http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/179.html
Tweet |
http://mewrun7.exblog.jp/23129492/
2015年 05月 18日
昨日5月17日、大阪市で大阪都構想の賛否を問う住民投票が行なわれた。(・・)
投票率は66.83%で。平成にはいってから最高だった2009年の衆院選の65.00%を上回ったという。<個人的には、70〜80%行って欲しかったけど。でも、50%以下とかだと住民投票の価値が下がってしまうので、その点では多くの人が参加したことに感謝している。>
そして住民投票の結果は、反対が705,585票(50.4%)、賛成が694,844 票(49.6%)で、実に僅差ながらも、反対が多数に。<競馬にたとえて何だけど。春天で3200m走った後、ハナ差で決着がつくみたいな感じだよね。(^^ゞ>
大阪の橋下市長はこの結果を受け、都構想の断念を宣言すると共に、今年12月の任期で市長を辞め、国政も含め、2度と政治家にはならないと明言した。(@@)
* * * * *
mewは反対票を投じてくれた大阪市民の方々に、心から感謝したい。本当に本当に有難うございます。m(__)m
ある意味では、大阪市民が日本を救ったと言えるかも知れないと思っているほどだ。(**)
というのも、今回の住民投票は、以前から書いているように、単に大阪都構想の是非を決めるにとどまらず、その結果が、憲法改正を含め日本の将来のあり方を左右する可能性があったからだ。(-"-)
(関連記事・『橋下と安倍、菅が互いをえげつなく利用〜都構想の住民投票は、日本を左右するhttp://mewrun7.exblog.jp/23009734/』)>
そう。もしこの住民投票で賛成多数の結果が出たら、橋下維新はもちろん、安倍官邸もますます調子付いてしまって。日本はとんでもアブナイ状況に向かって、さらに暴走するであろうことが目に見えていたのである。(ノ_-。)
でも、ここで反対票が上回ったことで、都構想の断念と共に橋下氏の政界引退が決まったことで、安倍官邸と維新の超保守派の思惑や計画は大きく狂うことになるわけで。安倍首相&仲間たちには、「このまま、何でもおまえらの思い通りになると思うなよ!(`´)」ということを思い知らせることができるし。
実際のところ、安倍陣営にとっては、アリの一穴以上に、大きなダメージを与えることになるため、安倍政権崩壊の大きなきっかけになる可能性も十分にあると思われる。(@@)
昨日も、開票率80%ぐらいまでは賛成票の方が上回っていたので、「あちゃ〜」とブルーになっていて。もしそのまま賛成多数の結果が出たら、「もう日本も終わりだな。真っ暗闇だ〜」とか「マジで日本をあきらめそう」な気分にもなっていたのだけど・・・。
90%を超えたところで、反対票の方が逆転。間もなくTVで、(当選確定みたいに)反対多数確定が発表され、「よっしゃー。やったー」と、逆転勝利の喜びに気分が高揚。o(^-^)o
そして、mewには、決して大げさでなく、ようやく目の前に一筋の光明がさして来たようにさえ感じられたのだ。"^_^"
* * * * *
今回の住民投票が今後の国政に与える影響に関しては、た〜くさん書きたいことがあるのだけど・・・。
この記事の後半では、事実関係や発言内容を確認&キープするために、主に報道記事を載せておくことにする。(・・)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『橋下氏が政界引退表明 政権の改憲戦略に影響 大阪市を廃止して5つの特別区に分割する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日投開票され、反対70万5585票、賛成69万4844票の僅差で否決された。これにより大阪市の存続が決まった。都構想を推進した橋下徹市長(維新の党最高顧問)は記者会見で、今年12月までの市長任期を全うした上で政界を引退すると表明。憲法改正を目指す安倍政権の戦略や野党再編の行方にも影響が及びそうだ。
橋下氏は投票結果を受けて会見し「重く受け止めている。しっかり説明できなかった僕の力不足だ」と敗因を述べた。さらに「市長の任期はやりますが、それ以降は政治家をやりません」と明言した。
維新の党の江田憲司代表は18日未明、「橋下氏を引退に追い込んでしまった。しっかりけじめをつけたい」と語り、党代表を辞任する意向を表明した。松野頼久幹事長は同党執行部が総退陣し、近く代表選を実施すると明らかにした。
維新の弱体化は安倍政権の政権運営にも影を落とす。今国会での成立を目指す安全保障法制や2016年夏の参院選後の発議を目指す憲法改正で、首相官邸は維新の協力に期待。改憲などに慎重な公明党をけん制するカードに維新を使ってきたが、こうした戦略も軌道修正を迫られる。
大阪市選管によると、住民投票の投票率は66.83%となり、大阪府知事選との「ダブル選」となった11年の市長選を5.91ポイント上回った。当日有権者数は210万4076人で、これまでの住民投票で最多だった。(日本経済新聞15年5月18日)』
* * * * *
『維新混迷、官邸誤算=野党再編が加速?「大阪都構想」反対多数
「大阪都」構想が17日の住民投票で否決され、構想実現に政治生命を懸けた橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)は政界引退を表明した。江田憲司代表も辞任を表明、同党は一気に混迷状態に陥った。維新の協力を得て憲法改正を目指していた安倍晋三首相ら官邸サイドも戦略の見直しを迫られる。一方、民主党との連携に否定的な橋下氏の影響が排除されることで、野党再編の流れが加速しそうだ。
橋下氏は今回の住民投票に際し、構想が否決されれば「政治家を辞める」と公言してきた。大勢判明後の記者会見でも「政治家は僕の人生から終了だ」と明言。今後の復帰も完全否定した。
