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問題は、ポツダム宣言を読んでいなかったなどということではなく、志位氏の質問にある
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/462.html
投稿者 一隅より 日時 2015 年 5 月 24 日 09:57:30: PnbUj1IYwR18o
 

安倍氏がポツダム宣言を読んでいないと言ったとかで大騒ぎだが、そんなことはどうでもいい。ただ答弁拒否・言い逃れのためのレトリックだったに過ぎないのだから。

問題は、むしろ志位氏の質問のこの部分だ。
  ↓
「ポツダム宣言は日本の戦争について、第6項と第8項で間違った戦争であると明確に示しております。総理はポツダム宣言の認識をお認めにならないのですか?」



ポツダム宣言第6項は、こう言っていた。
  ↓
六、・・日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス


また、ポツダム宣言第8項は「カイロ宣言ノ条項ハ履行セラルヘク・・」と言うのみなので、カイロ宣言を見ると・・
  ↓

「三大同盟国・・の目的は、1914年の第一次世界戦争の開始以後に日本国が奪取し又は占領した太平洋におけるすべての島を日本国からはく奪すること、並びに満洲、台湾及び澎湖島のような日本国が清国人から盗取したすべての地域を中華民国に返還することにある。

日本国は、また、暴力及び強慾により日本国が略取した他のすべての地域から駆逐される。

前記の三大国は、朝鮮の人民の奴隷状態に留意し、やがて朝鮮を自由独立のものにする決意を有する。」



志位氏は、「ポツダム宣言の認識をお認めにならないのですか?」と言う。このような発言は、日本共産党の立場をとらなくても、様々な他の考えかたの人たちからも発せられる。

そして上に見たように「ポツダム宣言の認識」によれば、日本は太平洋の島々を「奪取し又は占領し」、満洲、台湾及び澎湖島を「盗取し」、その他の地域を「暴力及び強慾により・・略取し」、また、朝鮮の人民に奴隷状態を強いた。要するに日本がしたことは(かりに国民が「軍国主義者」に欺瞞されたにせよ=そのように言ってしまってよいかは大いに疑問だが・・)、「世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤」であった、というものだ。


しかしこの「ポツダム宣言の認識」は、われわれ日々はたらき生活する国民のとるべき立場だろうか。

もちろんそこには、インド・ビルマ、インドネシア、インドシナ、ハワイの「略取」がないし、香港・グァム・フィリピンの「盗取」もない。中国大陸人民が半奴隷状態へ貶められようと脅かされた事実もない。

そしてこれは、自分だけじゃない、あいつもあいつもやった、という幼稚園レベルの話ではないし、また、だからあれは「アジア解放」の戦争だったという中学生レベルでしか通用しない幼稚なまやかしの話でもない。

そうではなくて、日本の・アジアアフリカの・その他世界の日々はたらき生きる人々の立場から、今にいたるまでの時代これら諸勢力(英、米、・・日本)のしてきた戦争につぐ戦争全体を全体として把握し批判する立場というものがあるだろう。その中ではじめて日本国民として、日本のした戦争の(反省でも謝罪でも何でもいい)総括のしかたというものも出てくる。

われわれにとっては、愛国・民族主義を謳おうと、左翼を志そうと、民主主義を標榜しようと、いずれの立場でもよい、日々はたらき生きるわれわれの立場からの(過去の)戦争の把握が必要なのであって、ポツダム宣言が問題なのではない。



「戦争の善悪の区別のつかない首相が、戦争法案を提出する資格はない」(志位氏)

しかし、ポツダム宣言が戦争の善悪を決めるわけではない。当たり前すぎるほど当たり前のはなしだ。
ポツダム宣言があるから日本のした戦争が「悪い戦争」になるわけではないし、ポツダム宣言を認めなければあれが侵略戦争でなくなるわけでもない。

だから、ここでポツダム宣言を持ち出す姿勢が問題なのだ。(もちろん、東京裁判を持ち出すのも同じだ。)
ポツダム宣言を持ちだして日本のした戦争の否定的性格づけをしようというのも、ポツダム宣言を批判・否定して「日本のした戦争」の評価修正をしようとするのも(この立場では、それが対中国の戦争と対米英戦争とどちらをいうのかもつねに曖昧だが)、いずれも、日本国民のとるべき立場ではない。


