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都構想住民投票 橋下流の常套戦術に大阪市民から「またか」(週刊ポスト)
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/168.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 18 日 09:45:05: igsppGRN/E9PQ
 

          投票日の直前まで街頭演説などで奔走した橋下徹氏


都構想住民投票 橋下流の常套戦術に大阪市民から「またか」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000002-pseven-soci
週刊ポスト2015年5月29日号


 政治生命を懸けた橋下徹・大阪市長vsそれ以外のオール会派の争いとなった「大阪都構想」は5月17日の住民投票で審判が下された。市民そっちのけでお互いを罵り合う、官邸や中央政界を巻き込んだ壮絶バトルは、かつて「中央政界に嵐を呼ぶ男」と呼ばれた橋下氏の顕著なスケールダウンを見せつける結果となった。

 戦いも終盤を迎え、決戦まで残り1週間を迎えた週末の9日、橋下氏の姿は西成区で開かれた大阪維新の会主催のタウンミーティングにあった。約1000人の聴衆が詰めかけ、立ち見が出る大盛況だった。

 登壇した橋下氏は「府と市の二重行政の無駄を解消する」とお決まりの訴えもそこそこに、演説の大半は「自民や公明、共産は嘘ばかり」、「町内会で回覧板に反対ビラを付けて回している」と反対派への攻撃やデマ批判に費やした。会場にいた主婦(60代)は眉を顰めた。

「まるで独演会。もっと中身について話し合いをすればいいのにすぐに白黒つけたがる。最初はズバッとした切り口にスカッとしたけど、最近は極端すぎて怖いわ……」

 大阪都構想は大阪市を廃止して5特別区を設置し、大阪府と再編する案だ。5つの区の中でも橋下氏が重点的に演説に訪れたのは労働者の街「あいりん地区」を抱える西成区が編入される「中央区」と、カジノ導入を目指す「湾岸区」だったが、これに反対する市民が多かった。

「湾岸区は、愛着ある区の名前を捨てて工業地帯みたいな名前になることを嫌う声が多い。橋下氏は“横文字ではベイエリア、世界ではどこも一等地”と訴えたが、そんな説明では誰も納得しない。市主催の説明会では野次と怒号が飛び交い、橋下氏が退場命令で応酬する場面もありました」(在阪新聞記者)

 橋下氏に変化が見られるようになったのは決戦終盤の頃からだった。

「賛成有利から反対有利に変化した最終週の世論調査結果に相当焦ったようです。街頭演説では反対派の政党、学者やメディアなどを片っ端から批判し、顔つきから余裕が消えました」(同前)

 これまでにも逆風とされた選挙はあったが、橋下氏は「自分への信任投票だ」と呼びかけたり、選挙戦終盤で「敗北宣言」して同情票を集めるなどの離れ業を見せたりして、苦境を打開してきた。

 翌10日のタウンミーティングでは、各地で泣き落としに出た。自民党議員と日本共産党議員が街宣車を並べて演説会を開くなど、反対派が異例の結束を見せていることに触れ、

「やっぱり組織票はすごい。このままでは負けます。都構想か今のままか。どちらに未来を感じるか。可能性に賭けて、一歩を踏み出してください」

 と、訴えかけていた。しかしそうした“神通力”も確実に薄れつつある。大阪在住のジャーナリスト・吉富有治氏が語る。

「はっきりいって、大阪市民からすれば“またか”という感じです。もうこうした橋下流の戦術に市民は飽きて、目新しさをなくしてきている。“投票日までにまた何かパフォーマンスやるんやろうな”と、見守っている状態で驚きがありませんでした。選挙戦における橋下さんのパフォーマンス自体は、住民の票を動かすことにはならなかったと思います」

 むしろ反発のほうが強くなっていたというのは、前出の在阪記者だ。

「橋下氏は反対運動に回る地域団体には補助金停止をちらつかせる高圧的な手段を取った。露骨な政治的手法に不満が出ていたのも事実です」

 

