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安倍政権のスネ夫外交
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52702927.html
2015年05月15日 在野のアナリスト
北方領土のビザなし交流が、露国側の事情で相次いで中止となっています。勿論、対独戦勝70周年記念式典の安倍首相の欠席も理由としてありますが、さらに安保法制の議論で、あれだけ親米、媚米を宣言すれば、露国が面白かろうはずもありません。冷戦は終結したとはいえ、ふたたび『強いソビエト』を目指すプーチン大統領が、安倍政権と付き合う気を失った、というのが本音でしょう。安部外交がまた一つ、行き詰ったことの証左でもあります。
また産経系のメディアで、北朝鮮とある大物議員が接近している、安倍政権の対北外交を蔑ろにし、拉致被害者の解放を遅らせる、といった論調の記事をみかけました。では安倍外交に任せていたら、拉致問題が解決するのか? 答えは否でしょう。議員が誰か、示されてはいませんが、少なくとも批判すべきはその手法、目的が単なるスタンドプレーで売名なのか? です。外交は、複数ルートをもっておく方が選択肢も広がり、戦術戦略も立てやすいのです。安倍外交以外は認めない、という意味不明の論説を立てて、批判するような話でもありません。
そもそも安倍外交が成功していて、世界から日本が支持されているのなら、なぜ来日する海外要人がほとんどいないのか? 直近ではメルケル独首相しかおらず、しかも日本にクギを刺しにきた印象の強い会談でした。安倍首相が訪れた国々の元首など、答礼としても日本を訪れても良さそうですが、そうでないのは個人的信頼感など、築けていない証拠でもあります。
そんな中、台湾が日本産の食品について産地により輸入制限したことに、安倍官邸が抗議しています。しかし消費者の要求に応えることで信頼を克ち得てきた日本が、相手を高圧的態度によって状況を覆そうとする。その様はまさに米国のようです。日本を米国型の国にする、こんなところにも安倍政権のめざす方向性、他国から嫌われる国になろうとする形が見えてきます。
日本が嫌われる国になる、とするとすぐに中韓を引き合いにだす向きもありますが、以前から指摘しているように中韓は抗日、反日を国の基にしてきたのであって、国が大きく転換するのでない限り、この態度は変わらないのであって引き合いにすべきものでもありません。それ以外のアジア、中東、アフリカ、オセアニア、南米などの国々とどう付き合っていくか? 今回のように米国流でいけば、ますます安倍政権への懐疑的な目が向けられることでしょう。
中韓が国を転換しない限り、反日の態度を改めないのと異なり、日本は国を転換して反中、反韓になろうとしている。しかもそればかりか、他の国々にも「強さ」と誤解した形で「傲慢さ」を押し付けようとする国になろうとしている。米国ほどの実力もないのに、威張り散らす国、それが安倍外交における日本です。以前も指摘していますが、まさにスネ夫外交と言えるのでしょう。ジャイアンが「お前のものはオレのもの」と、他国から奪っていくのを傍らで笑ってみている。むしろジャイアンに祝福の言葉を投げかける。そんな安倍外交では、今後も外交関係に行き詰るのは確実であり、だからこそ自衛隊を軍にして海外で殴る拳にしたい、というのが今の安倍政権の方向性、ということがうかがえるのでしょうね。
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