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NPT 合意文書の文言巡り日中が応酬[NHK]
5月16日 6時08分
NPT=核拡散防止条約の再検討会議で、合意文書の草案に盛り込まれていた世界の指導者に広島・長崎への訪問を呼びかける文言が中国の働きかけで削除されたことを巡って、日本と中国の代表が応酬を繰り広げました。
NPTの再検討会議の合意文書を巡っては、当初、日本が提案した世界の指導者に広島・長崎への訪問を呼びかける文言が草案に盛り込まれていたものの、中国が「日本が戦争の被害者の立場を強調している」などと抗議したことから、草案から削除されました。
これを巡って15日開かれた会合で、日本の佐野利男軍縮大使は、「将来にわたって核軍縮の必要性を伝えるには広島と長崎への訪問は何より有益だ」などと述べ、文言を草案に戻すよう求めました。また、ヨーロッパやアフリカなどの複数の国も、「核兵器の非人道性への理解を広げるうえで必要だ」などとして、日本の立場を支持しました。
これに対して中国の傅聡軍縮大使は、「日本が各国の指導者を招くのは自由だが、中国も参加するNPTの会議が訪問を呼びかけるのは受け入れられない。侵略戦争の事実も認めない日本にわれわれはくみすることはできない」と強く反対しました。
会議では、核軍縮の進め方を巡って核兵器の保有国と非保有国との対立が続いていますが、日中の歴史認識を巡る対立も表面化し、来週の会期末に向けて厳しい交渉が続く見通しです。
合意文書の文言を巡って日本と中国の代表が応酬を繰り広げていることについて、今回の会議が始まった先月、ニューヨークを訪問した被爆者の箕牧智之さんは、「核兵器の怖さは全世界の人が知らないといけないもので、各国の指導者には一度は広島と長崎に来てもらい、原爆被害の悲惨さを学んでほしい。70年たっても核軍縮の議論が進まないことにはいらだちを感じるが、日本政府には粘り強く被爆地の訪問を訴えてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150516/k10010081641000.html
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