このような、つねにポツダム宣言を問題とする立場は、1945年以降の米英の定める世界秩序(=「1914年の第一次世界戦争の開始」以前の秩序を基礎とする)に依拠する立場であり、繰り返せば、右翼も左翼も民主主義を望む者もおよそ日本国民の行くべき方向を指し示すものではない。このような世界秩序の維持存続に利益を見出す勢力と、それに乗っかったインチキ左翼とエセ右翼だけが(それが大部分なのだが)、この方向をとる。


だから志位氏は、ポツダム宣言を持ち出すべきではなかったのだ。そうではなくて、左翼政党・革新的党派たるものつねに、日々はたらき生活する日本国民のとるべき立場から過去の戦争を総括し、未来に向け理想を語り夢を描き、その理想に立脚して現実的な進むべき道を指し示さなければならない。

ここで志位・日本共産党にポツダム宣言を持ちだされては、戦後70年、左翼的立場を志しそれを日々生きる指針としようとしてきた多くの人々は、党の下にいた者もいなかった者も、現実に行動してきた者もできずにいた者も、その足元を突然さらわれたようなものだ。

〔もっとも戦後日本共産党が(アメリカの手先だとか、GHQの公認・保護のもとにあったとかいうつまらない論に与するものではないが)、じつはつねに、戦後世界秩序およびそこに組み込まれた日本のありかたに利益を感じる小市民的(意識の)労働者・商工業者層の代弁者にすぎなかったというのなら話は別だが。〕



ことは、志位氏が巧妙なワナを仕掛けたなどというにとどまらない。(技巧だとしても)そんな技巧はいらない。繰り返すが、党はつねに原則から出発し理想を語り夢を描き、そこから未来への(現実的な)道を指し示さなければならない。

 

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コメント
 
01. 2015年5月24日 10:00:13 : KzvqvqZdMU
志位って共産主義者だろ。
共産主義は駄目って分かってるのに、厚かましいにもほどがある。
愚民は気がつかないとでも思ってるのかね。


[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 2015年5月24日 10:36:50 : G50qSWjNCk
最近の共産党は綱領の内容が旧社会党に近いものになっているようだからそれに近いスタンスで発言・行動しているのかもしれない。所属している国会議員にも将来離党して新しい旧社会党を作るのにふさわしいタイプもいるようだし。

03. 2015年5月24日 10:54:13 : hieQlSpdHc
では一隅さんはどう思っているのかな?
回りくどい言い方はやめて、見解を書くべきだろう。

04. 2015年5月24日 10:58:18 : RijTNv831Q
逆ギレの見本のような記事だ。

良くも悪しくも、ポツダム宣言を受け入れ、それまでの軍国体制を放棄したところから戦後日本の繁栄は始まった。
それまでの日本は、国家予算の85%を軍費が占めており、敗戦によって国家予算による生活支援が遂行されなくなった後でも、それまでと大きな差異はなかったとさえいえる不完全国家であった。
その不完全性から脱却するための軍部解体に、なんの支障があるか。
むしろまともな国家・普通の国家になるための代償として、明治以降獲得した領土が当てられたことは、非常にリーズナブルであったといえる。
さらに軍部の解体と先勝国間の綱引きの結果、軍事予算がなくなったことこそが、以降の繁栄につながったとも言える。
このような視点に立てば、ポツダム宣言さまさまであり、非難する要はない。

(東京裁判についても同様の視点が存在する。
あれがあって初めて戦争は終わったし、あれなしで日本国民が戦争責任者の徹底的な糾弾ができたとは思えない。)

むしろ、ポツダム宣言自体が再度批評され、より厳密な評価をされるべきものであろう。


05. 佐助 2015年5月24日 11:21:54 : YZ1JBFFO77mpI : EADAn2gPfQ
ポツダム宣言の反故に背景がある
社会主義も資本主義も自由経済システムも40 年ごとに改革され80 年ごとに大革新しないと最後は停滞し自己崩壊します。この歴史を認識できないと,地球を破壊させることが確実な第三次世界大戦を避けるの難しい。2025年までに,とりあえずドル・円・ユーロの三極基軸通貨体制を採用し、固定為替システムに戻し、通貨を安定させて産業革命を10年前倒ししないと世界大戦や古今未曽有のパニックは避けられない。

