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新基地建設阻止を誓いガンバロー三唱する県民大会の参加者ら=17日午後2時38分、沖縄セルラースタジアム那覇
「新基地造らせない」 翁長知事が5・17県民大会で強調
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243051-storytopic-3.html
2015年5月17日 琉球新報
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を訴える「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」(主催・同実行委員会)が17日午後1時から那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、主催者発表で3万5千人が参加した。参加者は2014年の名護市長選、県知事選、衆院選などで相次いで示された辺野古新基地建設反対の民意をあらためて国内外に発信しようと、「辺野古新基地ノー」「われわれは屈しない」などと気勢を上げた。
大会では「普天間の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設・県内移設の断念」を求める決議を拍手で採択した。新基地建設計画の阻止を公約に掲げる翁長雄志知事も出席し、あいさつで「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と重ねて表明した。
知事は、安倍政権が普天間飛行場返還の「唯一の解決策」だとして辺野古移設計画を推進していることについて「日本の政治の堕落だ。(新基地建設を)阻止することが唯一の解決策だ」と強く反論した。【琉球新報電子版】
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沖縄県民大会:決議全文
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=115867
2015年5月17日 18:33 沖縄タイムス
今年は戦後70年の節目の年である。私たち沖縄県民は悲惨な地上戦により住民の4人に1人が犠牲となった。戦後27年間は米軍占領統治下におかれ、日本国憲法は適用されなかった。本土復帰から43年目を迎える今も、米軍基地あるがゆえの事件や事故に苦しみ続けている。私たち沖縄県民は長年に渡り、自ら望んで持ってきたわけではない米軍基地を挟み、「容認派・反対派」と県民同士が対立し、分断され続けてきた。
こうしたなか、昨年の名護市長選挙、名護市議選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙の沖縄4選挙区のすべてで、米軍普天間基地移設に伴う名護市辺野古への新基地建設反対の圧倒的民意が示された。ところが、安倍政権は、前知事が公約をひるがえし行った公有水面埋め立て承認を盾に、民意を無視して辺野古新基地建設を「粛々と」強行している。翁長雄志県知事による海上作業の停止指示を無視し、反対する市民に対しては、海上保安庁や沖縄防衛局による過剰警備によって弾圧を加えている。また、去る4月28日沖縄県民にとっての屈辱の日には、日米首脳会談において辺野古新基地建設推進を再確認している。こうした日米両政府の姿勢は、「自治は神話だ」と言い放った米軍占領統治下の圧政と何も変わらない、沖縄県民の意思を侮辱し、日本の民主主義と地方自治の根幹を破壊する暴挙である。もはや「辺野古」は沖縄だけの問題ではない。わたしたちは今、この国の民主主義の在り方を問うている。
私たち沖縄県民は自ら基地を提供したことは一度もない。普天間基地も住民が収容所に入れられている間に建設され、その後も銃剣とブルドーザーによる土地の強制接収によって拡張されてきた。これは占領下においても私有財産の没収を禁じたハーグ陸戦法規に明白に違反するものである。国際法に違反しつくられた米軍普天間基地は閉鎖・撤去こそが「唯一の解決策」である。
辺野古新基地建設を巡るこの19年間において、今まさに正念場である。今新基地建設を止めなければいつ止めるのか。私たち沖縄県民は2013年1月に安倍首相に提出した建白書を総意として「オスプレイの配備撤回、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念」を強く求めている。保革を超えて私たち県民がつくりあげた、この沖縄の新たな海鳴りは、沖縄と日本の未来を拓(ひら)く大きな潮流へと発展しつつある。道理と正義はわたしたちにあり、辺野古に基地をつくることは不可能である。子どもたちや孫たち、これから生まれてくる次の世代のためにも、私たち沖縄県民は決して屈せず、新基地建設を断念させるまでたたかうことをここに宣言する。
