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「戦争は平和を掲げてやってくる」東京大学名誉教授 石田雄さん
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12033580110.html
June 01, 2015 かばさわ 洋平
軍国化の要因などを研究してきた、東京大学名誉教授(政治学)の石田雄さんのインタビュー記事をシェアします。安倍首相の積極的平和主義という言葉の使われ方に注意が必要で、現在の秘密保護法や教科書問題などは戦前の思想動員、言論統制の動きからみて警戒すべきと警鐘を鳴らしてます。
赤旗 6/1
私は戦後、どうして自分が戦争に加担したのかを反省、探究するために研究者となり、軍国化の要因について研究してきました。
いま安倍首相はアメリカとの切れ目のない戦争協力の体制を進める一方で、「徴兵制になることは絶対にない」などと言ってます。しかし、自衛隊に犠牲者がでれば、たちまち自衛隊の応募者が少なくなり、徴兵制になりかねません。私の孫の世代や、さらに若い世代の人たちに、また戦争で人殺しをさせることになる。
そうなったら、私が戦後70年間勉強してきたことは一体何だったのか、生きてきた甲斐がない。大きな責任も感じます。せめて生きてる間に、できるだけのことをしなければと思っています。
警告したいのは「戦争」と「平和」という言葉の使われ方です。安倍首相の「積極的平和主義」という言葉には注意が必要です。
積極的平和主義を、もし「ポジティブ・パシフィズム」と訳せば、あらゆる物理的暴力だけでなく、経済的搾取や貧困などの構造的暴力にも反対する概念です。しかし、安倍首相は決してそんなことは言いません。積極的平和主義を平和にするときには、「平和に貢献するために積極的に行動する」というように変えています。この場合の「積極的」ということは、実は「武力に頼る」という意味です。
中略
今、特定秘密保護法や政府の言う通りに教科書書かせる、日の丸・君が代の強制などが起こっています。安保法制を「戦争法案」と批判したら、議事録から削除するという脅しもありました。これらの言論統制、思想動員の動きは戦前の教訓からみて非常に警戒すべきです。
より怖いのは、グローバル化した世界で、アメリカの武力行使に加担すれば、世界中で報復を招く。日本人が世界中でテロにあう危険が高まることです。国内50か所以上の原発が狙われれば、核攻撃を受けるのと同じです。今までより、報復の危険が大きい。危険になるのは自衛隊員だけではないのです。
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