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http://31634308.at.webry.info/201506/article_4.html
2015/06/04 22:40
国会の衆議院の憲法審査会で、憲法を専門とする有識者を3名招致し、法案と憲法との整合性について意見を聞いた。自公、次世代が推薦した長谷部早稲田大教授、民主が推薦した小林慶応大名誉教授、維新が推薦した笹田早稲田大教授の3者が、安保法案は「憲法違反」との見解を述べた。
自公が選びに選んだ、自公に有利な見解を述べてくれるはずの推薦者が「違憲」と述べるという、思ってもいなかった事態になった。安倍首相が激怒する事態になった訳である。菅官房長官は記者会見で、今回の戦争法案は今までの政府の考えを超えるものではなく、「違憲」には当たらないと判断していると述べた。それが、違うと言っているのに、ご都合主義の極みである。自分達が考えたものが全て「真」であるということである。
自公の応援団と見なされた推薦者ですら「違憲」と断じたことは、誰の目から見ても、これらの法案は、滅茶苦茶な違憲法案ということである。他の憲法研究者のグループ百七十一人が、三日、違憲だとして廃案を求める声明を発表している。
政府は、国会審議が終われば、数の論理で、どんなに異論が出ようと案の採決を行い、衆参で可決させる魂胆である。しかし、法案が通ったら、全国で法案は違憲であると提訴され、裁判が起こると言われている。そのとき、上記の有識者と同じ結論になるはずであるが、最終的に、どちらかが控訴し最高裁まで行くことになる。
最高裁が腐っていればどうしようもないが、自公推薦の学者ですら「違憲」と言うなら、そのような結論になるはずである。
安保法案 参考人全員「違憲」 衆院憲法審 与党推薦含む3氏
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015060490140427.html
2015年6月4日
衆院憲法審査会は四日午前、憲法を専門とする有識者三人を招いて参考人質疑を行った。いずれの参考人も、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について「憲法違反」との認識を表明した。自民、公明両党の与党が推薦した参考人を含む全員が違憲との考えを示したことで、衆院で審議中の法案は憲法の枠内だとの政府の主張に対する疑義が鮮明になった。
参考人として出席したのは、自民、公明、次世代の各党が推薦した長谷部恭男(はせべやすお)早稲田大教授、民主推薦の小林節(こばやしせつ)慶応大名誉教授、維新推薦の笹田栄司(ささだえいじ)早稲田大教授の三人。
長谷部氏は、安保法案のうち集団的自衛権の行使を容認した部分について「憲法違反だ。従来の政府見解の論理の枠内では説明できず、法的安定性を揺るがす」と指摘。小林氏は「私も違憲だと考える。(日本に)交戦権はないので、軍事活動をする道具と法的資格を与えられていない」と説明した。笹田氏も「従来の内閣法制局と自民党政権がつくった安保法制までが限界だ。今の定義では(憲法を)踏み越えた」と述べた。
いずれも民主党の中川正春委員の質問に答えた。法案提出前の与党協議を主導した公明党の北側一雄委員は「憲法の枠内でどこまで自衛の措置が許されるかを(政府・与党で)議論した」と反論した。
国際貢献を目的に他国軍支援を随時可能にする国際平和支援法案が、戦闘行為が行われていない現場以外なら他国軍に弾薬提供などの後方支援をできるようにした点について、長谷部氏は「武力行使と一体化する恐れが極めて強い。今までは『非戦闘地域』というバッファー(緩衝物)を持っていた」と主張した。
小林氏は「後方支援は特殊な概念だ。前から参戦しないだけで戦場に参戦するということだ。言葉の遊びをしないでほしい。恥ずかしい」と述べた。
審査会は、参考人が立憲主義や改憲の限界、違憲立法審査をテーマに意見を述べた後、各党の委員が質問する形で進められた。
安保法案をめぐっては、憲法研究者のグループ百七十一人が三日、違憲だとして廃案を求める声明を発表したばかり。安倍政権の憲法解釈に対し、専門家から異議が強まっている。
(東京新聞)
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