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2015年05月29日
なんてことはない。現在、日本の「空気」は“嘘でもいいから、騙しつづけて欲しかった♪♪”の状況を呈している。ここで言わんとしているのは、「安倍の甘言」だ。安保法案に対する「法理」の質問でも、法的解釈はさて置き、お好みの例示方式一本槍を貫きとおし、質問以外の事までベラベラ持論を展開、時間切れを待つ。萩生田光一や百田尚樹、曽野綾子と酒でも酌み交わし、滔々と無教養な例示を肴に機密費で飲食している状況とあまり変わりない。安倍が、始終“ニヤニヤ笑い”をするのは、中学レベルの喧嘩の前の“強がり笑い”に近いようだ。
甘言蜜語を弄ろうして取り入る設定に近似しており、一国の総理、最高責任者が話す言葉としては、あまりにも軽佻浮薄な甘さである。「気をつけよう 甘い言葉と暗い道」とクリソツなのである。無論、この甘い言葉を語っているのが、安倍晋三だけなら良いのだが、記者クラブ所属メディアの多くが、この「安倍の甘言」を強調、時には“尾ひれはひれ”をつけて、記事を垂れ流すので、安倍晋三は益々増長する。謂わば、甘言の連鎖反応だ。まるで、戦争中そのものではないか。国威発揚の連鎖と言えるだろう。
しかし日本人の半数以上が、それが“ヘタレの強がり”だという事を薄々知っている。ただ、「空気」が景気は良いんだ!企業業績は右肩上がり、株価も企業業績を反映、“10連騰!ゆけゆけ株価、天まで登れ”ってな様相を呈す。しかし、それが幻の企業業績であり、為替差益や株式評価益や不動産、有価証券の売却益だったりするわけで、数量的に増加傾向を見せている企業は、ごく僅かだ。国民は、それも大半は知っている。しかし、「ここはチャンスだ、今でしょう!」と云う「空気」には抗えない日本人が、動物農場を目指している。
国が滅びる時って、もしかすると、こういう状況が10年程度継続すると、のっぴきならなくなるのかもしれない。日本の行く末は、理性的に、且つ合理的に考えた場合、経済成長するはずはない。しかし、不景気な話はしたくない。駄目なのは分っているけれど、駄目だと言えば、余計に駄目になりそうだ。こういう潜在意識が、日本人の精神構造に、そもそもあるのだろう。これも、自然に支配されていることを、自然と寄り添うと云う言葉で誤魔化す、民族独特の処世術だとも言える。日本の大衆と云うものは、概ね、そのように考えて生きてきた歴史的経緯がある。敢えて、現実逃避と知った上で、何ら物事の好転に寄与しないと分っていても、現状認識はしたくないと云う習性があると断定せざるを得ない。
安倍の最大の強みは“無教養に気づかないほど無教養”なので、論理の破綻や矛盾なんて、まったく意に介さない。そして、滔々と噛み合わない答弁を苦にせず話せる。普通以上のIQがあれば、「あれっ!なんか言っていることがヘンチクリ?」と田中直紀のように右往左往するのだが、そういう心配もない。一日7時間以上の安全保障法制・衆院特別委員会なのだから、一字一句聞き逃さないなんてお人は稀である。政府の言う通りニュースを垂れ流しますと宣言しているNHKの北朝鮮風、夜7時のニュースで耳に入れるのが、最高レベルの日本人なのだから、気づく筈もない。睦言のような、甘い言葉を囁きゃあ、国民なんてイチコロヨ!20世紀の歌舞伎町ジゴロの如しだ。
議論がかみ合わない。原因はもっぱら、安倍や中谷のピント外れな答弁にある。自衛隊員の派遣先は世界規模となり、任務の幅も広がる。自衛隊の他国軍への後方支援はこれまで「非戦闘地域」に限られていたが、法案では「現に戦闘の行われていない地域」に広げたわけだ。治安を守るための巡回、検問という名の戦闘行為だ。リスクが高まるのは明らかなのに、そうではないような言葉を羅列する。他国軍への弾薬の補給などの後方支援。「安全が確保された所に補給基地があって支援するので、前線から離れている」と説明するが、それじゃクロネコヤマトで充分だろう(笑)。
武器を使って反撃しながらの後方支援継続はしないと言うが、それじゃあ、裏切者と言われる。はじめから、断った方が未だマシだ。敵側から攻撃を受け乍ら、応戦しながら回避するなんてのは、絵に描いた餅話で、出来るわけがない。「日本の抑止力が高まり、国民のリスクが下がる」なんちゃって言っているが、軍拡競争になるのは明らか、軍備増強への歯止めが効かなくなる。米軍は歓び、自衛隊のリスクは増え、自衛官、ドロップアウトの穴埋め補充の特別手当の増額やヤンキーの中古品買取と、軍事費の際限なき支出は余儀なくされる。
日米安保は強化されて、日本のリスクが増える皮肉な現象さえ見えてくる。悪しき経済結合だが、グローバル化した世界経済は、国境の垣根を低くし、国益による、侵略的戦争が起きるリスクは、幾分軽減傾向はある。しかし、最近は、テロリストとの闘いが叫ばれている中わけで、安保の抑止力が何の役に立つのか、筆者にはチンプンカンプンだ。とどのつまりは、日米安保強化と云うプロセスが、日本全体がリスクに晒されるのでは、盗人に追い銭以下である。平和ボケでしたと、ボロボロになってから反省する時には、既に、時遅しになると云う事だ。戦争っていうものは、こうして起きるのだと云うことが、非常によく判る安倍政権である。以下に、目についた、「安倍の甘言語彙集」みたいなものを書きだしておく。これをベースに、補足を願おう!
参考:安倍語彙集
・国の存立が脅かされ
・国民の生命、自由、幸福追求の権利
・明白な危険があれば
・客観的、合理的に判断する
・秩序の回復・維持
・平和に対する脅威や破壊、侵略行為
・最小限度
・正当防衛、緊急避難
・非常に慎重な当てはめ
・透明性のあるしっかりした抑止力
・邦人の乗る米艦艇を守るべき
・国民の命や幸せな生活に責任を持っているetc
耳に心地よい、正義の使者のような言葉だらけだ。戦争になったら、こんな「甘言蜜語」はことごとく吹き飛ばされることは120%確実だ。外務・防衛官僚らは、完全な「霞が関文学詐欺集団」であり、安倍政権の連中も、半分は承知の上で騙されたフリをしているが、実際に半分は騙されているのだと思う。やれやれな時代が来たものだ(笑)。
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