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田原総一朗「『新3要件』討論 安倍首相の説明は答弁になっていない」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/718.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 29 日 07:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

         安倍首相の説明は…


田原総一朗「『新3要件』討論 安倍首相の説明は答弁になっていない」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150529-00000003-sasahi-pol
週刊朝日  2015年6月5日号


 集団的自衛権行使を認める武力行使の「新3要件」についてジャーナリストの田原総一朗氏は、急がずじっくり話し合うべきだという。

*  *  *
 5月20日に、集団的自衛権の行使をめぐって、安倍晋三首相と、民主党の岡田克也代表など野党3党首による党首討論が行われた。

 岡田代表は、まず政府が閣議決定をした「新3要件」に基づいて行使するときには、自衛隊の活動範囲は当然ながら相手国の領土、領海、領空に及ぶのではないか、と問うた。

 それに対して安倍首相は、「一般に海外派兵は行わない。これは最小限度を上回るということで我々は行わない」と答えた。「私たちの集団的自衛権の行使については、一部の限定的な容認にとどまっている」とも言った。

 安倍首相が意図的にはぐらかしている、とは考えたくないが、これでは答弁になっていない。

 仮に後方支援で武器、弾薬、兵員などを運ぶとしても、少なくとも相手国の港までは運ばなくてはならないわけで、当然ながら領海、領土に入ることになるのではないか。あるいは安倍首相は、岡田代表の質問が理解できていないのか。武器、弾薬、兵員などの輸送といっても相手国は戦闘行為ととらえて、攻撃の対象になるはずである。

 さらに、後方支援を行うのは、戦闘行為が行われていない場所であって、戦闘が始まれば直ちに撤収するということだが、繰り返し記すが後方支援といえども、相手方にとっては敵対行為、戦闘行為である。

 戦闘が始まれば撤収するとは、具体的にどうすることなのか。現場から逃げ出すということなのか。そんなことをしたら格好の標的になるのではないか。

 岡田代表は、後方支援をすることで自衛隊が戦闘に巻き込まれる恐れがあるのではないか、と問い、安倍首相がアメリカの戦争に巻き込まれることについて「絶対にありません」と答えたことにも、「そういう断定的な粗雑なものの言い方では、国民の理解は深まらないし、ちゃんとした議論にはならない」と反論した。

 安倍首相は「巻き込まれ論はあり得ない」と繰り返し、「巻き込まれ論はかつて、1960年の日米安保条約改定時にも言われたが、これが間違っていたことは、もう歴史が証明している」と言い切った。

 だが、現在まで日本の自衛隊は専守防衛で、日本がいずれかの国から攻撃されたときに戦うことになっていた。戦後、日本はどの国からも攻撃されたことがないのだから、巻き込まれるなどということが生じるはずがない。だが、集団的自衛権を行使するというのは、「新3要件」の範囲では、日本が攻撃されていなくても後方支援をするというのだから、事態が大きく変わったわけである。

 朝日新聞が16、17日に行った世論調査でも、安倍首相の「アメリカの戦争に絶対に巻き込まれない」という説明に「納得できない」が68%で、「納得できる」は19%でしかない。

 そもそも「新3要件」にしても、例えばアメリカに対する武力攻撃が発生し、それによって我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合となっているが、これでは曖昧で歯止めがなく、具体的なケースを示すべきだと岡田代表は主張している。

 ともかく、国民の大部分には政府が何をどこまでやろうとしているのかよくわからない。時間をかけて、具体的にじっくり審議すべきであり、今国会で成立させようなどと考えないことだ。


 

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コメント
 
01. 2015年5月29日 07:28:54 : nFUO52osjo
 
安倍の「積極平和主義」はヒトラーの「大平和演説」にソックリ。平和という言葉を出汁に自由主義から統制主義へ
http://carpenter.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1432851971/

異なる点は、安倍が国民に増税など負担を課して、
それを役人利権と資本側にばら撒き、GDP成長を暗転させたのに対し、
ヒトラーは国民に大幅な減税を行ったこと。

安倍政権による大負担政策の結果、
実質賃金は下がりっぱなしで、国民の購買力がどんどん削がれ、
消費支出は89年や97年の増税時と同じく鈍化した。

昨年、一年間のGDP成長がマイナスということは、
増税と紙幣バラマキをして借金を増やしただけということだ。
国民の生血を吸い続けている安倍政権とその信者達(およそ利権にありついてる寄生虫)は
相当に罪深い連中だろう。

そもそも、増税を強行しておきながら、一方で、その安倍政権のメンツが、
補助金(税金)を受けとっている会社から献金の形でカネを還流する不正行為をやってる時点で
コイツらに政治をやる資格はないのだが…(政治評論家内談)
 


02. 2015年5月29日 07:32:18 : atuowgrUnM
安倍がしゃべり終えるのを待って『早く答弁しろよ!!』と野次ってやれ。
え?今のあれが答弁だったの?あれで答弁してるつもりなの?

03. 2015年5月29日 09:32:40 : jWhomqAklo
>武器、弾薬、兵員などの輸送といっても相手国は戦闘行為ととらえて、
>攻撃の対象になるはずである。

TPOによるだろう。
ウクライナで2014年分離&内戦が起きたウクライナには
秘密裏にアメリカイギリスが支援、
東部ウクライナの独立、ロシア編入派には
明白にロシアが武器弾薬提供で後方支援をやっていたが
裏ボス同士のアメリカ・EUとロシアとの間で戦争が起きてるかといえばそうはなっていない。

ロジスティク=兵站=後方支援=攻撃対象になる、
といった考えは、アメリカの存在を事大視するあまりにアラブ・イスラム地域を
限定とした、紛争駆けつけ問題を返って特定化してしまっているような気もする。


04. 2015年5月29日 09:53:04 : uvEbgu5F0E
この集団的自衛権行使への舵きりは、江田憲司の国会での指摘が一番正しいように思えた。
それは、アメリカがそうやれといっているからそうしてるだけなんだろうと。
ここがコアであって後方支援がどうとかは枝葉であって、
命の危険性リスクは、例えテロとの戦いであっても、最前戦>>>>後方なのだから
そう思ってる側にいくらリスクを説いても時間の無駄。

民主党の攻め方は間違っていて、ヤジがどうとかはさらに下賤な指摘に過ぎない。
江田憲司のようなロジカルに国連での多々ある実例をひいた指摘が出来ないと
結局、民主党は内政だけやってればいい極端な内政偏重政党になってしまう。

ところで江田へのネタ提供者って誰なんだろうか?
自身が引っ張ってきてるにしては忙しい国会議員にしては的を射過ぎているような
前回のインド洋補給艦継続問題も、アメリカの資料を引っ張ってきて非正当性を主張
していたけれども・・・自衛隊内部の情報関係部署? 中国? あるいはアメリカ?


05. 2015年5月29日 20:01:53 : XhAutMdr1w
田原でも 庇いきれない おバカぶり

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