よって、日米両政府は県民の民意に従い、米軍普天間基地の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設・県内移設を断念するよう強く要求する。以上、決議する。
2015年5月17日
戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会
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沖縄県民大会:翁長雄志知事あいさつ全文
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=115860
2015年5月17日 17:31 沖縄タイムス
那覇市内の沖縄セルラースタジアム那覇で17日に開かれた「戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」での翁長雄志知事のあいさつ全文を掲載する。
ハイサーイ、ぐすーよーちゅーうがなびら。うちなー県知事ぬ翁長雄志やいびん、ゆたさるぐとぅうにげーさびら。新辺野古基地を造らせないということで、ご結集いただいた皆さん、外野席もいっぱいであります。3万人を超えて、4万、5万と多くの県民が集まっていると思っております。うんぐとぅあちさぬなか、うっさきなーあちまてぃくみそーち、いっぺーにへーでーびる。まじゅんさーに、ちばらなやーさい。
私は多くの県民の付託を受けた知事として、県の有するあらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない。この公約実現に向けて全力で取り組んでいくことを、今皆様方に改めて決意をいたします。
先月、私は安倍総理、菅官房長官と会談させていただきました。お二人との会談内容を国民の皆さまが注目することになり、ほとんどの中央メディアの世論調査で、平均して10%ほどの国民が反対との意思表示をしていただきました。本土と沖縄の理解が深まったことに、大変意を強くいたしております。さらに、辺野古基金においても本土からの支援が多く寄せられていると聞いており、心強い限りで、ともどもにこの沖縄から日本を変えていきたい、こう決意をしているところであります。
しかし私が、沖縄の民意を伝えたにもかかわらず、日米首脳会談の共同会見において、安倍総理が「普天間飛行場の危険性を辺野古建設によって一日も早く除去する」と発言されました。私は強い憤りを感じております。安倍総理は「日本を取り戻す」と言っておりますが、私からするとこの「日本を取り戻す」の中に、沖縄が入っているのかと強く申し上げたいと思います。「戦後レジームからの脱却」とよく言っておりますが、沖縄に関しては「戦後レジームの死守」をしていると、私はこう思っております。沖縄の基地問題無くして、日本を取り戻すことはできません。
日本の安全保障は、日本国民全体で負担する気構えがなければ、沖縄のほとんどの県民に負担をさせておいて、日本の国を守ると言っても、仮想敵国から日本の覚悟のほどが見透かされ、抑止力から言っても、私は、どうだろうかなと思っているわけであります。
特に沖縄から見ると、日本が独立し、沖縄が切り離されたサンフランシスコ講和条約の祝賀式典で万歳三唱する姿を見ると「また同じ歴史が同じ歴史が繰り返されることはないだろうか」あるいは「また、ミサイル数発で沖縄が沈むことはないだろうか」「将来の子や孫が捨て石として犠牲とならないか」。沖縄に責任を持つべき責任世代としてしっかりと見極めていかなければなりません。
そして、これは強調しておかなければなりません。政府は普天間基地の危険性の除去はこの問題の原点だと言っておりますが、沖縄から言わせると、さらなる原点は普天間基地が戦後米軍に強制接収されたことにあります。
何回も確認を致します。沖縄は自ら基地を提供したことは一度もございません。普天間飛行場もそれ以外の基地も、戦後、県民が収容所に収容されている間に接収され、また居住所等をはじめ、強制接収されて、基地建設がなされたのであります。自ら土地を奪っておきながら、普天間飛行場が老朽化したから、世界一危険だから、辺野古が唯一の解決策だ、沖縄を負担しろ、嫌なら沖縄が代替案を出せ。こういう風に言っておりますが、こんなことが許されるでしょうか。
私はこのことを日本の政治の堕落だと言っているわけであります。
自国民に自由と人権、民主主義という価値観を保障できない国が、世界の国々とその価値観を共有できるでしょうか。日米安保体制、日米同盟というものは、私はもっと品格のある、世界に冠たる誇れるものであってほしいと思っています。
