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「「安倍さんは戦争犯罪者と同じような気持ちなのでしょう」古賀茂明氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17489.html
2015/5/30 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
これより、岩上安身による、元経産官僚・古賀茂明氏インタビューの模様を実況します。http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi
岩上「本日は古賀茂明さんにお越しいただいています。前回はタイムアップで話せなかった話があります。古賀さんは『報ステ』を降板しましたが、権力のメディア介入は常態化しています。古賀さんの不規則発言で、なぜかテレ朝の吉田社長らが会見で謝罪しました」
岩上「番組をめぐっては、放送直後から、菅義偉官房長官らが放送法に言及して問題視し、17日には同局幹部が自民党の事情聴取を受けていました」
古賀「海外の特派員から見ればこれだけで圧力です。安倍政権のジャーナリストの扱い方は、民主国家のものではない」
古賀「日本では、これがすごい問題だ、とはならない。テレ朝はズルくて、僕の批判はしていないんです。逃げているんです。テレ朝では番組責任者3人が戒告処分になりましたが、社内でも自民党へのアリバイ作りの処分だ、ということがミエミエになっています」
岩上「実は現在、報ステ内部では深刻な事態が起こりつつあるということです。『古館さんの発言を隠し撮りした二本のテープが上杉隆氏の手に渡っているとの情報が駆け巡り、局内は戦々恐々です。一本目は、二月二十五日の放送に関して。放送後に古館氏が担当者に…」
岩上「放送後に古館氏が担当者に「俺はヤクザと一緒だ。身体張ってやってんだ! お前らサラリーマンとは違うんだ」と怒鳴った時のもの。 二本目はさらに深刻で、別の日に、古館さんが個室に川内原発のVTRを作ったスタッフでMの腹心であるHを呼び出して…」
岩上「『俺のバックには、組がついている』と暴力団の実名を挙げて恫喝したものだと囁かれています(『週刊文春』4月9日号より)」
古賀「誤報です。上杉さんはテープなど持っているとは言っていないし、文春は確認できていません」
古賀「『命がけでやっている』ということを古舘さんは言ったようですが、『俺のバックには、組がついている』などと言えば、テレビには出られませんので、そんなことは言っていません。それをあたかも本当に言ったかのように報じられていますが」
古賀「これは『Hさん』と『Mさん』を貶めるための記事です。この情報を流したデスクがいます。古舘と戦っているグループというのがあって、それは官邸とつながっています。テレ朝から見ればこんな事実ではない情報が流されたのは大変ですがデスクを締め上げない」
古賀「これはもしかしたら訴訟になります。訴えなければテレ朝の病理は深刻です」
岩上「自民・佐藤勉議員が4月28日、記者懇の場で『新聞と違うんだから公正公平じゃないといけない。最近どっか古賀さん使ったんだって? 勇気あるよなあ』と話したそうです」
岩上「古賀さんは直前にMXに出ていました」
古賀「これはオフレコの場なんですが情報は漏れてきます。佐藤議員は『珍しくTBSは静かだな』と話したようです。さらに『岸井さん頑張っているからな。あの人は気をつけたほうがいいよ』などと言ったようです」
古賀「官邸からみれば報ステは抑えたから大丈夫、と思っている。逆にTBSにプレッシャーがすごいかかっている。オフレコのメモは回っているはずです。でも岸井さんはブレずに頑張っています。しかしニュースの項目立てや尺は、相当ビビり始めていると感じます」
岩上「古賀さんの外国特派員協会での会見は手応えがあったとか」
古賀「日本のメディアはテープはどこにある、という話ばかりですが、海外メディアはメディアと権力の構造問題に関して質問してくれました。その後の日本メディアのぶら下がりはひどかったですね」
岩上「日テレの男性記者が『報ステで打ち合わせにない発言を古賀氏がしたことが、むしろ政治権力の介入を招くことになったのでは?』と質問。これはもっともダメな質問です」
古賀「彼はジャーナリストでなく、会社に『とってこい』と言われただけなのでしょう」
古賀「『日テレでは政府に怒られないようにうまくやっている』と告白しているようなものです」
岩上「続いてフジテレビの女性記者が『(自民党の聴取は)集団リンチ発言』の真意を問うと、古賀さんは『呼んで何を聞くんですか。想像されました?』と逆質問」
岩上「さらにフジ記者『一つ一つの内容について確認をしたいという立場では』と返すと『どうして自民党が確認する必要があるのか』『フジも日テレも一生懸命、政権側に立って質問してるのは理解できない』『あなたたちは戦う気持ちがないのか』と古賀さんは指摘」
古賀「『あんな古賀さんの勝手な発言を聴きたくないと思っている視聴者もいたのではないか』とか言われましたね」
岩上「海外メディアは安倍政権を好意的に見ていません。エコノミスト誌は、安倍総理が記者の上に君臨して座る風刺画を載せました」
