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「小さく産んで大きく育てる」発想がすべての安倍政権
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2015-05-06 そりゃおかしいぜ第三章
塩崎厚労大臣が、「ぐっと我慢していただいて、とりあえずは通す」として残業ゼロ法案を、先月24日の経営者たちの集まりで発言している。対象者が少なすぎるという、経団連などの苦情への回答である。まずは1千万以上貰っている人を対象にするとして、とりあえず通すということにご理解を戴きたいと思いますと発言している。
つまり「小さく産んで、大きく育てる」と発想を代えていただきたいとのことである。これは最近のことではない。痛くないよと言いながら、子どもに注射するのと同様に、何でもありませんと最初に言う、騙しの手法である
国歌・国旗法は強制することはなく国が決めるだけのことですよと説明をしていたが、国歌を歌わなかったり起立しなかった公務員が次々と懲罰されたり解雇されている。国立大学に対して、安倍政権は強制する動きを見せている。最初から大きな話をすれば通らなかった。小さく産んだものが大きく育っているのである。
消費税初導入の時には、3%以上にはしませんと言っていたがドンドンあげることになっている。しかも、社会保障や財政規律を盾にしていたが、とりあえず通してしまえば、約束や前提条件などは気に留めることなく、ドンドンあげることになる。
憲法改正も同じである。環境法や非常事態時の対応でまず憲法に手を付けて、戦争法案を通して九条をなくそうというのである。環境法や非常事態などは一般法で十分であり、憲法で扱う問題ではない。小さく産んで大きく育てる腹づもりである。
集団的自衛権も同じである。怒りもしないような事例を漫画にしての説明である。無防備の女性や子供を引き合いに出して、情感に訴えるような事例を戯画化しての空論でる。ネ、大変でしょ。ということである。小さく産んで大きく育てる典型である。
アメリカの後方支援とか言っていたが、いつの間にやら同盟国になったり、日本の周辺や極東に限られた話が、いつの間にやら世界中どこにでも広がっている。集団的自衛権行使容認は、小さくんで大きく育てることになる。
制度や法令を「小さく産んで、大きく育てる」とは、国民騙しのテクニックである。最初から大きくすることが目的である。大きくなったことが法の真の目的なのである。安倍政権にはこうした、騙しのテクニックがあふれかえっている。
消費税、原発再稼働、特定秘密保護法案、国家安全保障局、普天間基地の移転、TPP参入、農家取得倍増、地方創生、アベノミクス、みーーんなみな、本音は隠して最初は小さな話や騙しを前にだして、大きく育てるのである。
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