2010 年代の世界恐慌は、住宅土地信用縮小恐慌と債券信用縮小恐慌からスタートした。そして世界信用縮小恐慌の収束を、古い経済学の常識にまかせると、三年ごとに三段階で世界と各国の信用が縮小し、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなること。その世界経済の傷口が回復するのに、2025 年までかかります。さらにブラジル・中国・インドの住宅土地バルブが弾け、同時に、欧州各国の債券バブルが弾けていますが全く認識できない政治・経済の指導者と御用学者。

中国のバブルは、クルミの殼一個が百万に高騰、住宅土地バブル中心に、日本と米国と同じように破裂したのに、2015年過ぎてもまだ見えない人が多い。民衆が土地を強制収用した共産党を追放に成功したニユースが流れ、全国で汚職が摘発されてるが、これは経済暴動で政治暴動ではない。一党独裁支配から開放される自由革命の蜂起成功は2025 年前後になる。

このように一党独裁支配制を採用したため、社会主義国家ソ連と中国は、革命から80 年目に自壊することになる。ではナゼ中ソ社会主義国家は80 年目に自壊するのか? それは、三世代目になると、革命を直接経験しない世代が多数派となるためだ。彼らは、低生活水準での平等より、自由を求めるため自壊する。ソ連の連邦制はすでに80年目に崩壊してロシアとなった。

社会主義政治制度が、資本主義的経済を採用したとしても、80 年後には、政治的自由を求めて民衆は蜂起し、自壊を避けることはできない。中国経済のバブルの崩壊は2015 年過ぎると認識されるが、その十年後には一党独裁政治体制の自壊は避けられない。

政治独裁によって統治する政策を選択した。この政治独裁も、建国から約40 年目に自由を求めて、民衆蜂起によって自壊する。石油輸出国も、40 年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80 年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。石油輸出国も、40 年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80 年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

こうして我々は資本主義制度の存続に成功してきた。だが、ライバルの社会主義国家が自壊すると改革を停滞させてしまい,最後は停滞し自己崩壊する。

「結論」
一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。


06. 2015年5月24日 12:22:11 : jqOb3VqYoo
ポツダム宣言は
そもそもが降伏勧告であり、そこにセンチメンタルなものは存在しない。

現代まで続く国際新秩序は、連合国に最後まで抵抗した枢軸国日本が、
この降伏勧告を受諾するところからスタートしており、
これに対して、飲み屋のおやじレベルで「力のある奴がつくりだした欺瞞だ」というのは勝手だ。

しかし、政府トップの安倍首相がポツダム宣言に疑問的な態度をとるということは、
戦後から現代までに形づくられた国際社会に対して、
では、もう一度、一戦交えて決めましょうと国民を対峙構造へ再誘導するに等しい。
首相本人にそういう意図が無いとしても、マッチポンプ作用で逆行してしまう危険は十分ある。

だからこそ、政府側に対しポツダム宣言の認識を問うことは重要なのである。


07. 2015年5月24日 12:33:32 : Ns4lmygKjc
 確かに即答しにくい質問内容だったが、アベから「つまびらかには読んでない」という返答を引っ張り出したというのはお手柄。 アベの適当ぶりが暴露されちゃったね。  「私は総理大臣なのだ」という直前のセリフと合わせるとまるでオワライだな。
 

08. 2015年5月24日 12:36:23 : DUoaYpYA6o
戦後日本の立場としてはポツダム宣言を否定しようがない
そういう”建前”を志位は逆手にとっただけであって
志位は別に連合国とそのリーダーアメリカを全面支持してるわけじゃないだろ
安倍は矛盾してるからポツダム宣言を利用してその矛盾を浮き彫りにしただけなんだよ

09. 2015年5月24日 13:22:19 : Twnz6GHlt6
ポツダム宣言が戦争評価の根拠であるなどと志位氏は言っていないでしょう。戦争への評価を回答することを拒否する安倍を追い詰めるテクニックとして利用したに過ぎないと私は思う。だから、「ここで志位・日本共産党にポツダム宣言を持ちだされては−略−その足元を突然さらわれたようなものだ。」とは私は思いません。

10. 2015年5月24日 14:09:23 : 6NC7VxWvE2
安倍ちゃんって、自分はこの国の最高責任者(笑)だって言ってるんだろ?

自分の国の国会議員からの、およそ考え得る最もイジワルな質問(といっても、志位委員長の質問がそれに該当するほどイジワルとは思えんが)にちゃんと答えるなり、うまく逃げ切るなりのオツムも器量もないで、それでどうやって、日本をチヤホヤしてくれない国の指導者と渉り合えるのかね?

