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日本もアジア投資銀に参加を マハティール氏に聞く 地域の成長、連携が不可欠
マレーシアのマハティール元首相は日本経済新聞と会見し、中国主導で設立準備が進むアジアインフラ投資銀行(AIIB)に関して「日本も参加すべきだ」と強調した。アジア経済の成長加速に、域内各国の協調が不可欠との認識も示した。
「米国の存在感が低下し、中国がアジアで主導的な役割を果たすようになった。アジア域内各国は様々な紛争を抱えるが、対立を乗り越えて協調すれば米欧を上回る存在となる。米国もこの現実を受け入れる時期が来ている」
マハティール氏はアジアの経済、安全保障を巡り、中国との関係が最も重要と繰り返した。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国は中国と南シナ海の領有権を巡って紛争を抱えるが、AIIBには全加盟国が創設メンバーとして参加する。「武力ではなく話し合いで紛争を解決しなければならない」と述べ、中国との共存を探る必要があると指摘した。
中国がAIIB設立を提唱した背景には「世界銀行やアジア開発銀行(ADB)がアジアの資金需要にこたえきれていない現実がある」と分析した。そのうえで「豊富な資金に加えて高い技術力を持つ日本がAIIBに参加すれば、アジア後発国の成長を後押しする」と話し、米国との関係を重視して参加をためらう日本に決断を促した。
「マレーシア現政権は国有企業を重視し、巨大な債務を膨らましている。2020年の先進国入りを目指す国家戦略にそぐわない」
マハティール氏が問題視しているのは政府系企業の膨張だ。自身の首相時代に国有企業の民営化を推進したが、現政権下では政府系企業が民間企業を買収するなど揺り戻しが目立つ。同氏は「政府は採算性への意識が薄く、巨額の資金を失いがちだ」と批判的だ。
なかでも国営不動産開発会社「1MDB」を問題とみる。同社は土地取得などの名目で419億リンギ(約1兆4千億円)の負債を抱え、同氏は「返済が難しい規模だ」と語る。なお国有企業が存在感を保つ東南アジア各国に警鐘を鳴らす発言だ。
「(14年に会長に就いた国民車メーカーの)プロトン再建に向けて戦略の見直しを進めている。車種を絞り込み、日本を含めた外資系企業との資本提携も検討する」
プロトンはマハティール氏肝煎りで1983年に誕生したが、日本車などとの競争に押され、市場シェアは低下が続く。会長となったマハティール氏は「品質の低い低価格車」のイメージ払拭を掲げる。同国金融機関は「外資との戦略提携が不可欠」とみており、今後の決断が注目される。
(クアラルンプールで、吉田渉)
=英文の記事をNikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)に
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マハティール氏は21、22日に東京で開く第21回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社・日本経済研究センター共催)に参加する。
[日経新聞5月13日朝刊P.7]
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