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2015-05-07 09:21:15
国会は、本日5月7日から後半戦。この後半戦は、憲法改定の推進、そして集団的自衛権関連の改定法案の成立など、日本の国柄を変えてしまうほどの重要法案が審議されます。
戦後の日本は、平和憲法の下、軍備にはあまりカネをかけずにその分を経済発展に回して復興を遂げる吉田茂首相方式、いわゆる「吉田ドクトリン」で経済的には一応成功してきたといわれています。
ところが近年は、憲法を変え、自衛隊を国防軍として正式に認知し、戦争ができる「普通の国」にしようという方向が強まっています。
とりわけ、安倍晋三という男をトップとする、かなり強力な勢力が、憲法改定を執拗に画策し、いよいよ今国会から具体的に動き出すのです。
戦後70年。安倍晋三氏は、「未来志向の安倍談話を出したい」と繰り返し強調しています。彼はこれまでも、「強い日本を取り戻す」「美しい日本を取り戻す」と言ってきました。
その中身は、ひと言で言えば、「明治憲法下のニッポン」、「帝国軍隊を持つニッポン」を連想させるものです。天皇をトップとするエリートが国を統(す)べる「上からの支配」構造です。
現在の憲法に規定された「主権在民」という考え方は、エリート集団にはとても受け入れられない。もっといえば、「民主主義」も邪魔なのです。さらに「平和主義」も目障り。
エリート集団が望む国家体制は、「オレたちがやるから、庶民は黙ってついて来い」という“強いニッポン”です。トップ・エリートの腹のなかには、「機会があれば、わが国も核武装を」が潜んでいるともいえます。「核大国としていずれ列強の仲間入りする」があるはずなのです。
なんたる時代錯誤。困ったエリートさんたちです。私たちが困っていても、エリートさんたちは容赦なく“前進”します。「下からの民主主義国」を次第に変質させ、「上からの官僚主義国」へ“前進”するのです。すでにもう相当“前進”しています。今でも日本は強い官僚主導社会になっています。というより、明治憲法下の日本から、官僚支配の国家体制はほとんど変わらずにきているともいえます。
マッカーサー民主主義は、しょせん借り物に過ぎなかった。最近の低投票率がそれを如実に示しています。直近の国政選挙では、とくに20歳代前半の若者の投票率は30%を切っています。投票所に足を運ばなければ自分が損をするだけですが、投票にも行かない。
そんな日本が目指すべき姿は、改めて「国連中心主義の再評価」から始める必要がるのではないでしょうか。日本が音頭をとって、国連の機能活性化へ粘り強く世界を説得したいものです。世界の中には、国連中心主義に賛意を示す国が少なくないはずです。国連の圧倒的多数の力によって、拒否権を持つ5大国のわがままを封じ、平和な世界へ一歩ずつ着実に前進する。民生を向上させ、生活の安定を図る。この歩みを進める以外、21世紀を意味のある世紀にする道はないはずです。「国連中心主義」を日本の新しいドクトリンにしましょう。
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