仮に、同じ質問を中国や韓国、北朝鮮その他の国の指導者からぶつけられたとき、安倍ちゃんが今回と同じように、中学校も卒業していないのかってなぐらいのマヌケな返答をした日には、ネトウヨ以外の日本人はみんな、「安倍首相? 知りませんね、そんな人」って答えたくなるわな。

それに、ポツダム宣言を詳らかに読んでないって自分で言っちゃった人を弁護するのに、ポツダム宣言の仔細を持ち出してきて、志位委員長の質問が日本人の立場としてどうよ?って一隅さんの立論が意味不明。

さすがの安倍ちゃんも「なんでそれでオレが正しいことになるんだ? オレ、中味知らねえのに(笑) まあ、よくわからないけど、一隅さん、ありがとう!」ってなぐらいの感謝はするだろうがな。

もっと、安倍ちゃんの仕出かしたマヌケっぷりが与える対外的な効果の方に目を向けるべきじゃない? 天木のいうような大騒ぎなんて世界の誰もしないだろうけど、日本の指導者がアホで助かると密かに思っている国は少なくないだろからね。


11. 2015年5月24日 15:46:57 : FcfLjNc39k

この投稿主の記事は、「日々はたらき生活する日本国民」にとって何の役にも立たないものです。
自民党・安倍政権は、武器輸出を解禁し、軍隊を出動させて「平和」を唱えるという恥じ入る政治をつくり出していますが、、、安倍の一つひとつの言動はそうした中から生まれているものです。こんな政治を一日も早く終わらせるために、政治批判は私たち大人の務めですが、「投稿主一隅」さんの記事は、全く有害な記事です。

第1に、投稿主は、自民党・安倍首相の反動的言動を批判せず免罪しています。
>安倍氏がポツダム宣言を読んでいないと言ったとかで大騒ぎだが、そんなことはどうでもいい。

「そんなことはどうでもいい」のでしょうか、
国民が「ポツダム宣言」を知らなくてもよいなどあろうはずはありません。ましてや総理大臣です。このままでは、そんな人物を首相にしているのかと「日々はたらき生活する日本国民」も世界の人々から笑われてしまいます。
――このコメント、歴史に向き合わない安倍の言動を批判せず庇っていることになり、投稿主は結局、右翼か御用学者と同じ立場に陥っているのです。

第2に、投稿主は、「ポツダム宣言」を敵視し、批判しています。が、
>このような、つねにポツダム宣言を問題とする立場は、・・・世界秩序の維持存続に利益を見出す勢力と、それに乗っかったインチキ左翼とエセ右翼だけが(それが大部分なのだが)、この方向をとる。

まず、この記事が、完全な間違いです。
「ポツダム宣言」を問題にしているのは左翼右翼に関係がありません。「宣言」世界の圧倒的国家が存在を承認している歴史上の事実です。
そして又その「宣言」は、絶対主義的天皇制、財閥や地主制度の解体、日本の侵略戦争を断罪し民主主義の社会をつくるよう提起されたものです。選挙権も無く暗黒社会であった当時の日本の“「日々はたらき生活する」臣民”にとってなんと素晴らしい「宣言」だったことでしょう。
この「ポツダム宣言」を抜きにして今日はありません。この世は、すべてが事実の積み重ねで存在しているのです。歴史は事実の積み重ねです。
―――「ポツダム宣言」を無視・軽視、敵視するは、この点も結局は、安倍自民党と同じ立場に陥っています。投稿主は、事実をありのまま見ることが出来ない、歴史の在り様を理解できない空想家のようです。

第3に、党首討論の議論の仕方で、投稿主の志位氏への批判は全くの的外れです。
>志位氏が巧妙なワナ・・技巧はいらない。・・つねに原則から出発し理想を語り夢を描き、そこから未来への(現実的な)道を指し示さなければならない。

今回志位氏は、討論するに“動かしがたい事実”を大事にしたのだと思われます。
「ポツダム宣言」無条件受諾は事実だったのです。そこには、安倍自民党に都合の悪いことが書いてあるのです。が、それを志位氏は確認しようとしたのは「ワナ」や「技巧」というものでは無く、まったく一般的な討論の仕方だといえるでしょう。それで結局、現実に大きな社会的問題となったのです。
白黒の科学的論証は、古今東西から事実の積み重ねで成り立っています。教条や理想や夢は何かの手掛かりにはなるかも知れませんが「現実」の白黒を論証することにはなりません。
投稿主さんの記事内容は、物の見方が逆立ちした典型と言えましょう。実社会・政治の世界では無力の類の内容であり、「日々はたらき生活する日本国民」には何の利益ももたらさない有害なものです。

