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2015年 05月 21日
沖縄では今月17日、「戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が、那覇市の沖縄セルラースタジアムで開かれ、翁長市長をはじめ3万以上の市民が参加。スタンドをびっしりと埋め尽くした。(・・)
<「辺野古新基地ノー」「われわれは屈しない」のプラカードが掲げられる光景は、壮観でしたね。(++)>
『日米両政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対を訴える大規模な大会が17日、那覇市の野球場で開かれた。主催者発表で3万5000人が参加。「辺野古新基地ノー」「われわれは屈しない」と気勢を上げ、「普天間の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設・県内移設の断念」を求める決議を拍手で決めた。
登壇した翁長雄志知事は「多くの県民の付託を受けた知事として、あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と宣言。安倍政権の「辺野古が唯一の解決策」との主張を、「こんなことが許されるのか。日本の政治の堕落だ」と糾弾した。
共同代表で、沖縄戦で「白梅学徒隊」の従軍看護婦だった中山きくさん(86)も壇上から「お国のためにと県民総出で軍事基地造りをしたが抑止力にならず、かけがえのない20万人もの命を失いました」と語り掛けた。
大会には米国の映画監督オリバー・ストーン氏が激励文を寄せ、「あなたたちの運動は正当なもので、抑止力の名の下に建つ巨大な基地はうそだ」と会場で読み上げられた。
元消防士の呉屋正成さん(66)は、小学生の孫など家族5人で宜野湾市から駆け付けた。2004年に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した際、第一線で消防活動に当たった経験から「米軍機はいつ落ちるか分からない」と語る。「県民の大方が反対しており、これ以上基地を造らせてはいけない。全国で基地受け入れについて考えてほしい」と力を込めた。(時事通信15年5月17日)』
『翁長雄志知事も初めて参加し、「道理と正義は私たちにある」として日米両政府に米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去と新基地建設、県内移設断念を要求する大会決議を採択した。
16年ぶりの県政交代で、翁長知事を誕生させた保守・革新を超えた政党や経済界、市民団体らが再び大規模集会を開いたことで、辺野古移設への反対の声はさらに国内外に広がりそうだ。
決議は2013年の普天間の県外移設などを求める「建白書」や14年の主要選挙で辺野古反対候補が当選したことを踏まえ「保革を超えて私たち県民がつくり上げた新たな海鳴りは、沖縄と日本の未来を拓ひらく大きな潮流に発展しつつある。県民は決して屈せず新基地建設断念まで闘う」と宣言した。(沖縄タイムス15年5月17日)』
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翌18日朝(日本時間)にハワイで、普天間基地に配備されている海兵隊のオスプレイ(MV22)が着陸に失敗し、死傷者が出る事故が起きることに。(@@)
<関連記事『オスプレイが事故も、政府は米軍の味方+安倍が早速、安保でトンデモ答弁http://mewrun7.exblog.jp/23134693/』。どうせ事故が起きるなら、17日の大会の前がよかったかも。そうすれば県民の怒りがさらに盛り上がったのでは・・・と思っちゃったりもしたmew。^^;>
翁長知事は、日本政府や米軍に、せめて原因が究明されるまで、普天間での飛行を停止するように要請したのだが。政府も米軍も翁長氏らの声には耳も傾けず。今週も予定通り、オスプレイの飛行訓練を行なっているという。(-"-)
そんな中、翁長知事が27日からの米国訪問を前に、昨日20日、日本記者クラブ、外国人特派員協会で講演や会見を行なった。(**)
