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東條英機元首相ら7人のA級戦犯の処刑 謎を解く米文書〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/159.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 18 日 07:52:05: igsppGRN/E9PQ
 

東條英機元首相ら7人のA級戦犯の処刑 謎を解く米文書〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000001-sasahi-soci
週刊朝日  2015年5月22日号より抜粋


 67年前、東京裁判の末に処刑された7人のA級戦犯。家族にすら遺骨の引き渡しを拒んだ理由は何だったのか。そして今も国内外で論議を呼ぶ「A級戦犯」処刑の“謎”とは──。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が機密解除されたGHQ(連合国軍総司令部)文書で真相に迫る。

 答えはGHQ参謀二部(G2)の文書にあった。講和条約調印後、A級戦犯の遺骨返還の要請が来た。その時のG2会議録を見てみる。

「(遺骨返還は)以下の3点から極めて不適当である。a. 事実上、われわれの戦犯に対する長期的方針を逆転させてしまう。b. 急進的ナショナリズムの復活に格好の結集点と根拠を与える。c. 日本人の多くは東條(英機)や他の戦犯を英雄でなく背信者と見ており、われわれとの間に距離を生んでしまう。従ってこの要請には、遺骨は返還できないよう破棄されたと回答すべきである」(1951年11月29日、G2内部メモ)

 ここで重要なのは「戦犯に対する長期的方針」「背信者」という言葉だ。そもそも東京裁判はこれまで多くの批判に晒された。ポツダム宣言にない「平和に対する罪」で裁いたこと、不明確な被告人選定の基準は一方的な“勝者の裁き”と言われた。なぜGHQはそこまで無理をしたのか。

 敗戦直後、米国民の天皇への見方は厳しかった。真珠湾攻撃の記憶も生々しく天皇処刑の声すらあった程だ。だがGHQは天皇を裁かず円滑な占領に利用したかった。しかし開戦詔書が天皇の名で出た以上、理論武装が必要だ。そこで考えられたのが全責任を東條元首相らに押しつける戦略だった。それはマッカーサーの軍事秘書ボナー・フェラーズが米内光政元首相に語った言葉で分かる。敗戦後、東京裁判対策に関わった元海軍大佐の豊田隈雄が紹介した。

「対策としては天皇が何等の罪のないことを日本人側から立証して呉れることが最も好都合である。其の為には近々開始される裁判が最善の機会と思ふ。殊に其の裁判に於いて東條に全責任を負担せしめる様にすることだ。即ち東條に次のことを言はせて貰い度い。『開戦前の御前会議に於て仮令陛下が対米戦争に反対せられても自分は強引に戦争迄持って行く腹を既に決めて居た』と」(『戦争裁判余録』)

 米内はこう応じた。

「全く同感です。東條(元首相)と嶋田(元海相)に全責任をとらすことが陛下を無罪にする為の最善の方法と思ひます」(同)

 これを裏付ける文書を米バージニア州のマッカーサー記念館が保管している。フェラーズの部下がマッカーサーに提出した覚書で、開戦詔書が作成された際、「(天皇への)詐欺、威嚇または強迫が行われていたと証明する事実を全て収集する」と勧告した。要は、天皇は東條に威嚇され詔書に署名した。自らの意志ではなかったと証明せよというアドバイスだった。

 その後、GHQの民間情報教育局(CIE)は軍国主義者の糾弾キャンペーンを始めた。国民は東條らに騙され無謀な戦争に導かれたと宣伝された。A級戦犯すなわち背信者のイメージが確立する。強引な裁判の裏には日米共通の思惑があり、遺骨返還はこの戦略を揺るがす恐れがあったのだった。

 6年8カ月続いた占領は、ある意味で大いなる矛盾の時代であった。日本の民主化を唱えつつ、GHQは絶対権力者として君臨した。国際正義の名で開いた東京裁判は“勝者の裁き”と呼ばれた。そしてカバーストーリー(真実を隠すための物語)が広がっていった。

 闇に消えたA級戦犯の遺骨、それはあの矛盾に満ちた時代の象徴だと言える。

(文中敬称略)


 

