http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/693.html
Tweet |
自民のテレビ局聴取「まず局自身に検証機会を」 BPO新理事長・浜田純一氏
http://www.sankei.com/politics/news/150512/plt1505120008-n1.html
放送倫理・番組向上機構(BPO)の新理事長に4月、元東大総長の浜田純一氏(65)が就任した。自民党がNHKやテレビ朝日に報道番組の内容を聴取し、各局に波紋が広がるなか、浜田理事長は産経新聞の取材に「(聴取する前に)放送局の対応を見極めてほしかった」と述べ、政党に慎重な対応を求めた。
自民党の情報通信戦略調査会は4月17日、NHKとテレビ朝日の幹部に説明を求め、民主党の部門会議もこれに先立つ同15日、NHKに事情を聴いた。これに対し、他局からは「圧力との懸念を持たれかねない」(日本テレビの大久保好男社長)といった声が上がっている。
浜田理事長は報道番組で問題が相次いでいることについて、「放送の自由を守るためには、放送局が自ら不偏不党を貫き、事実に忠実でなければならない」と指摘。そのうえで、「政党に呼ばれる前に、放送局自身が検証する機会が用意されるべきだ」と強調する。
BPOは、NHKと民放各局が平成15年に設立した第三者機関。放送倫理検証▽放送人権▽青少年−の3委員会が、これまでに100件近い番組や制作体制の問題点を指摘し、放送局の自主的な取り組みを後押ししてきた。
自民党が2局を聴取した際には、BPOのあり方を疑問視する意見も出たが、浜田理事長は「BPOは一定の実績を上げてきた。放送局が自ら問題を解決する現在の仕組みを大事にすることが必要だ」と語る。
問題を指摘されたテレビ局からは時に「(BPOの意見は)厳し過ぎる」との声も上がり、BPOが視聴者とテレビ局との間で板挟みになることは多い。ただ、浜田理事長は「視聴者と放送局、双方の意見と真摯(しんし)に向き合うことで、社会や放送文化が成熟していく」と歓迎。テレビ局側も「BPOの審議対象になると、資料提出などで労力を使う。それも一つの抑止力。BPOは十分に機能している」(フジテレビの亀山千広社長)と述べるなどBPOへの理解は浸透しているようだ。
浜田理事長は近年、視聴者の番組に対する倫理意識の高まりを感じるという。「放送局の『お目付け役』や『裁判所』としての役割が期待されることが多いが、それだけでなく、議論の中身やプロセスを知ってもらうことも重要だ」と語り、「(一連の番組の問題などで)話題になっているときは、逆にBPOを知ってもらう良いチャンス」と力を込めた。(三品貴志)
[産経ニュース 2015/5/12]
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。