http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/671.html
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メルケル首相と安倍首相のかくも大きな器量の違い
http://new-party-9.net/archives/1350
2015年5月12日 天木直人のブログ
一国の指導者として、ここまで器量が違うものか。
メルケル独首相とロシア訪問のニュースを聞いて思った。
過去の歴史認識の違いの事を言っているのではない。
対ロシア外交の戦略の差について言っているのだ。
きょう5月11日の各紙が一斉に報じていた。
メルケル独首相が訪ロしてプーチン大統領と会談したという。
ウクライナ問題について話し合ったという。
その事を報じる記事の中で私が注目したのは次のくだりだ。
すなわちメルケル首相はロシアが開いた戦勝70周年記念式典には先 進7か国(G−7)首脳と共に欠席したが、一日ずらしてモスクワを訪れ、露兵士の墓に献花し、プーチン大統領と会って首脳会談を行ったというのだ。
この手があったのだ。
なぜ安倍首相はこの手に気づかなかったのか。
あれほどプーチン大統領との関係を重視してきたはずなのに。
本来はこれこそが安倍首相が行うべき外交だったのだ。
メルケル首相は語ったと言う。
「ロシアとの意見の相違は深いが、戦没者を共に追悼することは重要だ」と。
米国もドイツ国民も、この言葉に反対できるものはいないだろう。
プーチン大統領はさぞかし喜んだだろう。
安倍首相も少しはメルケル首相にならって気の利いた外交をしてみろと言いたくなる見事なメルケル首相の外交である(了)
◇
独首相 増す存在感 「加害国の自覚」G7で唯一訪ロ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015051102000130.html
2015年5月11日 東京新聞
10日、モスクワの「無名戦士の墓」に献花するドイツのメルケル首相(手前)とロシアのプーチン大統領=ロイター・共同
【モスクワ=宮本隆彦】ドイツのメルケル首相は十日、モスクワを訪問し、第二次世界大戦で戦死した旧ソ連軍兵士の遺骨を埋葬した「無名戦士の墓」に献花した。プーチン大統領との共同記者会見では「クリミア併合は欧州の平和的な秩序への脅威だ」とくぎを刺すのも忘れなかった。
ウクライナでのロシアの行動を認めない立場から、ロシアが前日開いた対独戦勝七十周年記念式典は先進七カ国(G7)首脳とともに欠席したが、翌日の訪問で旧ソ連に大きな犠牲を強いた加害国の自覚を示した。巧みなバランス感覚を発揮するメルケル氏は、ギリシャ債務問題やウクライナ情勢など欧州で「危機」が起きるたびに影響力を強めている。
メルケル氏はプーチン氏とクレムリン脇にある無名戦士の墓に献花し、首脳会談と共同記者会見をこなした。結果としてロシア国民が国際情勢への関心を高めるこの時期にプーチン氏と会談した唯一のG7首脳となり、存在感を示した。
二日に発表したビデオ映像では、ウクライナ危機をめぐり「ロシアと意見は大きく異なるが、ドイツの責任で亡くなった何百万もの人たちを追悼することは重要」と訪問の必要性を強調。「政治的に重要な妥協を見いだした」(政治学者アレクサンダー・ラール氏)などと評価されている。
メルケル氏は旧東独出身でロシア語が堪能。プーチン氏とは通訳なしで会話ができるとされる。二〇一四年二月以降のウクライナ危機では電話協議を含めてプーチン氏と頻繁に会談し、孤立するロシアと欧米とのパイプ役になっている。
◇
独首相がロシア訪問、「無名戦士の墓」に献花
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2489091.html
ドイツのメルケル首相は10日、ロシアの首都モスクワを訪問し、プーチン大統領とともに、第二次世界大戦で犠牲となった旧ソ連軍の兵士の慰霊碑を訪問しました。
メルケル首相はプーチン大統領とともに、第二次世界大戦で犠牲となった旧ソ連軍の兵士を追悼する「無名戦士の墓」に献花を行いました。
モスクワでは前日、対ドイツ戦勝70周年の記念式典が行われ、中国の習近平国家主席らが出席しましたが、ウクライナ危機によるロシアと欧米との対立を背景に、ドイツを含めたG7各国首脳は軒並み出席を見合わせました。
一方で、メルケル首相は1日訪問をずらし、戦争当事国としての責任を果たした形ですが、ロシアとの関係をつなぎとめておきたいとの狙いもあります。(11日00:07)
◇
ロ独首脳会談、ウクライナ問題 交渉による解決目指す
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2489164.html
ロシアのプーチン大統領とドイツのメルケル首相が10日、モスクワで会談し、ウクライナ問題について、交渉による政治的解決を引き続き目指すことで一致しました。
「ウクライナ問題は、(和平プロセスを定めた)ミンスク合意を順守させること以外に解決方法はない」(ロシア プーチン大統領)
ウクライナ東部では停戦合意後も散発的な戦闘が続いていて、メルケル首相も「非常に困難な状況ではあるが、和平へのプロセスを定めたミンスク合意に基づき、粘り強く交渉を続けていくしかない」と述べました。
モスクワでは前日、戦勝70周年の記念式典が行われましたが、ウクライナ危機を背景にG7各国首脳は軒並み欠席、メルケル首相は1日ずらしての訪問となりました。
一方、会見でメルケル首相は、「クリミア編入は国際法違反」との考えを改めて表明するなど、ロシアと欧米との間にできた亀裂は、そう簡単に埋まりそうにありません。(11日01:52)
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