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2015年05月27日 「ジャーナリスト同盟」通信
<礼・義・廉・恥は国家4本柱>
中国・古典をひもとくと、現在の日本が亡国へと向かっていることが分かる。春秋戦国時代の管子は「国家の基本・根本は、礼義廉恥である」と説いた。下って、明末の学者・顧炎武は「中でも4本目の恥を忘れると、国が滅びる」と断じた。過ちをしても、反省と謝罪を回避する恥を知らない日本政府の先行きを暗示している。
<戦後70年でも外国基地強化>
戦後70年は、沖縄の基地撤去が政治家本来の使命である。外国の軍事基地が存在する日本は、もはや正常な国ではない。米国の属国である。まともな政治家であれば、これは最大の恥として認識する。
ところが、実際は基地撤去どころか、さらなる強化を推し進めている。辺野古に新たな米軍基地を造るという。それに菅という官房長官は力づくで「やりぬく」というのだ。アンベイ自公内閣には、恥という国家基本の理念など、とうに放棄してない。
日本は驚くべき事態に突入している。沖縄県は選挙で「辺野古NO」と結論を出している。知事がワシントンへと足を運んで「止めて」と陳情しているが、これを支援する大手の新聞テレビもない。
正に亡国へと突進する日本なのだ。
<戦争放棄の憲法下、戦争法を制定>
戦争放棄の憲法9条は、歴史の教訓を踏まえて実現したものである。いわば人類の宝である。この宝を放棄しようとしている自公与党には、恥の観念などない。
しかも、目下世界NO1の軍事超大国のアメリカの戦争に自衛隊を参戦させるという戦争法を、堂々と国会に上程した。日本国憲法を全面的に否定する戦争法が、夏には強行されることになっている。
国家の指導層に恥の観念など全くない。こんな悪政に対しては、論評するに値しない。しかも、これに体を張って抵抗しない野党である。恥は与党どころか野党にもない。そして民意を反映させる役割を担っている新聞テレビまでが、体でもって反対の論陣を張らない。
恥の文化喪失の日本なのだ。
<友好平和の政党・教団が国家主義支援>
一連の改憲軍拡という狂気の政治路線は、公明・創価学会の支援によって開花したものだ。この宗教と宗教政党は、従来までは平和と友好を2枚看板にして活動してきた。
ああ、それなのに国家主義・国粋主義に、必死で票集めという塩を送り続けている。恥喪失は宗教団体にまで及んでしまっていることになる。その結果、アンベイ独裁が開花した。恐ろしい。
<武器弾薬に特化した財閥>
これら一連の野蛮な国家主義政治の暴走は、衣を脱がせて見ると、そこに権力の源である悪しき財閥が姿を現す。
財閥は戦前の大きすぎる過ちゆえに、戦後真っ先に解体された。しかし、戦争が復活の契機をつくった。今では戦前の数百、数千倍の規模と力を手にして、再び野望に向けて動き始めている。
国家主義政治の黒幕は財閥である。この財閥が武器弾薬に特化した。ここでは、戦前の教訓はとうに放棄してしまっている。恥放棄では、財閥も国粋主義者と同根といっていい。
原発再稼動と核武装化への流れは、太い線上で結ばれている。
<3・11でも原発再稼動>
恥のない指導者、恥を知らない国家では、何でもありの暴走政治が露呈して恥じない。政治指導者の発言に真実はない。東電福島原発大惨事は今も危機的状況にあるが、日本国首相は「放射能はブロック、コントロールされた」と大嘘をついて恥じない。
3・11は原発NOを人類に突きつけている。それでも再稼動に舵を切った。財閥の意向を、自公内閣が受け入れた結果である。恥のない自公内閣の暴走は、戦争法制定へと進行している。
<庶民に重課税10%消費税>
政治家は政治屋に落下、清廉な官僚もいない永田町と霞ヶ関である。腐敗が蔓延している日本の政官界である。
1000兆円を軽く超えても、アンベイは世界に賄賂金をばらまいて国連の常任理事国入りを目指している。その資金を国民・庶民に負担させて恥じない。間もなく消費税は8%から10%へと跳ね上がる。
政治屋と腐敗官僚は太って、庶民はやせ細っていく。恥のない、恥を知らない日本政治は、文字通り亡国の日本を象徴している。
腐敗から恥喪失へと突入した国は、間違いなく滅ぶことになる。為政者が恥を忘れると、狂気の政治が現出する。それが始まって2年を過ぎた。
2015年5月27日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員・政治評論家)
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