http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/314.html
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安保法制が審議されているなかでもあり、オバマ発言を日経新聞が勇ましく「警告」と表現したい気持ちはわかるが、記事からわかるオバマ発言は、中国指導部に対する「忠告」を超えるものではない。
「中国は強大で、国民は才能があって勤勉だ。成功しつつあるのも確かだ」と指摘する一方で、「中国の主張に正しいものもあるが、人々を押しのけるような方法で認めさせようとすべきではない」といった内容をもって中国に対する警告と受け止める人は皆無だろう。
同じく日経新聞の「G7宣言で中国非難へ 南シナ海埋め立て問題」も、周辺諸国との軋轢を重ねながら活発な拡張の動きを見せている中国に対し、「航行の自由を守る」態度から逸脱しないようにとのメッセージを発するものであり、非難というものではない。
違憲の新安保法制が“たとえ違憲でも必要”と思わせるために中国を利用するのはほどほどにしたほうがいい。国民の対中観をますます異様なものにし、大きな禍根を残すことになる。
※関連投稿
「米、中国に仕掛ける消耗戦:日経新聞にさえ「勝算がないまま南シナ海への関与に動くオバマ政権」と書かれる始末」
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/880.html
「中国、ひそかに米に「助け舟」 隠密の仲介工作:日中も同じだが、表は自国向けや第三国向けで、本音の外交は密かに進められる」
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/757.html
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米大統領、中国に警告 岩礁埋め立ては「逆効果」
【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は1日、南シナ海で中国が岩礁埋め立てを強行したうえで領有権を主張していることは「逆効果だ」と厳しく批判した。そのうえで「実際に正当な主張なら人々はおのずと認めるだろう」と述べ、けん制した。
ケリー米国務長官が先に中国の習近平国家主席に直接抗議したにもかかわらず、中国の態度に変化がみられないことからオバマ氏自らが警告を発したものだ。東南アジア諸国連合(ASEAN)の若者を集めた1日のホワイトハウスでの会合で発言した。
オバマ氏は「中国は強大で、国民は才能があって勤勉だ。成功しつつあるのも確かだ」と指摘。一方で「中国の主張に正しいものもあるが、人々を押しのけるような方法で認めさせようとすべきではない」と強調した。
中国軍幹部は埋め立てを軍事目的と明言。米政府も人工島に2門の大砲があることを確認し、このままでは周辺海域の緊張が高まりかねないと危機感を強めている。
[日経新聞6月2日朝刊P.3]
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中国軍制服組トップが来週訪米へ[NHK]
6月6日 13時49分
南シナ海で海洋進出を続ける中国に対しアメリカがけん制を強めるなか、中国軍の制服組のトップが来週、アメリカを訪問することになり、米中両国の軍高官の間で、海洋進出やサイバーセキュリティーの問題を巡って、どのようなやり取りが行われるのか注目されます。
アメリカ国防総省の当局者は5日、中国軍の制服組のトップ、范長竜中央軍事委員会副主席がカーター国防長官の招きで来週アメリカを訪れ、11日に国防総省で高官らと会談することを明らかにしました。
会談では、災害時の支援活動や海賊対策など、米中両国の関心事項について意見が交わされる見通しだということです。
ただ、米中関係を巡っては、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で中国が浅瀬の埋め立てを急速に拡大させているのに対し、アメリカが「国際的な規範を逸脱している」と厳しく批判するとともに、空と海からの偵察活動を強化しています。
さらに、アメリカ政府のコンピューターシステムに何者かが不正に侵入し、職員らおよそ400万人の個人情報が流出したおそれのある事件では、中国の関与が指摘されていて、こうしたなかで行われる米中両国の軍高官の会談でどのようなやり取りが行われるのか注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150606/k10010105321000.html
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G7宣言で中国非難へ 南シナ海埋め立て問題[日経新聞]
2015/6/4 13:32
【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は7日からドイツ南部のエルマウで開く主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、南シナ海で岩礁埋め立てを強行する中国問題を提起する方針だ。国際法を無視した行為を放置すれば、世界の海洋秩序が揺らぎかねないと訴える。G7首脳宣言では「航行の自由を守る」などの表現で、中国を非難する見通しだ。
オバマ氏は7日夜(日本時間8日未明)の外交政策の討議で、中国が南シナ海に人工島を造成したうえで領有権を主張している問題を取り上げる。中国軍幹部は先月31日のアジア安全保障会議で、人工島づくりは「軍事目的」と明言し、非軍事目的だとしてきた従来の説明を翻した。人工島には空母艦載機が離着陸できる滑走路の建設を進める。
オバマ氏は、公海上で埋め立てを強行し領有権を誇示するやり方を国際社会が許せば、類似の事件がどの海域でも起こり得ると説明。英国、フランス、ドイツ、イタリアの欧州勢に、問題の深刻さについて認識の共有を働きかける。「航行の自由」を確保するために、人工島の12カイリ(約22キロメートル)以内の米軍の航空機や艦船の派遣の検討も伝える方向だ。
米側はケリー国務長官が先月17日に北京で、中国の習近平国家主席と会い、南シナ海での人工島の造成は「米中関係に影響する」と警告したにもかかわらず、中国側が無視している事態を重視。G7首脳会議では欧州勢の支持を取り付け、首脳宣言に南シナ海の岩礁埋め立てを巡る中国批判を盛り込み、中国への圧力を強める戦略だ。
アジアで唯一、参加する安倍晋三首相も外交政策の討議で、南シナ海を含めた東アジアでの中国の海洋進出の状況に言及する見通しだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H23_U5A600C1MM0000/
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