一方、(外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会の)2プラス2共同発表には、世界一危険だと指摘されている普天間飛行場の5年以内の運用停止が明示されていません。普天間飛行場の5年以内の運用停止について、前知事は県民に対し「一国の総理および官房長官を含め、しっかりと言っている。それが最高の担保」だと説明しています。
5年以内運用停止は前知事が埋め立て承認に至った大きな柱であります。しかし、米国側からは日米首脳会談でも言及することはありませんでした。5年以内運用停止は辺野古埋め立て承認を得るための話のごちそう、話くゎっちー、空手形だったのではないかと私は危惧しております。今日までの70年間の歴史、いつも困難の壁があるときは、必ず、話しのごちそう「話くゎっちー」をウチナー県民にも、国民にも聞かせて、それを乗り越えたら知らんぷりと。これが70年の沖縄基地問題の実態です。
私は安倍総理にお聞きしました。ラムズフェルド元国防長官が13年前、普天間基地は世界一危険な基地だと発言し、菅官房長官もそのことを再三再四いうなかで、辺野古が唯一の解決策だといっている。辺野古基地ができない場合、本当に世界一危険な普天間基地は固定されるのか。こう総理に聞きましたら返事はありませんでした。しかし私は自由と人権と民主主義の価値観を、共有する国々との連帯を目指す日米同盟がそんなことはできないと思っています。
新辺野古基地の建設を阻止することが普天間飛行場を唯一解決する政策です。
中谷防衛大臣との対談では、今日の中国の驚異を説明し、数字を挙げ、新辺野古基地が唯一の解決策だと話をした。「いかに現在が危機的な状況であるか」「自衛隊の増強も必要だ」「沖縄がいかに安全保障にとって重要か」と、得々と説明しております。しかし考えてみると沖縄のこの70年間、冷戦構造時代のときも大変です。今も危機があるといっているが、私たちは積極的平和主義の名の下に、中東まで視野にいれながら、これから日米同盟が動くことを考えると、沖縄はいつまで世界の情勢に自らを投げ捨てなければいけないのか。私はこれについてしっかりと対処していきたい。
安倍総理が、二つのことが前に進んでいると私に話しました。
一つは嘉手納以南の(返還の)着実とした進展。もう一つはオスプレイは全国に配備し、少しずつよくなっていますよと話ました。こういう話を聞くと本土の方々はなかなかやるじゃないか、少し前に進んだんだなあと思っていると思います。
しかし、私は総理に申し上げました。総理がおっしゃるように普天間基地が新辺野古基地に移り、そして嘉手納以南が返された場合、一体全体、何%基地が減るんですか。これは、73・8%が73・1%。たったの0・7%しか減らないんですよ、みなさん。
何でかというと、全部県内移設だからです。外に持って行く話ではまったくないんです。これが本土の方々には分かっていない。嘉手納以南をみんな返すぞと、こういうことで分かっていない。
それから、オスプレイ。あれは森本敏元防衛相の5年前の著書の中で沖縄にオスプレイが配備されるだろうと書いてあります。見事に的中しております。そして、その中に何が書いてあったかといいますと、あの新辺野古基地はオスプレイを100機以上もってくるために設計されて、これからすべて、オスプレイが向こうに置かれるんだということが、あの森本さんの著書の中に書いてあるんです。
ですから、今本土で飛んでいるオスプレイは一定程度が過ぎたら、みんな沖縄に戻ってくるんです。これを日本政府の堕落だということを申し上げているんです。
どうか日本の国が独立は神話だと言われないように、安倍総理、頑張ってください。
ウチナーンチュ、ウシエティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしていけない)。
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「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」(録画)
Broadcast live streaming video on Ustream
「止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」ライブ配信
マルチコプター動画 「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」
メッセージボードでアピールしました。「辺野古新基地NO」「屈しない」と掲げ、三唱しました。#henoconow pic.twitter.com/pntkioNRM0