翁長知事は、安倍首相や菅官房長官らが、県民無視の対応を続けていることに怒りを募らせているようで。今回の会見では、これまでであれば「きわどい」or「過激」と言われそうな独立論や政権批判なども含め、かなり率直に自分や県民の考えや思いを伝えようとしているように感じられた。
その一部を、ここにアップしたい。(・・)
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『沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は20日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで会見した。日米両政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画について、「どうしても『新辺野古基地』は阻止し、沖縄の歴史を総ざらいしないといけない。政府には(移設に向けた)工事を中断して話し合いをしてもらいたい」と述べ、改めて反対の姿勢を鮮明にした。
翁長氏は冒頭、ウチナーグチ(沖縄言葉)を交えながら、戦後、本土から切り離されて米国の施政権下に置かれた沖縄の歴史を紹介。「沖縄は今日まで自ら基地を提供したことは一度もない。(土地を強制収用される)『銃剣とブルドーザー』でとられた」と強調した。そのうえで、「県民に大きな苦しみを与えておいて、普天間飛行場が老朽化したから、危険だから辺野古だというのは、日本の安全保障をどう考えているのか」と語った。
沖縄経済が基地に依存しているとの指摘については、翁長氏は返還された米軍関連施設の跡地が大きな経済効果を生んでいると数字を挙げて説明し、「考え直してほしい」と語った。(朝日新聞15年5月20日)』
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『沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が2015年5月20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。翁長氏は5月27日から訪米予定で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古沖移転について「絶対に造らせないということを米国には伝えたい」などと述べた。
米軍基地「不当拘束」動画がユーチューブに流出 辺野古反対派が境界線越えて「挑発」?
ここ数年活発化している「琉球独立論」についても言及した。心情的には一定の理解を示しながらも、「サンフランシスコ講和条約で(本土から)切り離されたように、沖縄はもう1回切り離されるんじゃないか」などと述べ、逆に「切り離される」懸念を表明した。
■「私は自由民主党出身なので、日米安保の大切さはよく分かる」
翁長氏は会見中、複数回にわたって、
「私は自由民主党出身なので、日米安保の大切さはよく分かる」
と発言したが、その上でも辺野古移設が「無理筋」だと訴えた。
翁長氏は、「沖縄は、今日まで自ら基地を提供したことは一度もない」にもかかわらず、政府が「辺野古が唯一の解決策だ。それが嫌ならお前たちに代替案はあるのか」などと主張していることを「日本の国の政治の堕落」だと改めて非難した。
辺野古移設を、たびたび「できない」「不可能」と断定的に述べている理由についても説明した。米軍統治下の1956年、米下院の調査団は、住民から奪う形で占有している土地を強制的に買い上げるのが望ましいとする「プライス勧告」を出した。この勧告に住民は猛反発し、米国は買い上げを断念して、原則として毎年土地代を払うことになったことが知られている。翁長氏はこの「島ぐるみ闘争」を引き合いに、
「私は新辺野古基地は、今のやり方でいくとできないと思っている。これは、私たちが変なやり方をするということではなく、私は必ずできないようになるだろうと思っている」
と述べたが、政府がさらに強硬手段に訴えた際の見通しについては言及を避けた。
「しかしながら、どういう理不尽なやり方で建設をするかはまだ見えず、そういうことを予測するのは僭越なので申し上げない」
沖縄が繰り返し日本の「捨て石」にされることを懸念?
