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「小泉進次郎 Official Site」より
小泉進次郎が「フライデー」に激怒して講談社を土下座させた!? 作家に依頼して圧力も
http://lite-ra.com/2015/05/post-1092.html
2015.05.13. リテラ
報道への圧力と言えば安倍首相の専売特許のはずだが、最近、意外な政治家がメディアを恫喝して記事を潰したという情報が流れている。その政治家とは、「将来の総裁候補」として国民的人気を誇る小泉進次郎だ。
進次郎と言えば、さわやかなイメージが強く、メディアに対して恫喝をかけるというような話は聞いたことがないが、調べてみると、複数から同じような話がもれ伝わってきた。
「進次郎が『フライデー』の記事に激怒して、講談社の上層部に圧力をかけたようですね。しかも、作家を動かすなどかなり姑息な手を使ったらしい」(週刊誌関係者)
関係者によるとそもそも、問題になったのは「フライデー」(講談社)4月17日号に掲載された記事だったという。確かに同号には「徹底解剖『原発を止める男』 小泉進次郎の“血脈”“決意”“戦略”」と題された4頁の特集記事が掲載されている。しかし、その内容はと言えば進次郎の生い立ちを丹念に追った“進次郎研究”といったものだ。
「政治家・進次郎は、その知名度のわりに人物像が知られていない。進次郎は小学校から大学まで関東学院で過ごした野球少年で、高校時代は神奈川大会ベスト8まで進んだ」
記事はこのように進次郎の経歴を紹介していく。関東学院大学卒業後はコロンビア大学大学院に留学し、その後は米国のシンクタンクに勤務したこと。帰国後は父・純一郎の私設秘書を経て28歳に初当選し次世代のリーダー候補と注目を浴びている、などなど。
しかしいずれも既に知られた情報であり、知られざる過去や、特に問題になるような記述は見当たらない。むしろ進次郎をヨイショする美談やコメントが数多く掲載されている。例えば今年1月に自民党本部で行われた裏方職員だけの新年会に進次郎がフラリと姿をあらわしたことをこう持ち上げる。
「『いつもお世話になっています』と丁寧に挨拶していったのには驚きました。秘書が代理で挨拶に来るケースはありますが、議員が来るのは稀です」
「あそこまでやれる二世議員は見たことがない」
さらに福島県の「ふたば未来学園」は進次郎が構想段階から主導的に関わったことや、今年度からスタートする国家公務員などの優秀な人材を各自治体に副市長として派遣する制度も進次郎の発案だということ、さらには安倍首相も進次郎に一目置き「やりたいようにやらせておけばいい。下手に政局に口出しされたら、世論はぜんぶ進次郎に持っていかれる」ともらしたとのエピソードまで掲載されているのだ。
そのトーンは進次郎の“ヨイショ記事”といった体裁で、政治資金問題などのスキャンダルや不祥事を取り上げたものではない。では一体何が問題なのか。
確かにそれらしい記述もあるにはある。それは女性との関係だ。記事では進次郎がプライベートにおいて徹底して秘密主義で、会うのは政界とはかかわりのない文化人ばかりとしてこう続ける。
「そういった会合を通じてハーフの美人ヘアメイクアップアーティストと親しくなり、シティホテルや赤坂の議員宿舎で密会したという情報もある」
だが「フライデー」は決定的な密会現場をキャッチしたわけではなく、また進次郎の女性関係は、これまでもメディアで度々触れられてきたことだ。この程度の記事でメディアに圧力を掛けるとはちょっと信じがたい。だが講談社の関係者はこう証言する。
「実は『フライデー』の進次郎記事は、今回1回だけのものではなく、今後も連載という形で掲載する予定だったようです。しかも2回目以降は進次郎個人だけではなく“小泉家”全体、父・純一郎やその姉で小泉家の女帝と言われる信子との関係をクローズアップするものだった。また、“血脈”にスポットを当てることは、小泉家のタブーと言われる信子だけでなく、進次郎の実母をもクローズアップされる可能性が高い。進次郎サイドはそのことに敏感になったようです」
既に掲載された記事ではなく、むしろ次号以降の記事を阻止したということらしい。
「実は進次郎は自分のブランディングにすごくこだわっている人で、メディアの出方もすごく戦略的だし、些細な記事にも神経を尖らせている。ただ、逆に過剰な抗議は好感度を下げるというのもよくわかっていて、あまり表立った動きはしないはずなんですが……」(政界関係者)
実際、今回も圧力は表立ったものではなかった。この一件は月刊情報誌「選択」(選択出版)5月号でも触れられているのだが、同誌によると、進次郎サイドは講談社への圧力に大物作家を動かしていたらしい。
「記事を見た小泉事務所が、知り合いの作家・伊集院静氏を通じて講談社に不快感を申し入れた」(同記事より)
出版社にとって有名作家はタブー的存在だ。自ら手を汚すことなく作家を通じて圧力をかけるとは、進次郎は意外と姑息だと驚くが、しかし記事がストップした理由はそれだけではなかったという。
実は、同記事によると、講談社は近く進次郎の単行本を出版する予定だったらしい。進次郎の著書となれば、大きな話題になることは確実で、売れ行きも見込める。そのためか、講談社で進次郎からの抗議は大問題となり、すぐに編集部にこれ以上の取材の中止が伝えられ、記事はストップになったという。
「書籍担当者の渡瀬昌彦取締役や、鈴木章一第一編集局長が泡を食って編集部にストップをかけたようだ」(同)
一説によると2人が土下座せんばかりに、進次郎サイドに謝罪したという情報も出回っているが、いずれにしても、将来の首相候補と言える政治家に対して全面降伏し、自社の利益となる本の出版を優先したということだろう。
またしてもメディアの弱腰が露呈した形だが、しかし、やはりがっかりしたのはこの程度の報道に圧力をかけた進次郎に対してだ。所詮は言論の自由を制限することしか考えていない自民党の所属、安倍首相と同じ穴の狢だったということなのだろうか。
(編集部)
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