— 琉球新報辺野古問題取材班 (@henokonow) 2015, 5月 17
「セルラースタジアム」なま。外野を解放しても入りきれるのかどうかという人波 pic.twitter.com/pQ76USHuGp
— kanagushiku shigen (@jugemax) 2015, 5月 17
島ぐるみ会議を代表し、平良朝敬氏
「安部総理と翁長知事の会談をみて、原点と歴史認識の違いを感じた。沖縄の基地は銃剣とブルドーザーで接収され、自ら差し出した基地はない」 ( @iwj_okinawa1 5.17沖縄県民大会 http://t.co/IKoxVrKvsX )
— IWJ_okinawa1 (@IWJ_okinawa1) 2015, 5月 17
島ぐるみ会議共同代表 平良朝敬氏
5.17 #県民大会
#沖縄 #辺野古 #henoko #IWJ_okinawa pic.twitter.com/yE2Ut0QOsi
— IWJ_okinawa1 (@IWJ_okinawa1) 2015, 5月 17
辺野古基金共同代表の呉屋守將さんが辺野古基金に二億円以上集まり、うち七割が本土からと報告。「オール沖縄からオール日本の闘いになっている」と強調し、「ありがとうございました」と謝辞を述べました。#henoconow pic.twitter.com/ef139MmPEP
— 琉球新報辺野古問題取材班 (@henokonow) 2015, 5月 17
稲嶺進名護市長。会場から大きな拍手。 ( @iwj_okinawa1 5.17沖縄県民大会 http://t.co/IKoxVrKvsX )
— IWJ_okinawa1 (@IWJ_okinawa1) 2015, 5月 17
ヘリ基地反対協 安次富浩代表
「これだけのスタジアムに万余の方が集まったこと、現場のものとして御礼申し上げます。今日で4046日。去年ゲート前資材阻止の闘いを始めて315日」 ( @iwj_okinawa1 5.17沖縄県民大会 http://t.co/IKoxVrKvsX )
— IWJ_okinawa1 (@IWJ_okinawa1) 2015, 5月 17
スタジアムに号外が出ています。座れない人が通路まで溢れ、入れな人が外で聞いています。 ( @iwj_okinawa1 5.17沖縄県民大会 http://t.co/IKoxVrKvsX )
— IWJ_okinawa1 (@IWJ_okinawa1) 2015, 5月 17
沖縄国際大学四年生「私は常に基地と隣り合わせの大学生活を送っています。毎日キャンパスからオスプレイを見て、墜落したらどうしようと思っています。静かな大学生活を送りたいです。しかし、名護市に基地を押し付けることは、真の解決にはなりません。」
— 島ぐるみ会議 (@shimagurumi) 2015, 5月 17
「日本政府はアメリカに寄り添い、沖縄を無視し、沖縄に負担を押し付けてきました。こんな日本政府のやり方は民主主義といえません。この沖縄の青い空、青い海は、アメリカ政府のものでも、日本政府のものでも、アベ首相のものでもありません」
— 島ぐるみ会議 (@shimagurumi) 2015, 5月 17
鳥越氏「もし沖縄戦がなかったら、米軍は九州上陸をしていたと思います。米軍が九州上陸作戦を決行していたら、私は今ここにはいないでしょう。私はずっと沖縄の犠牲の上で、今があることを申し訳ないと思っておりました。辺野古の基地は作らせないという国民の意思を示しましょう」
— 島ぐるみ会議 (@shimagurumi) 2015, 5月 17
参加者は🔻3万5千人👫👬
5・17県民大会で主催者発表
戦後70年
止めよう辺野古新基地建設‼
沖縄県民大会
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参加人数を3万5千人と発表
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琉球新報
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— * peace * (@cyoki) 2015, 5月 17
5.17辺野古阻止県民大会
沖縄2紙 号外 pic.twitter.com/lCj1VdBmKz
— BARA (@BARANEKO) 2015, 5月 17
5.17辺野古阻止沖縄県民大会 採択された決議 pic.twitter.com/c9W5Kbnsun
— BARA (@BARANEKO) 2015, 5月 17
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