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ユダヤロビーに頼った安倍首相の米国議会演説
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2015年5月10日 天木直人のブログ
かつて私は書いた。
安倍首相は米国議会演説の実現をユダヤロビーに頼ったのではないかと。
私がそう考えたのは、4月23日の日経新聞 「経済教室」で、米ジョンズ・ホプキンス大学のケント・カルダー教授が次のように語っていたことを見つけたからだ。
「・・・オランダの『アンネ・フランク』家 の訪問、その後のエルサレム訪問などにより、安倍首相がイスラエルに対し、融和的な姿勢を示したことは非常に賢明なことであった。これらに触発されて米議会は安倍首相に演説の機会を与えるに至った。現駐米イスラエル大使のロン・ダーマー氏自身に米上院共和党スタッフとしての勤務経験があったことや、共和党が外交政策に及ぼすのに熱心なことも影響があった・・・」
要するにユダヤロビーに頼って米国議会演説を実現させたと言っているのだ。
これは凄い暴露発言だ。
しかし、日本の新聞はどこを探してもこの舞台裏を明かすものはなかった。
そう思っていたら、きょう5月10日の読売新聞が見事に書いた。
すなわち、きょうの読売新聞は「訪米舞台裏」という検証記事を掲載している。
その記事は安倍首相の議会演説が如何に周到に準備され、その結果大成功に終わったという提灯記事である。
いまごろになってまだ安倍首相の議会演説を自画自賛する読売新聞を見ていると、まさしくこの安倍首相の演説ですべては終わった、後は安倍政権にとって褒めるところは何も出て来ない事を証明しているようなものだが、私がここで強調したいのは、その事ではない。
安倍首相の米国議会演説が実現に至るまでの経緯を次のように書いたことだ。
すなわち安倍首相は昨年4月のオバマ大統領の 来日直後から自らの訪米計画を練り、米議会における演説をその中核に位置付けて外務省に根回しを指示してきたという。
しかし、良い感触は得られなかったという。
そんな中で1月19日夕、中東訪問中の安倍首相はイスラエルのホテルで米国のジョン・マケイン上院軍事委員長ら上院議員7人に率直にこう頼んだという。
「議会で演説させていただければ光栄です」 と。
この依頼に対してマケイン氏は「是非実現させよう」と快諾したという。
読売新聞のその記事は、興奮気味に次のように 書いている。
政府が公表しなかったこのやりとりこそ、「首相のイスラエル訪問の最大の成果(首相周辺)」だったと。
ここまで安倍首相は頭を下げていたのだ。
日経新聞はどこにもユダヤロビーに頼み込んだという表現は使っていない。
しかし、このマケイン上院議員や、演説開催の決定権を握るベイナー下院議長への安倍側近による更なる働きかけがあった事を考えると、その背景にユダヤロビーの助力があったことは容易に推測できる。
それにしても読売新聞はなぜこのような舞台裏を明かしたのだろう。
今度の訪米と米国議会演説の実現が、安倍首相の政治指導力のたまものだったと自慢したかったとすれば逆効果だ。
これほど私欲にかられた訪米と米国議会演説はない。
それを白状したようなものである(了)
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