岩上「メディアの腰砕けは酷いが、やはりNHKがもっとも酷い。重要国会は中継するが、そうでないとケース・バイ・ケースだ、と。そして志位委員長が追及した『ポツダム宣言』や、辻元清美議員に対する『早く質問しろよ!』という野次もNHKカットしました」
古賀「安倍さんの望んだようになっています。安倍さんはこういう議論をみせたくない、と考えている。国民に説明しようという気などありません。単なる時間稼ぎで、あまりに国民を馬鹿にしています。もっとも国民を馬鹿にしているのは自民党作成の改憲漫画です」
古賀「安保法案の審議直前、横浜で大きな武器見本市をやっていましたが、これもほとんど報道されていません」
岩上「安倍総理の『ポツダム宣言不承知発言』はすごいですよ。読んでないだけでなく、『承知していない』と言っているんです。不承知だと」
岩上「不承知というのは、事実上の『否認』ではないかと思います。実は安倍さんは過去に『ポツダム宣言とは原子爆弾を2発落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかりに叩きつけたものです』などと言っています」
古賀「めちゃくちゃです」
古賀「安倍さんとしてはポツダム宣言を認めていない、ということなんでしょう。読んだというと、認めてないとは言えないので、『わからないからコメントを控える』と。しかしこれは許される無知ではない。安倍さんは戦争犯罪者と同じような気持ちなのでしょう」
古賀「ポツダム宣言は国民からすれば被害者の位置づけで、恥じることではありません。しかし、安倍さんは自分を『加害者側』に置いているんです。ポツダム宣言は自分に言われているような気になっているのだと思います」
岩上「岸信介さんのお孫さんですからね」
岩上「安倍さんだけでなく、礒崎陽輔首相補佐官は、ポツダム宣言について『文章が一字一句、正しいことを書いているかどうか』などと発言されました。安倍総理1人の失言ではなく、内閣を支えるブレーンらも含めてポツダム宣言は不服だという共通認識があります」
岩上「礒崎さんは『「立憲主義」
を理解していないという意味不明の批判を頂きます。この言葉は、Wikipediaにも載っていますが、学生時代の憲法講義では聴いたことがありません』とも書きました。小林節さんは『知らないわけがない。おとぼけです』と」
古賀「立憲主義を否定したら憲法の意味がないですね」
岩上「他の法律は上から国民を縛っているんですから、下から国家を縛る憲法でなければ意味がありませんね。片山さつきさんは天賦人権説をとらないと言っていますが、天賦国権説だとでも言うのでしょうか」
古賀「安倍さんたちは明治憲法こそが憲法だと思っているのでしょうね」
岩上「ポツダム宣言は『軍国主義者が悪い、国民を欺瞞し、世界征服の挙の過ちを侵させた勢力を永久に除去する』と言っています」
岩上「さらに安倍さんは『満州は攻め入ってつくったわけではないですよ。満州に対する権益は第一次世界大戦の結果、ドイツの権益を日本が譲り受けた面がありますよ』(2005年7月31日 テレビ朝日「サンデープロジェクト」
より)とも言っています」
岩上「そして天皇陛下は2015年の念頭所感で『本年は終戦から70年という節目の年に当たります。満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています』と話しています」
岩上「安倍総理は満州と青島を混同しているのでしょうか。三原さんの『八紘一宇』発言もあります」
古賀「三原さんは、権力者が使う綺麗な言葉に騙された状態なのか、それとも国民を騙そうとして使ったのかはわかりません。こうした発言が立て続けに出ますね」
岩上「安倍総理の取り巻きには、国連脱退を主張する人たちもいます。花田紀凱氏は『これからの主戦場は国連だ。クマラスワミ報告は成り立たないと訴え、認められないなら、国連を脱退するくらいの覚悟でやればいい』と発言されました」
古賀「安倍総理の取り巻きの中でももっとも知識レベルが低い人たちですか」
岩上「いえ、これが一番知識レベルの『高い』人たちです」
古賀「ちょっとこれはさすがに困りますね。総理周辺でも『一線超えた政権だ』と考えている人もいます」
岩上「日本はまだ敵国条項の対象でもあります」
古賀「敵国条項は空文化していると言われますが、残っています。国連憲章では戦争が正当化される条件は限られていますが、もし日本が変なことを始めたら国連を通さず日本を叩いて良く、国連ルールも適用されない」
古賀「敵国条項を外す努力をしたほうがいい。しかしそうすると、中国などが裏から『危ない』というでしょう」
岩上「『IED』という“即席爆発装置”が後方地域の道路に設置され、08年以降、アフガンの兵士の死者の約6割はIEDが原因となっています」
古賀「後方支援で危なくなれば退避する、といいますが、できないですね」
岩上「“交戦”したら、その時点で、戦時国際法、国際人道法上の『紛争の当事者』になる。『戦闘が起これば直ちに退避』など、現代の国際社会では許されません」
古賀「いろんな情勢を理解すればするほど絶望的な気持ちになる人も多いかと思います。マスコミが本当のことを伝えないのは非常にネックです。しかし、諦めてしまっては後戻りできなくなる。我々が立ち上がるしかないんです。本当の平和主義を確立する時です」
以上で実況を終えます。
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