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翁長外交の完結は訪中して習近平と沖縄の未来を語り合うことだ―(天木直人氏)
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30th May 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
発売中の週刊フライデー(6月12日号)がトップ記事として大きく報じている。
翁長知事は9月に訪米し国連人権理事会で演説する事を考えていると。
沖縄の人権問題を世界に訴えると。
素晴らしいことだ。
私は繰り返し書いてきた。
沖縄の民意を無視して辺野古移設工事を強行する安倍政権は、
もちろん、批判されるが、米国がその安倍政権を支え、
辺野古移設工事を唯一の解決策などと言っているようであれば、
最後は国際批判が米国に向かう、米国はその批判に耐えられないだろうと。
この私の意見を先取りするかのような、翁長知事の国連人権理事会での演説構想だ。
ならば調子に乗って更に提言させていただく。
いや、これは決して調子に乗って書いている提言ではない。
真面目に書いている提言だ。
翁長知事は訪中して習近平首相に直談判するのだ。
沖縄の未来に協力して欲しいと。
基地なき沖縄の実現のためには、米国の協力と同時に中国の協力が必要であると。
米軍の基地なき沖縄には、中国の軍事的脅威なき沖縄が同時に必要だと。
そう言って、沖縄は中国と不戦・不可侵の平和の取り決めを交わしたいと申し入れるのだ。
そして、さらに要請するのだ。
中国の協力を得て、基地なき沖縄を、世界の一の観光地、経済圏にしたいと。
翁長知事が訪中を願うなら、中国は歓迎しないはずがない。
翁長知事が面会を要請するなら習近平は会わないはずがない。
そして翁長知事が、
米軍の基地なき沖縄を自分の手で繁栄させて見せるから協力して欲しい、
と直談判するなら、間違いなく習近平は協力すると約束するだろう。
翁長知事の外交は、中国との共存、共栄を実現する究極の外交で完結させるべきである。
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<市村悦延の視点>
習近平は翁長知事と会うところまでは実現の可能性はある。
だが、米軍の基地問題を話すことは、米国が許さない。
そうすれば必ずや、米国の横やりや日本政府、マスコミからの圧力がかけられる。
翁長知事には身の危険すら及ぶことになるはずだ。
したがって、翁長知事と習近平との米軍基地問題との話し合いは実現不可能だと思料する。
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