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一日で破たんした安倍首相の安保法制案(よもやの野党結束)−(天木直人氏)
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28th May 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
きのうの国会審議で私が驚いたもう一つの場面は、維新の会の松野頼久新代表の質問だった。
松野頼久氏はするどく安倍首相に迫った。
なぜ安保法制案を今度の国会でここまで慌てて成立させようとするのか。
そこまで慌てる脅威があるのか。
北朝鮮の脅威の為か。
中国の脅威の為か。
そこのところがまったくわからない。
安倍首相から語られていない。
どうしてもっと時間をかけて審議しようとしないのか、と。
これは、実は、集団的自衛権行使容認に関する安倍首相の矛盾を追及する質問と並んで、
安倍政権を追いつめることができる、核心をついた質問なのである。
なぜならば、もし緊急必要性について安倍首相が説明できず、
それなら急ぐ必要はないとなって、今国会で法案を成立させられなければ、
米国と公約までした安倍首相は内閣総辞職・解散に追い込まれることになるからである。
それにしても私が驚いたのは、安倍首相と近いはずの松野頼久維新の会新代表が、
安倍首相を窮地に追い込むような質問をしたからである。
もし、自民党と公明党を除くすべての弱小野党が、
憲法9条護憲ではなく、安保法制案の今国会成立阻止、の一点で大同団結できるなら、
あれほど強い安倍政権に決定的な打撃を与えられるかもしれない。
どんなに立場の異なる野党でも、安倍政権を倒して政権を取る、
という一点で結束する可能性はないのか。
そう期待したいほどの松野頼久維新の会代表の、本質をついた質問であった。
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