当方、共産党員でもありませんが、今回は志位さんに軍配が上がったようです。


12. 2015年5月24日 18:04:06 : PTHJ5K2476
赤旗のページに自慢げに太字で
「志位 日本の戦争の善悪の区別さえつかぬ首相に、米国の戦争の善悪の判断ができるわけがない」
と「米国の善い戦争」を言及したのには笑ってしまったが…:
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-05-21/2015052103_02_1.html
兎も角、安倍首相が
「私はまだ、その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから」
と言った以上、読んでいないのは事実でしょう。言い逃れのためのレトリックなら
「当時と今は違います。今の日本は民主国家です」
でいい訳で(ポツダムの中身は「軍事国家が民衆を騙して扇動した」だから、前提さえ崩れれば何でもアリの筈ですよ)。

13. 2015年5月24日 21:22:56 : lh6rZgWJAE
回りくどい云い方はやめてほしい。結果的には「ポツダム宣言」を知らなかった安倍首相を擁護したことになる。そして志位さんを批判したことになる。

文句があるならこんな屈折した表現は避けて正直に率直に云ってほしい。


14. 2015年5月24日 21:25:19 : ClnXDvI0fI
>>12
>「当時と今は違います。今の日本は民主国家です」

民主国家になれば、過去の侵略戦争もよくなっちゃうわけ?民主国家になれば、歴史的事実や見方が変わるんですかね。
事実は事実、歴史は歴史。
こんなトンデモ思考・自己チュー思想では、厳しい国際政治に勝てませんよ。


15. 一隅より 2015年5月24日 22:08:49 : PnbUj1IYwR18o : 3XYHqIwm0E
>>03さん、回りくどかったでしょうか。失礼しました。
「見解」は何だとありますので、繰り返しになりますが、以下縮めて書きます。
あわせて(皆さんのご意見に答えねばならないのでしょうが)、主に >>11さんのお考えを中心に、私の意見を述べます。
  ↓


ポツダム宣言を否定して、日本のした戦争に意味があったかのように言うのははじめから論外。(だから「自民党・安倍首相の反動的言動を批判せず免罪」しているのではなく、それは当然の大前提として、次の「2」から話を始めた。「2」の観点があまりにも不足していると思うからである。)


ポツダム宣言に依拠することは戦後アジア・世界秩序の維持存続に手を貸すことであり、われわれはかかる体制の維持存続に利益を見出す勢力にいささかも加担すべきでない。

われわれは(日本共産党もわれわれとともに)、ポツダム宣言・東京裁判体制を越え(その本質を暴露し)、日本のした対中国侵略戦争の批判および戦後アジア・世界秩序の正しい批判の道へ進まなければならない。日本共産党は、共産党たる以上つねにこの原則的立場をまもり、表明し続けるべきだ。

なぜ「表明」し続けなければならないか。理想や夢を語り原則をかかげ続けなくては、それなしに「現実」の白黒を論証しても、さほどの意味はありません。ハイエナがオオカミに叩きのめされ、自らの過ちを認め(認めさせられた形をとり)敗北を受けいれた。それがポツダム宣言の「動かしがたい歴史的事実」だった。しかしそれだけではわれわれの前進には決定的に不足だ。(この点については、「対中国の戦争と対米英戦争とどちらをいうのかが曖昧だ」として、示しておいたつもりでした。)



その原則=未来に向け理想を語り夢を描く、と書いたこと=より具体的に上に述べた、「日本のした対中国侵略戦争の批判および戦後アジア・世界秩序の正しい批判」をあわせてすること・・・その道は、国際主義にあると考えます。(国際協調主義ではありません。これも、「アジアアフリカの・その他世界の日々はたらき生きる人々の立場から」として、明らかにしたつもりでした。)

さらに具体的に言えば、>>04さんが東京裁判について、>あれなしで日本国民が戦争責任者の徹底的な糾弾ができたとは思えない、と言っていますが、まさにそこが問題なのです。
ポツダム宣言や東京裁判では戦争責任の徹底的な批判や暴露はできなかった、それらに依拠している限り日本国民がその徹底的批判の視点を得ることはこれからもできない、「軍国主義・軍国主義者」が糾弾されるにとどまり、批判の視点はその先へは届かないままだ(他は温存されたままだ)、ポツダム宣言・東京裁判とはそのようなものだった、われわれは=われわれとともに日本共産党はつねにそのことを明るみにさらし、それを越えてさらに進まなければならない、と考えるものです。