関係者によると、橋下氏は先の大型連休中、上京して公明党の支持母体である創価学会の幹部と接触したとされる。支援を要請したとみられるが、結果につなげられなかった。
橋下、江田両氏の「二枚看板」が相次ぎ一線から退く意向を示したことで、同党の混乱は当面収まりそうにない。維新の中堅議員は「これから一体どうなるのか」と不安を口にした。
橋下氏を「側面支援」してきた官邸サイドも無傷ではいられない。菅義偉官房長官はこれまで、「改革に向けた大なたを振るう必要がある」と都構想に共感を表明。反対に傾く自民党本部と溝が生じても、維新に肩入れしてきた。政権中枢は17日夜、「きょうはコメントは出さない」と言葉少なだった。官邸の判断に与党内から批判が上がる可能性もある。公明党の中堅議員は「グッバイ橋下氏だ。官邸は利用価値がなくなったと判断するのではないか」と冷ややかだ。
憲法改正に向けて官邸サイドは、(1)住民投票で勝利した維新が勢いを得て、来年の参院選で議席を拡大(2)自民党と合わせ、改憲発議に必要な参院での3分の2以上の勢力を確保して発議環境を整える?との絵を描いていた。だが、維新の党勢が上向かなければ官邸サイドの戦略も白紙に戻さざるを得ない。
一方、自民党に対抗する野党勢力の結集を目指す民主党は、維新内の動きを注視している。今後、「民主党基軸の再編」(ベテラン)の動きが強まるとみられる。同党の若手は17日、「維新の勢いが弱まることはあっても、強まることはない」と指摘。「この機を逃さず、参院選の選挙区調整や、維新議員の引き抜き工作を始めないといけない」と語った。(時事通信15年5月18日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『大阪市を廃止し5つの特別区に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の投開票が17日行われ、反対派が過半数を上回り都構想廃案が決まった。結果を受け大阪維新の会の橋下徹大阪市長(45)は「政治家は僕の人生で終了です」と政界からの引退を宣言。結果は反対が70万5585票、賛成が69万4844票。わずか1万741票差で大阪市の存続が決まった。
午後11時10分すぎ、大阪市内の会見場にスーツ姿で現れた橋下氏。マイクを手に「大阪市民の皆さんに受け入れられず、間違っていたということになるんでしょうね」と悔しさをにじませながらも「政治家冥利(みょうり)に尽きる活動をさせていただき、ありがとうございました」と感謝の意を示した。
注目はなんと言っても、橋下氏の進退問題。報道陣からの質問を受け「(12月の市長任期満了)それ以降は政治家はやりません」とあらためて政界からの“完全引退”を表明し、国政進出の噂も打ち消した。今後については「弁護士やります。維新(の党)の法律顧問に雇ってもらえないかと、さっき相談した」とちゃめっ気たっぷり。過去には前言を覆して大阪府知事選に立候補したことを指摘されると、「また2万%ないと言わせたいんですか?」と笑い、「政治家は僕の人生で終了です」と言い切り、潔さを見せた。
僅差とはいえ、根強い人気を誇る本丸・大阪での敗北。今月初旬のスポニチ本紙取材では「公約に掲げてきた都構想を住民投票まで持ってこられ一定の仕事、役割は果たせた」と自己評価するも「これだけエネルギーを割いて結局住民の意向に沿っていなければ政治家の能力ナシ。運転能力のない運転手はハンドルを離さないといけない」としていた。
4月27日の告示以降、21日間に及んだ賛成・反対両派による壮絶な論戦。最後の演説となった投票日当日の17日、大阪・なんば高島屋前では毒舌を封印。「一歩踏み出して光り輝く大阪を」との言葉に勢いはなく自民、公明、民主、共産各党の包囲網を破る起死回生の一撃にはならなかった。
約210万4000人による“史上最大の住民投票”は、10年4月に都構想実現を掲げて大阪維新の会を立ち上げた橋下政治の集大成。パネルを使っての街頭演説は600回を超え、テレビ討論でも熱弁を振るった。
CMや新聞広告、賛成を呼び掛ける自動音声電話も100万件かけるなど、約5億円を投じて大規模な広報作戦を展開。党員には街頭演説100回のノルマを課し、14日からは国会議員秘書や地方議員らを運動員として「1日1000人」を目標に市内に派遣した。
“大看板”を守り抜けなかった維新の党。党勢衰退を避けられない状況となった。(スポニチ15年5月18日)』
* * * * *
『菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、「大阪都構想」の住民投票が否決されたことに関し「(大阪市の)二重行政の解消や無駄をどういう形でなくすかは、これから大阪市議会の皆さんが決めるのだろう。そこはどなたがやっても必要だと思う」と述べた。
維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)が政界引退を表明したことについては「橋下さんという人はそういう人ではないか。常に退路を断って政治を進めてきた」と指摘。その上で「会見でたぶんそう言われると思っていた。本人が決められることだ」とも語った。
さらに、今後の憲法改正手続きへの影響に関し「そんなに影響はないと思う。まず最初に国民の議論を深める必要がある」との見方を示した。(産経新聞15年5月18日)』
沖縄対策などに続いて官邸主導戦略の失敗が続いている菅官房長官が、何だかチョットげっそりと弱っているように見えたのは、mewだけだろうか?(@@)
THANKS
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK185掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。