http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/769.html
Tweet |
古賀茂明「古舘さんに恨みはない」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150514-00000005-sasahi-soci
週刊朝日 2015年5月22日号より抜粋
「承服できません」。古舘伊知郎キャスターが血相を変えた古賀茂明氏の“報道ステーション降板事件”。「政府の圧力」発言は自民党による事情聴取に発展、議論を呼んでいる。本誌連載で安倍政権への疑問を書きつづける作家の室井佑月氏が、その真相について斬り込んだ。
* * *
古賀:「報ステ」はある意味、数少ない政権批判もちゃんとしてた番組で、信じたんだけど、ここで変わっちゃいますよと言いたい。今までいい番組ができていたのは、プロデューサーが社内で闘いながらめちゃくちゃ頑張っていたんです。テレビ局政治部らが何をやってるかっていうと、「紙(資料)くれ」です。政治家、官僚にもらった紙をそのままパソコンで打ち直し、記事を出す。(元財務官僚の)高橋洋一はヤギって呼んでたね。ヤギ記者。いつも政治家、官僚に気を使い、「報ステ」でこんな放送されたら政治部がもう取材できなくなるから、ここは削ってくれとか言ってくるわけね。それをはねのけながら毎日、「報ステ」を作っていたからニュースの質が非常に高かった。でも、騒動後、その質は落ち、古舘さんのコメントも逃げが多くなった。
室井:でもさ、あんまり古舘さんを責めたらダメじゃない? 私は古賀さんを応援しているけど、この騒動で古舘さんと古賀さんのケンカになっちゃうのがすごく嫌なの。古舘さんだってある程度までは頑張ったじゃん。今まで古賀さんを応援してくれていた人たちを攻めて、敵になってしまうのは悲しくない? それは間違いだと思う。
古賀:古舘さんは基本的には、被害者の側にいるんです。一連の圧力を受けている中での、同じ被害者仲間なんですよ。
室井:中間管理職だもの。
古賀:ずっとみんなで一緒に戦ってきたつもりだった。僕が1月23日の放送で最初に「アイアムノットアベ」と言った後も、古舘さんとは全然、ケンカもしてないし、仲良しだった。
室井:「もっと言え」くらい思ってたかも。
古賀:「もっと言え」までは言わなかったけど、でも「いいこと言ってくれましたね」と反省会でも言ってくれるわけですよ。
室井:でも、古舘さんってすごい大きな看板で、彼はその下の人たちのことも考えて仕事をしないといけないでしょう。
古賀:それは古舘さんが僕によく言っていた。「お金も稼いだし、ここまできたら怖いものないだろう、と思われます。だから思い切りやっちゃえ、という自分もいるけれども、そこにぶらさがっている大勢のスタッフのことを考えると、仕事がなくなってみんなが露頭に迷ったら、なんて無責任なやつだっていうことになっちゃうんです」とね。
室井:私にも子供と年老いた親がいるから、それはちょっとわかる。
古賀:僕が「官邸から圧力が来ていた」と言った時、不規則発言だから古舘さんは困るわけですよ。それは申し訳ないなと思った。あの時、コマーシャルの途中で言ったんです。「勘違いしないでください。僕は古舘さんのことを攻撃しているんじゃない」と。一緒に戦ってきた者同士だから、最後に僕が言いたいことを言わせてほしかった。とがめないくらいで終わらせてくれればよかったのに……。攻撃されたので、反撃せざるを得なくなったんです。
室井:古舘さんが「承服できません」とただ単に言うんじゃなくて、ただただ唖然としてみるのもありだったかなって思う。「それは言ってはいけないことなんです」とかポロッと言ってもよかったんじゃないかなと(笑)。私はね、古舘さんと古賀さんはいずれ、共闘できる時が来ると思うよ。
古賀:そうなったら良いけどね。僕もね、古舘さんに対して恨みとかは全くない。ただ、テレ朝の「報ステ」関係者処分にはびっくり。
(構成 本誌・山岡三恵、牧野めぐみ)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。