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「昔陸軍、今自民党、ということか。:落合洋司氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17554.html
2015/6/8 晴耕雨読
昔陸軍、今自民党、ということか。
陸軍は日本を破滅させたが。
憲法は、歴史的に、その憲法を圧倒する、巨大な力によって無力化されやすい。
ワイマール憲法もそうだったし、大日本帝国憲法もポツダム宣言受諾により無力化された。
そういったダイナミックさが正当化されるかどうかは、国民主権の下で、そこに淵源を有する憲法制定権力を基盤としているかだろう。
日本国憲法は、外形的には、ポツダム宣言受諾後、占領下で制定されて、押し付けられたように見えるが、なぜ強固な正当性を維持しつつ今に至っているかを考えると、ポツダム宣言自体が日本国民の主権に基づく国体選択を委ね、GHQにリードされつつもその内容が国民によって強く支持されたからだろう。
日本国憲法自体が、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義といった、20世紀の現代立憲主義が到達した最高レベルの内容を備えた、その時点として優れたものであったことも、正当性を強めたと思う。
歴史的に、繁栄し国力をつけた国は軍事大国化しやすい。
そういう宿命を持つ。
しかし、日本国憲法は、憲法制定権力の意思として、日本の軍事力を、自衛という枠内に封じ込め軍事大国化の道を閉ざした。
経済立国、軽武装路線は、日本をアジアでの軍事的脅威にせず、日本の経済大国化を促進した。
日本を取り巻く環境が変化してきている、新たな軍事的脅威が出てきている、米国の軍事力も、かつてよりは対処すべき自体も増えて相対的に低下してきている面もある、そういったことは真剣に考えなければならない。
ただ、だから前のめりになって、戦後の70年間に日本が積み上げてきたものを、積み木を崩すように崩してしまって良いのか、そうすることしか進むべき道はないのか、そうすることで、日本自体が軍事的脅威と他国に映り、緊張が増し、さらには米国の軍需戦略に日本が深入りせざるを得なくならないか。
そこは慎重の上にも慎重に検討される必要があるだろう。
自分は、前のめりでやみくもに踏み出すことには賛成できない。
軍事面での肥大化は一旦歯止めがはずれると抑止が難しくなる。
歯止めがはずれることで軍事費も増える。
226事件で倒れた高橋蔵相は増加一方の軍事費を抑えようと努め、軍部、特に陸軍に反感を持たれその命を絶たれた。
現在の集団的自衛権肯定、安保法制の方向性は日本の財政に深刻に影響しかねない。
岩波新書で出たばかりの、遺体、を読みながら思い出したのが、原爆投下直後の曽祖父。
広島市内にいた祖父を探すため、広島郊外から自転車で市内に向かい、入市したが、遺体やガレキで走れなくなり、自転車をかついで市内をさまよったという。
日露戦争に出征し 金鵄勲章を受章した曽祖父だった。
自分には戦争体験がない。
しかし広島に生まれ祖父は2人とも被爆が原因で若死にし家族も苦労してきたことは話を聞きながら育ち、広島原爆がもたらした甚大な被害を広島にいることで見たり聞いたりしてきた。
勇ましく乗り出した先に何があったのか、無名の人々の累々と横たわる屍の上に今の日本はある。
確かに何もせず平和を祈っているだけで平和は来ない。
しかし戦後日本は何もせずただ平和を祈っていただけではない。
莫大な国費を投じて世界でも上位に入る軍事力を有する自衛隊を持ち、日米安保体制下、米軍のため多額の金を出し基地を提供してきた。
既に今までやってきたことで積極的平和主義だろう。
従来の憲法上の制約を外し、たがが外れることで、今までのバランスが崩れ、日本が被るリスクが飛躍的に高まることを恐れる。
岩波新書で出たのは、遺体、ではなく、遺骨。
失礼しました。
憲法を踏みにじろうとする邪悪な勢力は常に存在する。
いかに阻止するかも永遠の課題。
→憲法改正:「いつまでぐだぐだ言い続けるのか」 佐藤幸治・京大名誉教授が強く批判 - 毎日新聞 http://t.co/F6PnpCVu6Y
非常に重要な問題点。
改革が急務。
→再審請求:証拠開示、拡大を 現状は裁判官次第「検察独占は不当」 日弁連が議論始める - 毎日新聞 http://t.co/JeB0okjUHk
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