独立論についても、心情的には一定の理解を示した。
「実際上はなかなか簡単でないのは分かるが、それが『ない』ということになると、『沖縄はほっとけ』『そういう決意のないところは、もっと基地置いとけ』ということになると、それは分からない。私たちも生きる権利があるし、尊厳も持っているし、なんで本土の皆さん方は自分のところで基地を預からずに、沖縄に74%も押しつけるのかという(ことと)、日本の国の安全保障は、日本国民全員で負担してくださいよ、と(言いたい)」
ただし、現実的には「仮想敵国からしても、沖縄県だけに押しつけているような日本国の安全保障は、見透かされている」として、沖縄が繰り返し日本の「捨て石」にされることへの懸念を口にした。
「サンフランシスコ講和条約で(本土)切り離されたように、沖縄はもう1回切り離されるんじゃないか。沖縄が独立するというよりは、日本が切り離すんじゃないか。そういった心配の方が、むしろある」』(下につづく)
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『翁長知事は、米国と中国についても言及した。訪米では、辺野古移設が不可能なことをあらゆる角度から訴える。
「絶対に造らせないということを米国には伝えたい。あなた方が決めたからできるというのは間違いですよ、と。あなた方は『日本の国内問題だから、おれたちは知らんよ』と、僕らが行くと必ず言う。ところが、辺野古がだめになったら日米同盟が崩れるということからすると、国内問題ではない」
中国も領有権を主張している尖閣諸島(中国名:釣魚島)については「私も、日本国の固有の領土だと思っている」としながらも、2001年の同時多発テロで沖縄への観光客が大幅に減少したことを理由に、
「石垣観光は今一番順調で、100万人の観光客が来ているが、そこでちょっとしたいざこざがあれば、おそらく100万人が10万人に減ると思う。ですから、尖閣でいざこざは起こしてもらいたくない。何はともあれ平和で我慢して、平和ということの中で尖閣を考えていただかないと...」
などと事態を荒立てないように求めた。(J=CASTニュース15年5月20日)』
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翁長知事は27日から訪米する予定なのだが。米国で何を訴えるか問われ、このように答えていた。
「私が行く前に日米首脳会談がありまして、オバマ大統領と安倍晋三首相が共同声明を出しました。辺野古移設が唯一だというアメリカの下院決議もありました。そういう最中にいくわけだから、大変厳しいものを感じていますが、それでも先ほど申し上げた通り、辺野古に基地をつくるのは簡単ではないんです。
ジュゴンが住んで、美しい珊瑚礁があってたくさんの魚がすんでいて、そういったところを埋め立てる。その作業たるや大変な作業になるわけで。なおかつ知事の権限、名護市長の権限といろいろあります。法的な措置もいろいろございます。あそこに土や石を運ぶためにどれだけのトラックが使われるかというと、10トンダンプが10万台、1年かけて埋め立てのために走るんですね。こんなことが世界に知らしめられたときに、本当に日本の国が民主主義国家として世界から尊敬され愛されるかとなると、その受ける大きな痛手が格段にある」
「なおかつ、3日前に3万5千人集まったように、年配の方や若い青年、男女が集まる、それがそういう事態になったら、おそらく今は100人規模だが、1000人規模で辺野古に行くと思います。辺野古に行っての反対の集まりは、とてもとても海上保安庁などで止めることは簡単ではないと思います」
「こういったことを考えますと、絶対に作らせないということをアメリカに伝えたいんです。『あなた方が決めたからできると思ったら間違いですよ』と。日本の国内問題だから俺たちは知らんよと僕らが行くと必ずそう言われる。ところが、辺野古がダメになったら日米同盟が崩れるということからすると国内問題ではないんですね。アメリカさんは私からすると、今度の日米首脳会議でもあまり辺野古には言及していない感じがします。その意味からすると、本当はイヤイヤなのではないのかと推察する」
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昔、中曽根元首相が、日本は米国の浮沈空母になると発言し、物議をかもしたことがあるのだけど。mewには、安倍首相が、沖縄を本土を守るための不沈空母として活用することを考えているようにしか見えないのである。(-"-)
太平洋戦争の時、日本政府&軍部は、沖縄を本土を守るための盾にすることを考え、何の事情もわからない婦女子も含め、沖縄に多大な犠牲を与えたのであるが。
あの戦争も、軍部の対応も正しかった(基本的には間違っていなかった)と思い込んでいる安倍首相&超保守仲間たちは、また同じような犠牲、負担を沖縄に強いようとしているわけで。沖縄県民も私たち国民も、それがいかに古い国家主義的な、そして特に現世では誤った発想であることを安倍首相に教えてあげる必要がある。(・・)
ただ、幸いなことに、近時は全国の国民の中にも辺野古移設には反対、慎重の立場の人が増えているし。沖縄県民と共に日本国民の多くが、安倍政権や米国と正面から立ち向かおうとしている翁長知事の後押しをできればと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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