http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/155.html
Tweet |
「戦争になれば、誰が迷惑するのか」 習近平主席から安倍首相への「密伝」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000001-sasahi-pol
週刊朝日 2015年6月12日号より抜粋
自民党の“ラスボス”二階俊博総務会長(76)が5月23日に3千人を引き連れ訪中し、習近平国家主席と一対一で会談した。「媚中(びちゅう)」との批判もある中、作家・大下英治氏がその「密伝」に迫る。
* * *
大下:日中関係が険悪な時期にあえて訪中された意図は何ですか?
二階:今の日中関係はどうなっているんだろうか、と私もずっと疑問を持っていました。誰かが切り替えのポイントを間違ったようになってしまった。もとの友好関係へ修復することをしなきゃいけないなと思っていました。自分が中国へ行って、要人と直接、会って話し合って、真相はどうなのか、確かめてこようという思いがありました。
大下:どうでしたか?
二階:今回、北京に到着した瞬間に険悪な関係という考えは間違いだと思いましたね。何も中国側は変わっていない。我々が、難しい日中関係の時代が到来したと悪く思い込んでいただけであって、実際の中国は変わっていなかった。今回の日中交流もスムーズにいきました。
大下:しかし、尖閣諸島の領土問題、歴史問題などで中国に対する日本の世論は相当悪化してます。
二階:では、日本は中国との関係がなくてもいいのですか。中国にしても日本がなくていいのか。そう問いかけてみれば、答えはおのずから簡単なことです。友好を諦めて、戦争をしましょうとなったら、誰が迷惑をするんですか。国民ですよ。今、日本は戦争をする態勢、そういう軍備の態勢になっていないでしょう。自衛隊は日々、訓練して頑張っていますが、大きな軍隊を持っている米国、中国と対決することができますか?
大下:現時点では難しいでしょうね。
二階:できるわけないじゃないですか。それなら平和的に仲良くやっていこうという絆を、文化、スポーツ、青少年らの交流などを通じ築き上げる知恵がなければ、日本の存在はきっと危ういものになりますよ。面会した時、習主席は「隣人は選ぶことができるが、隣国は選ぶことができない。徳は孤にならず、必ず隣あり(本当に徳のある人は孤立したり、孤独であるということはない)」と言われましたよ。私は確信を持って、日中友好を進めようと思いました。
大下:習主席とはどんな話をしたのですか?
二階:私が安倍晋三首相からお預かりした親書を手渡したら、「安倍首相にもよろしくお伝えください」「首相とは2度お会いしているので、今後もお互いの戦略的互恵関係をしっかり進めていきたい」とおっしゃっていました。
大下:日中首脳会談の実現への“密伝”は?
二階:こう言っちゃ、失礼ですけど、これまで満足な首脳会談であったのかどうかというのはテレビをご覧の方はわかりますよね。中国高官に私は「日本の首相がわざわざ行っているのにあの態度はないでしょう」と随分、申し上げたことがあります。今回、習主席から、安倍首相からの親書を頂いたことを重視するとの発言もありました。「このまま進めていければ、良い結果になるのではないか」と前向きな姿勢を示されたのです。安倍首相には北京から電話で(習主席との会話の)ポイントだけを報告しましたが、非常に喜んでおられた。今後、首脳会談の実現に期待しています。
大下:今後も習主席とはコンタクトは取るのですか。
二階:お礼の手紙ぐらいは出さんといかんかなと思っています。今後、安倍首相と習主席を繋(つな)ぐ意味でも知っておいていただきたいこともいろいろとありますからね。
(構成 本誌・上田耕司)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK186掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。