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2015-05-29 08:09:36
国会(衆院)は昨日5月28日まで2日間の特別委質疑でほぼ主要な論点が浮き彫りにされました。しかし、安倍晋三首相ののらりくらり答弁を前に、野党は攻めあぐねているのが実態です。
野党はなぜ、集団的自衛権関連の法案が「憲法違反」だということを明確にし、違憲論争に持ち込まないのでしょうか。
問題の根幹は、他国まで出て行って他国の戦争に参加することです。憲法9条が明確に禁止していることです。これを屁理屈でひっくり返そうとするのが、安倍政権が国会に上程した安保法制関連11法案です。しかも、11法案をひとからげにして、2法案にまとめ、一括で手っ取り早く成立させようという乱暴さです。暴走というより、狂走というべき状況です。
アメリカのカーター国防長官は5月27日、中国に対し南沙(スプラトリー)諸島での埋め立てを「即時かつ永続的に停止するよう」強く求めました。中国側は王毅外相が「主権を守る意志はいささかも揺るがない」と強く反発しました。これを受けてカーター長官は「国際法が許すところならどこでも飛行、航行、作戦行動をとる」と、さらに踏み込みました。緊張がかなり高くなっています。
この南沙諸島の周辺は、日本のタンカーなどが中東から原油などを運んでくるシーレーンです。安倍流で言えば、死活的な重要地帯です。
安倍首相は「いまはホルムズ海峡しか念頭にない」と答弁してきましたが、次は「南沙諸島も危ない」というのでしょう。「小さく生んで大きく育てる」の類です。
日本は「専守防衛」を国是としてきました。戦争放棄の憲法も、「自国に降りかかる火の粉を払う自衛の武器使用はやむを得ない」としていると解釈してきました。つまり、自国が攻撃されていないにもかかわらず他国へ出かけて行って戦争へ参加することは、明らかに「ノー」のはずです。憲法違反、違憲なのです。
安倍首相にだれが知恵をつけているのか、「今は」「原則として」「一般に」などの用語を多用し、いつも「例外」がある含みを残しています。だから、自分の発言を「例外として」という前置きをつけることでいつでもひっくり返すことができるのです。
この例外は、憲法の枠外にはみ出ることを意味します。つまり、憲法違反です。ホルムズ海峡での機雷掃海も、憲法違反です。国民生活に死活的な絵影響をもたらすなどとこじつけて、むりやり集団的自衛権を発動し軍事を行うことは、「国司紛争を解決する手段として武力を行使することは、永久にこれを放棄する」ことにしています。話し合いでなんとかことを治めると決意したはずです。
その崇高な国民的決意を、たかが安倍晋三がごときにゴミ捨てに放られてはならない。これからこの世に生れ出てくる人たちのためにも、そんな日本を引き継ぐことはできない。なんとかしなければならない。……。……。
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