>>13さん、上で、「周りくどい言い方」はやめたつもりです。それに、>「結果的には・・安倍首相を擁護したことに」なんか少しもなりませんよ。そしてまさに、上のような観点から>「志位さんを批判」しているのです。いま批判する必要がある=国際主義があまりにも不足している、と考えるのです。


16. 2015年5月25日 02:30:30 : 7VjVbDpoek
問題はとにかく日本国民をだました当時の支配勢力を根本から
根絶やしにしなかったこと。それにつきる。
それをしていれば普通の民主国家になったのでは。

17. 2015年5月25日 04:09:08 : lXGrF7OLvM

認識があってもなくても、これだけ議論しないと分別がない国民性が最大の問題だろ。

分かる知ってるの人間の方が知らない人間より無能ということがあるのは世の中の常だ。

枝葉の部分は後でも備わるものだ。肝心なことは謗法与同を犯していないかということ。

謗法を犯して正義などこの世の中に存在しない。謗法与同こそ不正義の根源だから。


18. 2015年5月25日 08:37:01 : v4dHaRkKr6
第一次大戦敗戦後のドイツで総選挙で勝ち台頭したナチス、ヒツトラー時代と反戦平和派政党が全滅し自民党と翼賛野党など「戦争容認」のタカ派が作冬の総選挙で400人超当選した日本の政治状況は酷似している。今後の日本の動向を予測する参考になるでしょう。最近タカ派論客の「戦争容認」へ向けての熱意は洪水のような主張や論文や著書で明らかです。戦争に一回敗戦した位では〈もう戦争はしない懲りた〉とはならない「次は勝つ」となるのが歴史の現実です。日本のタカ派は心中、「無条件降伏やポツダム宣言など最初から受け入れて無かつた」。というのが真相でしょう。太平洋戦争は日本にとり自存自衛とアジア解放の崇高な〈聖戦」であるとして侵略や蛮行などは全否定、しているタカ派は@従軍慰安婦やA南京大虐殺やB東京裁判の正当性も否定して居るのでは無いでしょうか?

19. 一隅より 2015年5月25日 21:07:32 : PnbUj1IYwR18o : 3XYHqIwm0E
>>11さんへ、追加

>なんと素晴らしい「宣言」だったことでしょう。

それを否定するものではありません。しかしそれは、日本に「民主主義の社会をつくる」ためだけにされたのでしょうか。

絶対主義的天皇制の解体や、とくに財閥や地主制度の解体は、それらを解体される日本国民の側にさまざまなプラス(民主主義の恩恵など)をもたらす。
しかしでは、解体する側(連合国、実質的にはアメリカ)はなぜそれをしたのか。ただ日本のため・日本国民の利益のためだけを思ってそれをしたのか。

もしそうだとしたらまことにありがたいことだが、そうではあるまい。(およそ戦勝国が、コストをかけて、敗戦国の利益のためだけにわざわざ何かをする/してやる、なんてことがあるだろうか。)

たとえば、財閥や地主制度が解体された後に「自由で民主的な社会」がもたらされることはまた、消費の市場・労働の市場・資本の市場がより自由で流動可能なものになることでもある。このことは誰にとって何を意味するか。

そして、日本共産党はそれを知っているはずだ。
だから私は、「党はつねに原則から出発し・・未来への、現実的な道を指し示さなければならない」と書きました。


20. 2015年5月25日 22:48:16 : wEMMXujylE
これ、よくわかるわ。

「あの戦争」は、ポツダム宣言に書いてあるから、間違った戦争だったのではない。
それだったら要するに「負けたから間違った戦争になってしまったのだ」という
ことになる。

そうではないですよね。
「あの戦争」は他民族が歴史を刻み続けて来た土地に軍を送って日本政府が始めた
正真正銘の侵略戦争だったから「間違った戦争」だったのです。
「アジア解放」は図々しい言い訳にすぎない。


21. 2015年6月11日 23:58:45 : pbNMSXRwUY
>>一隅より
ポツダム宣言を云々語っても白けるだけ
「勝てば官軍負ければ賊軍」
世の中はそれだけ


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