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コメント
 
01. 2015年5月18日 08:22:42 : ynSQvzTlvk

今更って感じだな。「昭和天皇の終戦史」があるやん。


02. 2015年5月18日 08:57:06 : aa86V1oKlA
> 6年8カ月続いた占領は、ある意味で大いなる矛盾の時代であった。

正確に書けば、「6年8カ月続いた占領後も、大いなる矛盾の時代である。」
アメリカは日米安保条約を締結し、米軍を日本に駐留する権利を手に入れたが、これは同時にアメリカが作った日本国憲法を無視する行為だった。
つまり、日本は今もアメリカ自身が日本国憲法を無視する大いなる矛盾の時代にある。


03. 2015年5月18日 09:39:40 : Ma5RZiiuic
日本の軍人が最も重視したのは憲法でも閣議でも議会決議でも外交でもなかった。
目先の利権に目がくらんで国益すら損なった
江華島事件、朝鮮王宮襲撃事件、張作霖爆殺、柳条湖事件、盧溝橋事件、こういった事件に正式な手続きが行われてきた訳ではない
軍と利権が肥大化すれば国は矛盾だらけになっていく

04. 2015年5月18日 11:05:48 : KzvqvqZdMU
ルーズベルトはA級だろ、なぜ処刑されなかったん?


[32削除理由]:削除人:アラシ
05. 2015年5月18日 11:14:10 : 1laTubqZew

>>04

阿呆か! 1945年4月12日に死んどるわい。


06. 2015年5月18日 15:37:05 : aa86V1oKlA
>>03. 2015年5月18日 09:39:40 : Ma5RZiiuic
> 江華島事件、朝鮮王宮襲撃事件、張作霖爆殺、柳条湖事件、盧溝橋事件、こういった事件に正式な手続きが行われてきた訳ではない

朝鮮王宮襲撃事件は、テレビの朝鮮王朝ドラマを見れば分かるように、朝鮮人の通常の年中行事、張作霖爆殺はソ連共産党の陰謀、盧溝橋事件は中国共産党の陰謀、
こういった事件に日本で正式な手続きが行われてきた訳ではない


07. 2015年5月18日 17:13:29 : qpd25J8Ajs
アメリカ占領時代の日本の歴史は教科書から消えている。完全闇の時代だ。これをしっかり検証しなければならない。もう時間が無い。ギブミーチョコレート。

08. 2015年5月18日 17:24:14 : w3M1BHSquE
張作霖爆殺は 関東軍 河本大作の仕業である事は歴史的事実 この事で昭和天皇から叱責を受けた
時の田中義一内閣は 総辞職に追い込まれている そして河本本人も
軽かったとは言え、実際に予備役追放という処分を受けている事も 厳然たる事実である
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E4%BD%9C
ソ連特務機関犯行説というのも、有るには有るが 実際には殆ど有力な説とは認知されておらず
タモガミが これに飛び付いただけである

柳条湖事件は 石原莞爾と板垣征四郎が中心となって仕掛けた自作自演のテロ
これに乗じて 瞬く間に 満州全土を武力制圧しており、その用意周到さ と言い
全く弁解の余地は無い 「関東軍の謀略」 である これも戦後の昭和25年に
石原の側近中の側近 花谷正が 暴露証言をしております
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E8%B0%B7%E6%AD%A3

第一次上海事変は 田中隆吉が、満州事変から世界の目を逸らす目的で起こした
これまた自作自演の謀略 田中は本まで出して 関東軍の謀略を余す所なく暴露しております
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E9%9A%86%E5%90%89

誰の仕業か判っていないのは唯一 盧溝橋事件だけである ただこれは 「バレていない」 というだけで
これによって誰が得をしたか を、考えれば 自明の論理

満州事変を自作自演し 一躍 陸軍内でヒーローとなった石原莞爾が、盧溝橋事件では陸軍参謀本部の立場で
一転して事変不拡大を説くために 関東軍司令部に乗り込んだ時 時の関東軍幕僚の 武藤章から
「我々は、貴方の行動を見習っているだけです」 と言われて、返す言葉が無かったという逸話まである。

