳ないと思っています」
日本年金機構の男性職員は、申し訳なさそうに言う。外部からのサイバー攻撃を受け、基礎年金番号、氏名、生年月日、住所の情報が大量流出。職員用パソコンに個人情報が保管され、厚生労働相が問題の報告を受けたのは、最初の不正アクセスから20日後…。「消えた年金問題」を受けて解体・出直ししたはずが、次々にお粗末な実態が明らかになる。
「新種」のコンピューターウイルスによる攻撃だったというが、どの程度のものだったのか。サイバーセキュリティー研究開発会社「FFRI」(東京)の鵜飼裕司社長は解説する。
「特定対象を狙う『標的型』攻撃ですが、IT技術者なら少し勉強すればできるレベル。いま市販されているような従来型のウイルス対策ソフトが、防御策として破綻しているんです」
従来型ソフトは「パターンマッチング型」といい、いわば「指名手配犯の顔」を集めた写真集のようなもの。ウイルスを顔で判断して検知する。だが、サイバー攻撃で急増中の「標的型」は顔が知られていない「初犯」や、その亜種がほとんどなので検知できないという。
物騒な数字がある。警察庁によると、オンラインバンキングにおける不正アクセスの被害額は、2012年には5千万円に満たなかったが、13年は約14億円、昨年は約29億円に急増した。新種のウイルスが一日10万件のペースで生み出され、個人のパソコンを襲い始めているのだ。
鵜飼社長によると、00年代前半まで、攻撃者は愉快犯が主で、対策は従来型ソフトで十分だった。ところが、いまは攻撃が経済的な動機に基づいていたり、国家間の情報戦だったりする時代になった。
「天才が薄暗い部屋からウイルスを送るイメージがありますが、いまは攻撃者やツールをつくる人が地下でつながり、経済活動が成立している」(鵜飼社長)
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