10. 忍穂耳の垢 2015年5月26日 05:26:12
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>>09. gAuS4kc0is 殿 コメントありがとう。>ものごとを直截的に考えよう。いわゆる従軍慰安婦問題とは、戦時中日本軍がアジア各地に「慰安所」をつくり、そこに集められた婦女子(日本人を含む)が多数の日本軍の将兵に性交を強いられたという事実(裁判で事実認定が行なわれている)を指す。これが俺の考えだ。 なるほど。 どうもご理解いただけていないようだ。 貴殿の云う「事実」には既に欧米的価値判断が含まれているのにお気づきだろうか。 既に価値判断が含まれているものを“事実”とは呼ばない。それは一つの所見であり、判断なのだよ。 そうした価値判断が紛れ込んでいるものを“直裁的”と言うその姿勢そのものが、かの学者さんと同様、自身の目の梁に気付けない徒に見える。
価値判断が含まれている箇所を、お示してみよう。
>戦時中日本軍がアジア各地に「慰安所」をつくり・・ アジア各地という文言はさて措いて、 これは戦時下であり、敵の襲来を防ぐという意味でも、管理する軍がそれを担ったのは理解できない訳ではない。 なにしろ、娼婦達だけではなく、そこに通う兵士達も丸腰のままの無防備でいるのだから。 >そこに集められた婦女子(日本人を含む)が・・
さて、その集めた主体は誰なのかな?。それを先のコメントで指摘したのだが。 婦人達を集めた主体が、従軍する現地の売春業者なら、彼らが先ず第一番目の被告となろう。 場所と安全を提供した軍は、その第一番目の被告である管理売春業者の、その責めを連帯するわけではない。つまり共犯ではない。 リベラルな方は、その管理売春業者と、管理する国との、責任範囲について線引きが出来ない。 先のコメはその盲点について言及したつもりだ。 >多数の日本軍の将兵に性交を強いられた・・
強いたかどうかは、その営業主体の問題。 どうも勝手な状況設定が紛れ込んでいるやにみえる。そもそもこれは軍人の性処理という目的のために用意されたものだ。 もし、自身の性を売る自覚が無くそこに居たと言うのなら、それをまず客観的に証明しなくてはならないだろう。単なる証言だけでは証拠能力に乏しい。 資料のが証すのは、売春業者の募集広告に自発的に応じた者や、父母の借財の代償として供された婦女子達だ。 それと“性交を強いられた・・”などの文言がさらっと入っているが、言うまでもなく売春の是非については別の話だ。 総じて言えば、まさに先のコメントで指摘したまま、“欧米的精神性にどっぷり浸かった、いわゆる進歩的日本人”な御仁の視点とみたがいかがだろうか。
かりに、貴殿の言う“事実”が、文化や慣習を超えて普遍的なものなのなら、なぜこの種の「慰安婦問題」についての評価が、日本(保守)と欧米(リベラル)とで、かくも二分しているのかが説明出来ないだろう。
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