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コメント
 
01. 2015年5月18日 11:03:45 : o6oGK1sEMk
橋下代表会見の要旨…「逆にたたきつぶされた」
読売新聞 5月18日(月)9時55分配信

 大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)の記者会見の要旨は次の通り。

 【冒頭発言】

 大阪市の皆さん、本当に重要な意思表示をしていただき、ありがとうございます。大変重く受け止めます。僕が提案した都構想が受け入れられなかったということで、間違ったということになるんでしょうね。本当によく考え、重い判断をされたと思う。日本の民主主義が相当レベルアップしたと思う。大阪市民の皆さんが、おそらく全国で一番政治や行政に精通した市民ではないかと思う。これだけ多くの税金を投入して都構想を進めてきた。納税者に失礼な言い方かもしれないが、本当に政治家冥利に尽きる活動をさせていただき、ありがたく思っている。

 【一問一答】

 ――負けた原因は

 これは僕自身に対する批判もあるでしょうし、やはり都構想についてしっかり説明しきれていなかった僕自身の力不足だと思う。

 ――任期満了まで続けるか

 市長の任期満了まではやりますが、それ以上は政治家はやりません。

 ――政治の世界に一切関わらないのか

 弁護士をやりますから。維新の党の法律顧問として雇ってもらえないかと、さっき江田代表に言いましたが、明確な返答をいただいておりません。

 ――任期満了までの半年間は何をやるのか

 まずは自民、民主、公明、共産党の皆さんに、こういう結果が出たので話し合いをさせてくださいとお願いしたいと思う。いろんな課題があり、任期満了までに進めるものは進めていきたい。

 ――結果と裏腹に、笑顔に見えるが、気持ちは

 (政治家になって)7年半、自分なりにやれることはやってきたつもり。38歳からやってきて無理してきたところもある。悔いはない。思う存分やらせていただいた。

 ――改めて進退について聞く。賛成した約70万人が、政治家をやってほしいと思い、票を投じたのでは。気持ちの変化は

 ない。負けは負け。公務員と違うところです。街頭演説では戦をしかけてきた。たたきつぶすと言って(逆に)たたきつぶされたわけですから。

 ――そうは言われても、過去には覆した

 また(大阪府知事選の出馬を巡って否定した時のように)2万%(ない)と言わせたいのですか。政治家は僕の人生から終了です。

 ――まだ任期があるので、状況が変わるかも。もう一度政治家になることは

 僕はワンポイントリリーフで、実務家。政治家っていうのは、嫌われては駄目。好かれる人がしないといけない。敵を作る政治家はワンポイントリリーフで、要らなくなれば交代。求められた時に求められ、要らなくなったら使い捨てにされる。これは、一番健全な民主主義だと思います。

 ――都構想の再チャレンジはないか

 どれくらい先かわからないが、道州制とか、国全体の統治機構改革をやるときに、都構想の設計図が頼りになると思う。日本全国の中で統治機構改革を本気でやった地域は大阪だけで、その資料は大阪の物しかない。いつか、誰か政治家が、日本の危機的な状況の中で、都構想の設計図を頼りにしてくれたらうれしい。

 ――大阪が変わるチャンスは失われたか

 これを受けて少しでも前に進むことがあれば、好影響が出る。特に自民党は代案を出していた。それを進めてもらわないといけないし、進めてもらえると思う。

 ――大阪維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)への思いは

 松井知事がいなかったら無理だった。7年半、僕は(党内の人間関係などに)わずらわされることなく市民に訴えることができた。政治は人間力、包容力、人間関係(が大切)。それは松井知事がやってくれていた。僕は実務家ですから、人間関係を築くのは下手だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00050036-yom-pol


02. 2015年5月19日 05:47:48 : 5XgYF2thxM

政治に関心ない人でも
「なにそんなに焦っとんや?」というところだけで
橋下の利権独占の匂いを感じ取ったんやろ
大阪人なら なおさらや



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