そしてこれらの一連の関東軍の謀略に 東條英機だって深く関わっており 武力侵攻を強硬に主張した一人である

陰謀とか 謀略とか ってのは、その真相に迫るための必須の論理は 「誰が得をしたか」 である
ソ連共産党も中国共産党も まったくその時点で得などしておらず 単なる陰謀論の一つに過ぎない
馬鹿げた日本の軍国体制を擁護したい ウヨ連中が、しがみつくように それに飛び付いているだけである

03さんの言う事は最もで 「目先の利権に目がくらんで国益すら損なった」 は、まさしくその通り。


09. 2015年5月18日 18:57:19 : w3M1BHSquE
「昭和天皇を処刑せよ」 と言う声は、アメリカ国内で実際に 大きく叫ばれた意見である訳で
GHQが あえて昭和天皇を 必要以上に擁護する理由は 大して無いと言えます

昭和天皇に咎が及ばなかったのは、A級戦犯と呼ばれた指導者達が その身と引き換えに
一致団結して陛下の責任を回避させた というその功績ぐらいは 認めてやっても良いと思いますがね
そのくらい彼らにとって、「陛下の御身」 というのは 自分の命よりも大事な程の存在だったと言う事

とは言え、ならば何故彼らは 陛下の望まぬ“戦争への道”を ひた走ったのか
この辺りが 難しい問題で そう簡単に答えは出ませんが
あの当時の日本の姿は、熱病に侵された 【病人の姿】だったとしか言えません。


10. 2015年5月18日 21:09:45 : qpd25J8Ajs
>09
昭和天皇がいなければ戦後の混乱は避けられなかった。誰かがきっと進駐軍に御注進をしているはずだ。たぶん岸信介あたりではないか。もちろん日本軍人に取り陛下は自分の命と交換しても守るべき存在である事は当然の事だ。
戦争に走ったのは軍、そして何あろう世論だ。どんな状態で勝ったのか客観的に見る事ができない世論は新聞にも煽られて戦争を後押ししたのだ。だいたい一カ月で鎮圧しますと言った日中戦争が泥沼になった事さえ理解できていない。日露戦争のあとからすでにその芽は出ていた。そこへ例によりユダヤが出て来たのだから必然である。

11. 2015年5月19日 12:32:36 : uMcHfTnA4o
10さん
「誰かがきっと進駐軍に御注進をしているはずだ
たぶん岸信介あたりではないか」って
えらく岸を持ち上げますねぇ(笑)
岸に言われなくても
アメリカは戦争前から日本のことを調べ上げてる!
天皇と国民の関係なんて承知していた
日本がアメリカのことを知調べてなかっただけのこと


「戦争に走ったのは軍、そして何あろう世論だ」って言いますが
世論をけしかけたのは軍部でありマスコミ!
国民だけが先走ったのではない
そんな事はあり得ない!
権力がマスコミを使って国民を煽らない限りあり得ない時代だ
国民を煽りすぎて引っ込みがつかなくなったのが軍だろ!
金も物資も燃料のないのにそれをごまかすのに
「戦争」という一致団結思想が国民の目をそらすのにはちょうど良かっただけ。


12. 2015年5月19日 18:47:56 : w3M1BHSquE
11さん まったくその通り 国民世論をミスリードしたのは 軍部とそれに結託した新聞マスコミ
したがって、国民世論のせいにするのは 詭弁以外の何ものでも有りません
ウヨ連中の 【見苦しい言い逃れ】 であります

満州事変のキッカケとなった柳条湖事件は、自作自演だった事は 戦後に判明したのではなく
この当時から 関東軍の高級将校から直接聞かされていたのです

そう、自作自演である事を 知っていながら紙面では 「張学良の仕業」 と、国民を欺いたのです
そしてこの満州事変こそが あの戦争への道の“原点”である事は、ウヨ連中でさえ認めるところです
ここからもう日本は 後戻りが出来なくなったと言っても過言は有りません。

そもそも、軍部(主犯) と、マスコミ(共犯) による、国民への 嘘から始まっているのですから。


13. 2015年5月19日 20:58:51 : qpd25J8Ajs
>12
トントントンカラリット隣組、鬼畜米英、非国民!!!ですよ。勝った、勝った、また勝った、ですよ。


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