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不可解、ちぐはぐ国会対応… 「充実審議」求める野党は引き延ばし戦術 衆院平安特委を流会
http://www.sankei.com/politics/news/150603/plt1506030034-n1.html
安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会は3日、この日予定した質疑を取りやめた。職権で開会を決めた浜田靖一委員長(自民)に野党が猛反発し、与党が流会に追い込まれた。一方、特別委の審議を拒んだ野党は、日本年金機構の個人情報流出事件では積極的な審議を要求。与野党とも不可解でちぐはぐな対応が目立った。
民主党の枝野幸男、維新の党の柿沢未途両幹事長は3日、国会内で会談し、年金情報流出事件に関し連携して政府を追及する方針を確認した。枝野氏は記者団に対し、安保関連法案の国会審議でも「結束して与党の強引な進め方に対抗していくことで一致した」と語った。
野党が3日の特別委開会に反発した理由は、フィリピンのアキノ大統領の国会演説を挟んだ計約3時間の審議は「こま切れになる」(枝野氏)からだった。民主党内は法案成立阻止を求める声が大勢で、少しでも審議を引き延ばす作戦を実行した形となった。
ただ、「充実した審議」を求める野党が3時間の審議を拒んだことは矛盾ともとれる。自民党の高村正彦副総裁は記者団に「『早く審議しろ』と言いながら、四の五の言って審議に応じないのは憤りを感じる」と野党を批判。「国民に(法案を)理解されたら困ると思っていると断ぜざるを得ない」と述べ、野党の国会対応を痛烈に皮肉った。
ただ、与党の不手際も目立った。特別委は2日、自民、民主、維新3党の理事による日程協議が不調に終わり、浜田氏が職権で3日の開会を決めた。しかし野党側の猛反発を受け、自民党の江渡聡徳理事は3日、あっさりと野党側に謝罪。党内の連携不足は否めず、江渡氏は「二度と職権で立てないように努力する」との言質まで与えた。
自民党は「慎重審議を求める野党に応えるため時間があれば審議する」(佐藤勉国対委員長)との立場をとる。早期成立に向け少しでも審議時間を積み重ねたい思惑があった。ただ、審議入りから1週間余りしかたっていない序盤での強行的な運営には、党内からも「国対の勇み足」「野党に格好の口実を与えた」との批判が出ている。
一方、年金、安保で「共同戦線」を敷く民主、維新両党の連携にもほころびが出た。維新は、民主が1日に決めた次期衆院選の選挙区候補内定者53人のうち4人が維新現職と競合していることを問題視。枝野氏は柿沢氏との会談で「申し訳ない」と謝罪したが、事前調整すらできていなかった両党の溝の深さが際立った。
[産経ニュース 2015/6/3]
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